本日のお品書き~目玉焼き~


 得意料理?そうね目玉焼きかしら


 目玉焼き。それを初めて見たのは家の食卓でもなく、レストランでもなかった。見たのは食堂車。目の前の白い皿に、目玉が二つ ....
春雷か駅弁売りは走り出し さよならと手を振るあなたと花筏 昼間から野焼きの空に将星隕つ まつすぐに 空を断つなり はつ燕

遅れても ええよとめくる 梅暦

まだ上手く ないのとすねる 水仙歌

ひばかりの 道に迷いし草だまり

色知れど わすれ去られし 蕗ノ薹(ふきのと ....
闇夜映え 桜小径にぬくい風 自由律?
イエ〜スッ!
むろん山頭火さんの句に惹かれて。
ただの、マネ?
NOよ。
心からの、オマージュ!
その、第三の弾ッ!



今朝は風の音で起きた

国道のガー ....
春風にこのヤケの空もってかせたい

脳の湖底へ春がするん

手枕痺れていてもその儘の骨肉

穴が無くとも穴と化す{ルビ貘=ばく}の空

おんがくにすくわれたるたましひよももとせの君君君 ....
本日のお品書き~煮凝り~


 煮凝りや一途は愚かさにあらず


 それをどこで覚えたのか、いつ知ったのか、それが真実かどうかはわからないが、魚の料理法は「一焼き、二生(刺身)、三蒸し、四 ....
本日のデザート~楊梅(ヤマモモ)~


  楊梅やあまりにあしのはやき過去


 いつもの道を歩いていると、足元に楊梅の紅い実が落ちている。歩みを止めて見上げる。街路樹として使われることが ....
本日のお品書き~サルベージ~


 脛にキズある肉も煮込みけり


 京都駅前に「へんこつ」なる店があって、名物が「サルベージ」。サルベージとは何かというと「大鍋のなべ底を浚ったもの」とい ....
本日のお品書き~パスタ~


 食ひにゆく西洋うどんを空駆けて

 日本のパスタの夜明けは1984年である。それまではスパゲティといえば、ふにゃふにゃのナポリタン。ママーの茹でパスタにケチャ ....
本日のお品書き~ブリ大根~


 出世していま煮られをるブリ大根


 今冬はいつになく寒ブリが豊漁だったとか。そういえば昨年の秋、鮭網にブリが大量に入って、鮭が全く取れないと嘆いていたの ....
本日のお品書き~サザエ~


 壺焼きの落し蓋さへある手柄


 なぜだろう、いまサザエが爆安だ。逗子のスーパー「スズキヤ」で、小ぶりだが六個で五百円台。一個百円しない。まさか養殖したりは ....
本日のお品書き~きのこ飯~


 一膳に一山香る茸飯


 松茸飯を最後に食べたのはいつのことだったのだろうか。まったく思いだせない。鰻重を最後に食べたのはいつのことだったのだろうか。これ ....
咲き薫れ
花よ嵐と
咲き誇れ
本日のお品書き~鮎~


よく見れば鮎のつくづく京唄子


 最近スーパーなんぞで求める鮎はどれもこれも太りすぎで、脂もいやらしく、焼いていると炎とともに油煙のような煙があがり「お前 ....
本日のお品書き~チーズ&クラッカー


 食堂車の白きクロスや夏の旅



本州の西の端の町に住む人にとって、長距離列車は都会の空気を乗せてやってくる「文化」だった。特に食堂車は田舎の ....
本日のお品書き~天婦羅~


 天婦羅は衣を揚げよ鯊に塩


天婦羅は油料理などと、見た目に騙されている御仁が全国津々浦々にいるようだが。蒸し料理なんですな、実に、これが。衣は油をネタに触 ....
弥生近し忘るなとばかり揺れ来たる 本日のお品書き~チャンポン~


