未有花

風ひとつ
赤い首輪の放浪者
立ち止まって後ろを振り返るのは
淋しさを断ち切るため

お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ
風は追い風 君の味方さ
淋しくなんかはないはず

お行きよ お行きよ
前にあるのは未知の旅
いろんなことが待っている
どうしたの 怖いのかい
君の瞳が首を振る
・・・鎖を引きずるのが疲れただけさ

風の言葉は君の心
お行きよ お行きよ
赤い首輪の旅人よ・・・


自由詩Copyright 未有花 2006-10-18 10:16:44
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