サルビア
未有花

ねえ 窓を開けて
ねえ ちょっと見るだけでいいの
まるでそれは火の海よ
燃え盛る炎の中で
私が立っているのが見えるでしょう

ねえ 目をそらさないで
ねえ まっすぐに私をみつめて
想いを焦がす火の花よ
燃え盛る炎はいつも
あなたひとりを想っているからなの

あなたが好きよ
あなたが好きよ
焼け付くような瞳で
みつめているのは サルビア

ねえ あなたの瞳には
ねえ 私は映らないのかしら
まるで心は火の海よ
燃え盛る炎にまかれ
愛は火傷負うほど熱くなるのよ

あなたが好きよ
あなたが好きよ
焦がれて灰になるまで
想いを燃やすの サルビア


自由詩 サルビア Copyright 未有花 2006-10-16 10:06:22
notebook Home 戻る  過去 未来
この文書は以下の文書グループに登録されています。
花図鑑