 チャンポンの具に秩序失せ世の乱れ


いまはもう思い出でしかないが、下関という町は食い物のうまいところだった。その背景には永く大陸への玄関口だったことが ....
本日のお品書き~マグロのづけ丼~


  ピカソの鮃のごと中落ちの骨残る


 逗子の駅前にスズキヤという食品スーパーがあり、ものがいい。実にいい。その分高い。特に魚は群を抜いて鮮度がよく ....
酔醒めて軒端に匂ふ春の風 本日のお品書き~おでん~


 まっすぐに串逆立てて関東煮

昭和三十年代に地方の子どもだった男子(とくに大阪から西)が、放課後に直行するのは春夏であれば駄菓子屋。五円のみかん水というガジ ....
~本日のお品書き 河豚さし~


  とほたふみてふ虚実皮膜や河豚の皮


たっぷりの氷水を用意して、虎フグの皮を湯引く。
背中の黒い部分は二十秒。とうとおみは十秒。すぐさま氷水に入れ十 ....
「ざわざわ」と潮風の音 髙い空。 ~本日のお品書き『海鼠』~



 関東は青関西は赤海鼠

「もうそれくらいにしていただけませんか」
店主が柔和な顔で怒っている。
ここは京都北白川「ん」。学生時代に通いつめたおでんの ....
鬼は内しばし歓談{ルビ節分会=せつぶんえ}

福は外外とは誰ぞの家かもと

月兎{ルビ杵=きね}に仰け反る良夜かな

{ルビ聚=あつ}めたる月光きざす魚市場

春一番吹いて耳朶やはらか ....
うちの仔は地球生まれや冬うらら


オリオンの夢を見てるか猫眠る
梅が香や流るる水に影一つ
俳句
タイトル 投稿者 Point 日付
料理で俳句⑯目玉焼きSDGs121/4/16 10:17
駅弁といえば、えび千両ちらし足立らどみ221/4/13 3:02
花筏221/4/12 8:13
アサヒと麒麟と貴方/とある日常を送るこのちっぽけな日々のなか ...321/4/6 6:09
安曇野春句妻咲邦香321/4/3 0:28
闇夜足立らどみ2*21/4/1 6:28
それなら、山頭火になれない自分を書く秋葉竹221/3/27 12:23
21年春・自由律俳句道草次郎421/3/25 16:44
料理で俳句⑮煮凝りSDGs121/3/3 9:40
料理で俳句⑭楊梅(ヤマモモ)221/3/2 14:29
料理で俳句⑬サルベージ121/3/1 14:48
料理で俳句⑫パスタ121/2/25 9:39
料理で俳句⑪ブリ大根221/2/23 9:02
料理で俳句⑩サザエ221/2/22 8:49
料理で俳句⑨きのこ飯121/2/21 8:49
無題渡辺亘021/2/20 17:23
料理で俳句⑧鮎SDGs221/2/19 11:52
料理で俳句⑦チーズ&クラッカー221/2/18 11:52
料理で俳句⑥天婦羅1*21/2/16 17:29
弥生近し忘るなとばかり揺れ来る酔横121/2/14 10:23
料理で俳句⑤チャンポンSDGs221/2/13 21:03
料理で俳句④鮪のづけ丼321/2/12 15:20
酔醒めて軒端に匂ふ春の風酔横121/2/11 20:29
料理で俳句③おでんSDGs321/2/11 10:15
料理で俳句②河豚1*21/2/9 16:34
つまらん刻足立らどみ221/2/9 5:29
料理で俳句①海鼠SDGs121/2/7 10:47
立春歓談道草次郎1*21/2/4 0:44
屋根のしたの猫もっぷ221/2/1 19:44
微吟酔横121/1/30 22:53

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【俳句】季語を含む17音律「5.7.5」の俳句と、その形式を崩した自由律俳句、無季俳句などの俳句作品のみ受け付けます。俳句批評は散文のカテゴリへ。
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