こんな馬鹿なことばかりで、生きていけるっていうの?
視認性のよさ。四番目にいいくらい。生きる。生きるよ、君たち。
それで、鬱で、困ってばかりなんだけど、書いてばかりってのも、わりと悪くはない。
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私には横たわる為の納屋が無い
私には生まれる為の厩が無い
死ぬ為の浴槽すらも
私には錆びた電気椅子があるだけ
私の頭には穴がぽっかり空いていて
以前はそこは入り口でしたが
今は魂が ....
誰も私を見てくれないので
私は皆を見詰めている
皆同じ酸素を吸うのか私には分からない
私は何度目か、死のうとしている
青さや理屈が漂い
私はビルの隙間の廃道にいる
古びたメモに詩を書き ....
2025年12月9日、
きちんとした生活をしているという実感が、どんどん意識から欠けていく。格好付けているみたいだけれど、最近、英語の本ばかり読んでいる。ブローティガンの『In Watermelo ....
先日、谷川俊太郎のインタビュー集を読んでいて、一番興味深かったのが、詩人の一番の特質として「ネガティブ・ケイパビリティ」という能力が何よりも大切だ、と書かれていたことだ。長く引用するのは気が引けるの ....
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僕の大好きなピアニストであるグレン・グールドのリズムは、僕を瞑想に誘うし、彼が見ているのは、この世の先の空の光であり、宇宙だという気がする。アニー・フィッシャーは割に好きで、彼女はコンサートホー ....
しばらくの間、気分が落ちてた。でも、昨日久しぶりにpixivのイラストを見たら、綺麗で、心にしなやかでカラフルな風が吹き込んできた。すぃっと窓が開くような感じがした。ヘッドホンでチャールズ・ミンガス ....
裁判所からの帰り、
そろそろ終わりにしてもいいと言われ、
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雲が浮き上がっていく、氷の映る場所は、どこも陸の孤島で、
階段を上るごとに、足音が暖かく身体を包んでいく、
雪が ....
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金魚の色を掬うように、
未来の匂いを言葉で掬う、
ディスプレイには光る女の子が映っている。
彼女が衛星から静かに送られてきたことを、
僕は知っている。
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孤独な宇宙に、
詩は ....
空を見ている。朝焼け、風が巻き起こって、
私は贔屓目で、空を真っ赤に染めたくなって、
自分を殺したくなって切実に薬物を求めていて、
私は人工物に汚染されて、そして、
人工的に完治したい、人 ....
いろいろな意味があって、丁寧度とか上がっていって。
色にはミリがあって、節度があって、光明があって。
ぱっくりと割れた傷のような音が流れてて。
小声に出しては消えていく、青いルビーが転がっている ....
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今は昔の出来事です。過去の影から送られてきた命の種が発芽するまで、ここは私の居場所じゃない。出来事なんて本当は起こらない。ばしばし叩くエンターキー、私の指の骨、ネズミの日、音楽なんて巨大な内部の ....
『永遠の青』
永遠の青が私の眼を染めて昨日を染めて手帳を染めて
心臓目線で眺めればあのとき街はただ流血を切望してた
絶望に慣れたひとりが絶望に慣れたふたりになっただけです
....
最近は、何にもすることがない。鬱ばかりで。
効用
数
最近は、何も
冷めてばかりでさ。
数にも詳しくないし
鬱で。それだけで簡単?
たまに誤字が、
って、
余計なお世話なんだよね ....
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僕の部屋には郵便受けがない。でも架空の郵便受けに今日も神さまからの加速度が届けられるみたいなんだ。
本棚は花畑のよう。そこに今日も日が差している。
360、それはまるで弟の首のようだ ....
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月は毒に満ちているよう。毒の水、
流れ、パプリカに葉っぱを付けている。
インターネット? そんなもの。
僕は宇宙より大きなネットワーク。
あるとき僕は夏の波にさらわれて、
夏の ....
ひとりでいることの虚しさと、ふたりでいることの寂しさ。
おんなじ言葉を喋っていても、
人はそれぞれ、住んでいる惑星が違う。
おんなじ惑星の彼女に出会った僕は、
ただこの星にこもって、言葉の畑を ....
喫煙所を兼ねた休憩所には灰皿が二つ置かれているのに、地面には吸い殻が散らばっていた。大分前から管理されてないらしく、灰皿は吸い殻でいっぱいになっていた。そこは展望台のようになっていて、天井がなく、見 ....
(以下の、小説とも言えない散文は、先月以前に書いたもので、考えも文章も全く練られていません。今日、大幅に推敲はしたのですが、本当に書きたいのはこの続きです。今月になって、僕は随分変わったと思います。お ....
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もうすぐ四月が終わる。一ヶ月間、本当に鬱々していた。今も、見えるもの全てが眠たそうにとろんとしている。僕の視線は何もかもを仮死状態にしてしまう。ヘッドホンを付けて、空をぼんやり眺めている。中 ....
左手にピックを持つと、濃いピンク色の闇が拡がる
涙の成分が違うだけで、私たちはみな
同じだと思う、誰かに馴れ合うために
闇を捨てる、軍艦みたいな色の
ドラム缶みたいな、モノクロの街へ
寒 ....
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君と最後の光を見たい。
息を止めて、呼吸を何処までも潜って、
静かに外に、人生が切り売りされているのを、
遠くから眺めて。
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ガラスのスプーンで君に、私の思い出を飲ませたい。
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嬉しさを愛の形に当て嵌めて今日も誰かを恋しに出かける
脳内で育った角があと一秒、あと一秒で頭皮を破る
須賀敦子だけを読んでる春の朝、親類なんてひとりもいない
マグノリア大 ....
神社からの帰りみち
悲しみをよけて歩いた
鳥居は周りの乾いた葉っぱと同じ色をしていた
私は誰もいないのを見計らって
それでも静かにニック・ドレイクの歌を囁いた
私を見上げる目は暗かった
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それはただのミックスジュースだったのだけど、
形を失った果物に、また世界は混乱した、
それで笑ったんだ、
私は世界から切り離されていった、
それは単純な言葉によって、記述できないから、
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2月はとても調子が悪かった。どろどろした重力に耐えて生きているだけで、ほとんど精一杯だった。読んだ本はたった一冊だけ。3月に入ってからも、相変わらず気分の悪さは続いています。
一ヶ月間、何にも無かっ ....
あなたは、透明な入り口。遠い入り口で泣いている。
私には近況なんて無い。いつも深い森の中にいて、
でも今日、そこには太陽の光が差した、
珍しいことでは、ないけれど。
それだけのことが私 ....
目を瞑れば何も無い、
記憶と現在が交差する現実には、
何にも無いかわり、何もかもがある。
生きるも死ぬもないから、
煙草を吸うのでしょう? 薬を飲むのでしょう?
生きるからではないでしょ ....
二十歳になってすぐの頃、祖父が死んだ。
冷たい。愛が測られているのだ、と私は口に出してしまう。あるいは罪の意識の量が。だから、私は泣かない。葬式では馬鹿みたいに泣く人がいる。ちょっと羨ましいな、 ....
ティッシュペーパーを窓から放ると、
十五階のマンションの窓からは、
ティッシュペーパーは、ひらひらひらひら、
はかなく、可愛らしく、おちていったよ。
ひらひらひらひら、落ちていったよ。
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