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薄々、感づいてはいたんだ
君の告白を聞くよりも
随分と、前から。
君も、僕も、
愛する ことを
できないから。
似ていたから 。
惹かれあった。
....
否
否
否
回転 回避して
閉じこもる 部屋
全 否定の 現実に
立ち向かう術は無い
とりあえず 進む
そんな 毎日 を
着々 と こなす 。
否
否
否
否
大嫌いだ。
爪先から 這いあがる寒さに
冬を感じて
空を見上げれば
山からおりてくる風が
項に絡みつく
ふわ ふわ と
雪虫が 漂って
今年 最初の
風花を
運ぶ 風を
導く。
Ru ru ru ru ……
もう 何度目かの列車を見送って
呆けているんだ 僕。
鳴るはずの 無い ケータイを
ポケットの中で
弄りながら
目の前で ....
自信が持てないのは
たぶん、子どものままの
自分という心が
理想と違う、
夢と違う僕を責めるから。
こんな時の自分は
いつでも独りだったから
苦しいのがどこかに行ってくれるのを
我慢するのです。
と ....
僕の 記憶 違いでなければ
宇宙の 色 は
ミルクティの ような
淡く 甘い 色なんだと いう
あんなにも 深く
比類なきまでに 深い 闇が
何もかも 満たすよな
光に 溢れ
甘く 包みこんでいるな ....
自己 満足
自己 嫌悪
塊 になった
あわれな 僕。
投げ掛ける、
その 他 大勢に
霧 散 する
言 の 葉。
宙 を 掴んだ
風 を 見た
心 を さわった
光 を 信じた
ひどく
曖 昧 な ....
{ルビH=ハー}と
{ルビG=ゲー}とが
織り成す {ルビ旋 律=メロディー}
空白 に聞こえる 音
見えない いない
いえない 癒えない
走る 速さに
次第 ....
一生、向けられることのない視線に
絶望するのは簡単だから
目 も
耳 も
全部 塞いで
何も 感じられないように
君のこと 忘れよう
明日に なったら
君のこと 忘れよう
全て 噛み締めておくには
無粋な 感情
でも
口に 出してしまったら
最後
別れを告げる
恐怖に おびえる
黄昏の空の騒がしさが静まり
また闇の時間。
段々と色を失くす“せかい”に
不安より安寧を見出だす自分は
たぶん異端の者なのだろう。
いつしか おぼろに
なりゆく 熱は
空っぽの ことば ばかり
吐きださせて
いつのまにか ひとり
失いたく ないのに。
過信していたのかもしれない。
僕なら
君を 守れると。
助けられると。
ずっと 一緒に
いられると。
掴んだはずの
掌。
はりあげた 声。
「光だ、」と
駆け出した先には
混 ....
どんなに カッコよく
靴を鳴らして歩いても
右手に 長ネギ
左手に トイレットペーパーじゃ
ちっとも だ
所詮 君には 勝てないって ことだよ。
白い風船が
闇色の空に 吸い込まれて
赤い 月が
次第に 膨れてく
ぼぅっと 見上げていた
その 景色
どうして 誰も 気付かないんだ。
星の光も無い
ただ 闇と 月が見ている
不思議な 夜
不 ....
檻の中
待ってる
貴方の言葉
貴方の仕草
貴方の 声
貴方のぬくもり
ひとつ ひとつが
僕の 鎖
「ねぇ、 目茶苦茶にしてよ……」
耳元でささやく声に
言葉 という名の
毒をそえて
「もっと 近く にいきたい」
思考を侵食する
黒い 欲望
何もない
真っさらな空間に
貴方の 聲 が
響 く
それ は 心地良くて
退屈 を
掻き消してくれる
嗚呼
いつだって 貴方は
そばに居て くれるのに
それ 以上 を望んでしま ....
「誰か 助けて。」
の “誰か”に なるには
多忙なヒーローじゃ
間に合わないから
僕が
君の
そばにいるよ。
大好きな 歌 を
そら で うたえるように なった頃には
もう 君は 投げ出した
すべて の先で
別の 歌を つくり はじめて
光の 先の
何か を 目指してる
僕は 君 の
あと たどり
迷い
泣 ....
とおく 君のもとへと
とおく ちかく とどかない 声
とおく とおく
彼方から の 光は
鈍く 鋭く
僕の 瞳 貫く
甘えたがりの
君 の嘘
困った顔で 答える 僕 は
偽善 の ....
すれ違う面影が
貴方に似ていて
歩く速度 少し緩める
俯き気味に
ちいさく
「おはよう」
報われない ね
君にも
僕にも
言い訳は
あるのだけれど
すれ違いの
心
取り戻せないね
どんな虚言を吐いたって
xとyの次元なら
すべて真実
立体交差も
ただの戯事
真実も嘘も
自分の中で咀嚼して
勝手に
その身の糧となる
世界に“ほんとうのこと”なんて
ない ....
底の方で
繋がっているんだ
僕ら。
ほら、
魂が 呼んで いる。
僕の モヤモヤ は
君に 伝播する。
君の キラキラ は
僕に 降り注ぐ。
何処にも行き着けない
そんな僕らに
今日も 空は ....
大丈夫だよ。
頑張れ。
愛 してるよ。
そんな 言 葉
君には必要ないと思うから
ただ
寄り添って
独り生きる君を
ただ ひたすら
見守っているよ
....
美しく
ひたすら に 美しく
どこまでも 紡ぎ 出して
醜く
比類なきまで に おぞましく
どこまでも さらけ出して
深く あかい
闇 にも
高く しろい
光 にも
こ ....
かすかに 苦しく
内に 内に
とどまるな
きら きら と
光 ゆらいで
また
{ルビ水面=みなも} みあげて
まぁるく きらきら と
ゆらゆら と
たゆたう
僕が “ふつう”だと思っていることは
僕が 僕を認識したり
僕が 他を認識したりする ことの
案内役でしかなく
僕 と 貴方 は
確実に 違う モノで
似ている ことはあっても
“まったく 同じ” に ....
君と同じ舞台にさえ立っていなかったことに気付いたのは
あまりにも時が経ってからだった。
関わることで得ようとした絆は
糸のような細いもので繋がるもろいもので
何の役割も果たすことができずに ....
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