あのひとは淡いきみどりに似ていた

 ひどくひどくつきおとすような感覚にまみれている
 しんそこ愉快そうなわらいごえは
 不似合いすぎて、なきそうだよ
 いつでもどこでもやさしいひと ....
 あたしがみたすべてのことを
 あたしがきいたすべてのことを
 あたしがしってるすべてのことを

 あなたもどうか、あいしていて
 
 雨が降っている。


 かがみの前で顔の筋肉を総動員してわらってみました。あんまりかわいくない少女の下手な笑顔が鏡のなかにありました。わたしは近頃、上手にわらうことも泣くこともできなくて ....
 コンクリートからふらふらと立ち上っていく熱気に埋もれ、空は酷く乾ききっている。ここは砂漠なのだろうか。少しだけそう考えてしまう。
 夏みかんを剥く指の先、あしらうように付けられた細長く淡い桃色の爪 ....
 淡い桃色を煌びやかなほど咲かせていた桜は、夏を予感し生い茂った若い緑に覆われつつある。太陽が葉に光を落とし、そこからまた空に跳ね返されていく。
 そんなうつくしい光景を見つめながら、二、三分前に降 ....
 
 かなしさが流れてうつくしくて、あまいような
 そんな感覚ばかりを欲したわけではないのだけれど
 しょうこりも無いととがめられそうな、なにかを掴んでしまいたかった

 、(あなたの持って ....
弓束(6)
タイトル カテゴリ Point 日付
きみどりを知ってる自由詩807/5/7 1:04
あたし、の自由詩0*07/5/3 23:59
雨と少女未詩・独白6*07/5/3 16:25
茜さす夏散文(批評 ...1*07/4/30 4:17
花に、雨散文(批評 ...0*07/4/30 3:43
みっともない恋がしたかった自由詩5*07/4/30 3:34

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