絵筆から真黄色の雫が滴った
やがて拡散する
時間は逆流しないゆえに
それもまた水中で濁りになった
色が解けて 色に染まる

ひとひらの仄かな慕情が
ひとときの流れる劣情が
たちまち伝播 ....
文字

何年も
あでもないこでもないと
試行錯誤 繰り返して

全裸で森羅万象について
興味を持ち続けていれば

世界が相手でも耐えられ
赤子のうんこもタラーリ

おいしいワク ....
終末に、荷物はいらない。
僕も、君も、後悔もーー
わずかに残した喜びさえも。

すべてが消え、
漂う自己さえ認識できないその世界で、
すべてが混じって、黒になる。
すぐに泣く

心が弱いからじゃない
それは
繊細なんて言葉でも云いあらわせない

ただ極寒の中でもひとを暖かくできる
やさしい心のせいだと想う


白い笑顔を
一度だけ
み ....
ふるさとの秋の夕暮れは
寂しくて切ない
一人暮らしの老人が
木戸へ出て
通る人を待つ

ふるさとの秋の夕暮れは
寂しくて切ない
散歩で立ち寄った知人に
「明日もまた寄ってね」
と声 ....
仕事をしくじった

あれだけ丁寧にやっていたのに
しくじった
心苦しさが胸を重くする

このオモリを抱えるのは
なかなか無いことなので
自分を観察することにした



当日  ....
この恋に
いのちを賭けても良いのだと
あなたは笑う

紅の薔薇のようなひと

ジプシーの女王様みたいだ
情熱的で奔放で
風と共に生きる流浪の民
安らうことなく憩うことなく
男の腕の ....
温度のフチをずっとなぞっていた
ずっとなぞっていた
融解寸前の檸檬に
掌を差し出して
低音火傷の感触
楽しんだ
液晶

ずっと歌っていた
歌っていた
美しい花をくるんだ
新聞紙に ....
僕らは橋のたもと
寄り添いあって生きてた
仕事辞めたのいつからと
それとなく聞いて
わけもなくわけもなく
まただれか死ぬ
終わりのない
この堕ちた苦界

応仁の乱の頃?
どんなにか温めても

言葉は言葉でしかない

卵とは違う

何も孵らないよ

書ける人はペンと紙を

かけない私はワードを使って

今日も今も温めながら

本当に求めるもの ....
人に棲みつく悪の夜夢の響
同仕様もない重しと成りて
決して過ぎ去らない恐怖
他人の助け最早在り得ず
もうとっくのとうにして
絶望に絶望し諦め切り 

尚も瞑目ノ内に いざや
何とも懐か ....
同じ色になるように塗りつぶしてる
どうして君は笑っているの
みんなと同じという安心に

元の色を忘れてしまった
君はどういう人なの

嵐なのに笑ってる
振り落とされないように
必死に ....
いつか
いつか「人間」が勝利し
凱旋門をくぐるまで
私は闘う
人間を味方として
人間同志と肩を組んで
闇が深ければ深いほど暁は近い
新しい時代には
新しい人間が登場するしかない
「私 ....
良い詩、隅々が瑞々しいよ。
よいしすみずみがみずみずしいよ


躱した私は蚊。
かわしたわたしわか


水もなみなみと、皆水面住み。
みずもなみなみとみなみなもずみ


澄 ....
冷凍食品が売れているらしい
物価高騰のなか
一袋五百円以下の価格が
コスパの良さと感じられるという

外食を考えたら
たしかに安いし
冷凍庫に入れてしまえば
いつまでも保存できるし ....
素敵な言い訳を聴かせてほしい
君を嫌いにならずに済むような

この想いが消えないままでいられるような
素敵な言い訳を聴かせてほしい

最高の幸せを与えてくれたのは君だから
その夜 ....
春子

暖かいピンクの空

君の声は

僕を弾ませる

夏子

熱い銀色の空

君の目は

僕の心に刺さる

秋子

何処までに透き通る空

君の声は

 ....
国語算数理科社会、音楽・図画工作そして体育の方も・そして体育の方も・・・・全部を少しずつでなくていいんです例えば

感じを1週間で10個覚える、それだけでも。
あとはできれば何か一つ、強化とは無 ....
雨の声は小さくて
耳をそばだてた僕をカラスが笑った
どんな時を過ごしたの
小川に溶け
また上昇し降りる
雨の声は
雨音ではない
雨音は
ごま粒のような擦れ音
雨の死骸のすれきれる匂い ....
僕は僕に解けない問題を出して、
髪の毛を掻き毟って、頭を抱えさせる。

