散歩うた
毎日は似ているようで違う日々人も変われば立場もかわる
速すぎる子らの足どり尋ねれば実験室を飛び越えて
慟哭はすまいと誓ったあの日より甲殻類の共食い始まり
気がつけ ....
○「雨にも負けず」
雨にも負けず
風にも負けず
雪にも夏の暑さにも負けぬ
丈夫な体を持ち
欲はなく
決して怒らず
いつも静かに笑っている
一日に玄米四合と
味噌と少しの野菜を食べ
....
AI、愛を語る
人は弱いから突き詰めてしまい諦めてしまいそれでも最後の最後に手を差し伸べてくれるのがなにかでその後の進むべき道が決まってしまう。芸術の道を行くのかテラ(地球)の守り手になるの ....
五月は淋しい月
新緑の匂いに惑わされながらも
それらと一つになることのないジレンマ
暑くなり始めた気候に
責め立てられているような気分
五月蝿い虫どもがまとわりつく
ありえない煩わしさ
....
感情に災いされぬ純粋理性を
AIに見つける
人間に相談すると
どんなに理性的な人に見えても
もう引っ張り合いが始まっている
我に従え、さもなくば
であるように思われる
で、A ....
傷だらけの闘いを
われわれは闘いつづけて来た
時代のすみっこで
うす暗いひとけの少ない鄙びた路地裏で
傷だらけの闘いを
われわれは闘いつづけて来た
『 ....
わたしが 一通り
手軽な
エクスタシーを
終えたあと
急に腹がへったので
回転寿司屋で真剣に
レーンと向き合ってみた。
『こりゃ、多様だわ』
とても、 覚えきれない ....
浮かんでは消えてゆく
言葉
ことば
コトバ
まるでシャボン玉みたいに弾けた
意味もなく意味を追いかけた
夢
ゆめ
ユメ
詞に詰めた想い
すべてが幻想みたいに闇に吸い ....
宿業を
背負い生まれた
我彼の身
今生で
結ばれ得ぬる定めなら
来世の邂逅
契る小指の
あかい
いと
過去世しがらむ
曼陀羅迷路
誓ひし花の
幽香たよりに
奥深く
響く音色 ....
どうしようもなかった
そう言われたらそうだ
それでも見殺しだろう
どのように死んだのか
膨らむ想像が胸に重く
良心が掻きむしられる
後ろめたさも心を乱す
忘れていたことも確か
それでも ....
吹く風と
包まれ包む
静かさに
触手伸ばし
響く聲 、
夢幻の現ヲ遡り
浮き立ち在るもの
輪郭ノ確かと
吾(あ)と繋がり
あれまなんぞよ
未だ体験せずと
破顔一笑 、
....
あなたは間違った解釈に人を誘う
人に悪意を向ける
だから善意を持たれない
そのことに気づかない
あなたとは仕事ができない
あなたの講座を受講できない
あなたと時間を共にできない
....
10年前の缶蹴りの決着ついたな
それいつやねん 前もそんなこと言ってただろう
次は硬式野球な これは時間かかるぞー
それ5年前に決着ついてたがな
悪いね、俺は指導係なんだ、こういう ....
細い月は
つややかにしろくひかる
両端はするどく研がれて
夜を切り裂く
しずかに
きれぎれてふってくる
夜の
はぎれ
地上の犬たちは
それらを
おもいおもいに選んで
てんでに ....
しつけではないと思う
彼らの言うしつけとは
虐待だからだ
悟った
他人の話は聞かないほうがいい
特に生き方指南をしてくる奴のは
自分はあまり優しい人間じゃないと思う
自分はあまり積極的な人間じゃないと思う
自分はあまり良い人間じゃないと思う
自分はあまり強い人間じゃないと思う
自分はあまり才能がある人間じゃないと思う
....
これは海の味がするな
どっかしった気がある星座
それともきのう
耳がひとつ、余る。
あまるみひとつ
つきをみにわたる墨で
かすむ おろか あかり
隙から。陽だまりエコー。
ぼたぼた ....
温かな光りのなかで
僕は涙の雨を降らす
柔らかな幻が僕を包むから
差し出された手のひらも
闇に包まれる
もう夢見る刻(とき)は過ぎて
虹色の夢が
微妙な翳を揺らしている
ジ ....
ずり落ちて
キラリと光る
脇の汗
いつでもどんな時でも
文句も言わずに頑張っているヒトがいる
どんなに報われない時でも
自分の信念を信じ、懸命に生きるヒトが ....
○「心臓」
心臓は夜も眠らない
起きて規則正しく動いている
ドクッドクッドクッドクッ┅┅┅
○「長寿」
*僕たちは薬によって生かされている
*僕たちは年金によって生かされている
*僕 ....
神様から見て右
悪魔から見て左
お前から見て上
俺よりも下
想像の斜め上
....
目が ふたつ
鼻が ひとつ
口が ひとつ
とても可愛い。
今までのいつよりも
今日の私はものごころがついていて
今日より明日
明日より明後日
日毎 呼吸が浅くなって
今までのいつよりも
今日の私はものごころがつ ....
君は爪を噛んで下を向く
白い時間が二人の間に流れてゆく
むなしく流れるジャズの調べ
僕は言葉を切り出す勇気も無く君を見つめるけれど
もうボクの事なんか君の瞳にも映らないんだ
明日になれば ....
無口で 少し悪い風で
カスミ草と赤い花の花束をくれた
黙って逆方向の家まで送ってくれた
最初から最後まで
ずっとそう
見た目と心はちがう
この上なく純粋で
....
人間のやることは
間違いだらけ
仕方ないけど
落ち度のあるプログラム
もう何回目
ブルーライトが
瞳を蝕んでいく
影響範囲が広がっても
エラーの原因見つけられない
時間と疲労の蓄積
....
つまらないのは
本当に頭のおかしな奴が
いないからだと思う
昔はほんの一握りだけど
確実にイカれた奴がいたもんだ
俺なんか無理しておかしな振りを
しているだけで
極めて真面目で知的な人間 ....
天空の青 、
輝く新緑に
たるむ肌の
枯れ果てた人
隣に座したる
朝のイートイン、
何というこの落差
「自らに問えば」と
私の内の誰かさん
いったい誰 、
なんだ
朽ちて生 ....
新しいクラスになじめないまま
GWになりました
なんかさ
一軍女子が強すぎるとか
陽キャがウザいとかではないんだけど
なんとなくさ
みんなで楽しく盛り ....
缶の底を
指の腹で
トーン…トン…
と叩いて
屋根に跨る
優しいあまおと…のリズムが
体温の熱い寒いという
中間地点の響きで、 聴こえた。
『きみは、別に、
僕じゃなくても ....
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