たとえばこんな声がする。
「君は誰?」
「どこから来たの?」
「偽物って何?」
「本物はどこにある?」

「君 ....
奥域の意識の最果て
醸し出す
この私である
のなら 、

意識のわたしの中に
入っていけない
から とても苦しい痛い
苦痛なのです、 
何れ
わたしが遺体となるを
見届けながらも ....
窓の開かない部屋で
空調の風

思い立ちこんな真昼に髪だけ洗う
尚更に、心地よくなる

ソーダを切らしていてトマトジュース
神様はいる、改めて 思う

ドライヤーはあと少し乾いてから ....
夜が優しく唄うから
目蓋を縫うように
眠りが訪れる
金の雫
銀風鈴の涼やかな音
木々の聲
いずれも影を纏って沈んでゆく
不確かさは予定調和を破り
Aの調律を繰り返す
斜め60度の逆上 ....
幼さと若さは違う
いつまでも年相応になれない
それが幼さで
若さは時間だ
相対性理論を読んでも
韓国コスメを使っても
若くはなれない
そんなことに気付くのに
半世紀を使ってしまった
 ....
窓の外には
まだ黄緑のイチョウ
西日に照らされて キラキラ光る

その光を受け
陰影をまとい輝く
窓辺に並べられた白い陶器たち

ほとんど目が見えなくても
こんな繊細な作品を生み ....
未来があるのは当たり前じゃない
真剣に考えれば考えるほど
良心に従えば従うほど
不条理に踏みにじられる
自由と思っていることは
実は黒塗りの歴史の延長線上にあって
棍棒で殴り殺された者たち ....
賑やかな一日の終わり お別れと共に北風が吹いた
胸がつかえる寒さが 私に寂しさをおびき寄せた
喧騒がじわじわと何よりも羨ましい代物になる
街灯は暴く 私の弱々しい足取りを

ああ これを無く ....
春に悲しいのはよくわかる
泣いたことのない人なんてきっといないない人なんてきっといない
散り始めの桜花に紛れてまばゆいなってふりしてね




夏に悲しいのはよくわかる
泣いたことのな ....
キュッ!

アッ!

グリグリ!

クイッイ!

ギュ!ギュ!

グイグイ!

ウッウッウッ!

アゥアッアッ!

突然の無音

それから幾年がたち

オギ ....
北東の風強い中
つかの間の憩いに出逢う
てらてらとした羽根のついた赤唐辛子
影に貼り付いているルビーの小枝
手を伸ばせばほどけていく
振り返れない、振り返らない
寄り道してくれてありがとう ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
拡散と混色馬後の竹の子025/11/6 3:15
文字足立らどみ025/11/6 0:19
純度の高い黒に泡沫の僕125/11/5 22:23
幸せ秋葉竹125/11/5 22:12
秋の夕暮れzenyam...225/11/5 21:13
しくじり日記花野誉525/11/5 21:00
紅の薔薇のひとりつ225/11/5 20:51
世界のすみっこの世界のクイーカ325/11/5 20:09
アメリカ橋喫茶大島125/11/5 16:19
本等に求めるものは何?     もっぷエヴァル-ジ...325/11/5 16:01
思考ノ竪琴 、〆ひだかたけし525/11/5 12:59
嵐の船525/11/5 12:29
勝利渡辺亘225/11/5 11:45
月の傷(回文)水宮うみ225/11/5 8:24
好日秋葉竹125/11/5 7:47
みんな夢の中225/11/5 7:09
春子・夏子・秋子・冬子多賀良ヒカル225/11/5 6:54
いきかた/あり方    もっぷエヴァル-ジ...425/11/5 1:54
雨の声はクイーカ325/11/4 22:54
目を閉じるまで泡沫の僕225/11/4 22:20
苦しみひだかたけし525/11/4 22:06
青い天井   もっぷエヴァル-ジ...425/11/4 21:50
調律りつ4*25/11/4 21:23
ミンジ花形新次125/11/4 19:18
西日の水晶花野誉825/11/4 16:06
Democracy525/11/4 15:28
知らない月の出る晩に馬後の竹の子525/11/4 14:54
なみだ暦  蒼風薫エヴァル-ジ...325/11/4 10:52
ある一瞬多賀良ヒカル025/11/4 6:51
アカトンボ唐草フウ7*25/11/4 1:02

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