突き詰めて鋭角になった感覚の表現の剥き出しになったコンクリートみたいな言葉が

彼女の伝わらない感情や思想をまの当りにした、よく考える事が大好きな私

水槽に泳ぐ熱帯魚に例えた、灰色した鼠色し ....
『会いによって』
 
そんなに帽子をまぶかに被って、久し振りだからって顔を隠すものかい
 
遠慮する事は無いよ、恥ずかしくなんかないさ
 
田んぼも手伝えなかったって、そりゃ
 
君は ....
『私の居場所』
 
今はまだ幾つかの日常が私を打ちのめし今はまだ幾つかの日常が私を支えています
 
歌と友人がどんなに言葉を忘れている間もきっと傍らにいた
 
想いが届かない日にどれだけ生 ....
夜の海で鳥の嘴が風を食った
 
海賊旗を掲げた僕達の船
 
嵐の夜も月の雲も
 
いつか辿り着く事を約束した大地
 
帆を立て荒れる海へ出で
 
仲間と暗い大海へ出で
 
掲げ ....
しんどいっていって、こころとからだがしびれるようなの、みすごしてね
 
たのしいことわすれて、しんどくなるの
 
しんどいてことば、もうつかわないの
 
こころとからだしびれちゃってうごけ ....
あったかいと
 
きもちがきれて
 
またあったかいと
 
ゆるやかにいたみなんてわすれて
 
それでもかんがえてるふりをなんて、しないしないのよ
 
ねぅ、あったかいとき、きもち ....
岬の小屋の倉庫を改造した酒場で、ロナは働いている。
昔は母親も一緒になって仲良く働いていたのだが、とうの昔に魔法使いと家を出てしまって、今は一人だった。

ある日雨も降っていないのに、ずぶ濡れの ....
中学の頃黒板の前に立ち、棒読みで嫌な教師の授業を切り抜けようとしたら

「生意気ですね」と言われた

社会科の授業に使われる教科書には、パンや小麦粉の写真ばかりが載っていて偉い人やコッカイギジ ....
バナナ♪
バナナ♪

バナナ ワニ♪

シガオ♪
シガオ♪

スガ シカオ♪
ワニ♪

男爵!



説明!

可決、判決♪

カット、コマ割り、革命家

 ....
生きてるよ
生きてるよ

腹のそこから

寒くも無いのに身体の芯が震えていて辛いよ

冷たいものから暖かいものに変わる瞬間

暖かいものが冷えていってしまう瞬間

どうしてどうし ....
冷たい川の真ん中で、僕は両足を浸しながらたっている。
そういう時の僕は、冷たい冷たいと思いながら、それでも足の感覚が無くなる位まで、じっと川の真ん中で立っている。

薄っ暗い、木の陰を抜けて差す ....
雨の降らない大地に、草原の香りと夕方を司る離れた二つの太陽が昇る。
遠いかつての住民達が鳴らしていた最も古い太鼓のリズムと、白銀の剣を突きたてようとしたのは、やはり土で出来た古い家の壁を達塞がるよう ....
思い返せば、一年まえは布団の中が自分の居場所だったように思う。あるいは漫画喫茶か。心を漂う不安はきっと許容量の限界をすでに越えていて、何かを切り捨てる事で自分の世界を守っていたのだと思う。
いま心の ....
鳥を姪に返そうと思う。
昨日から預かっているのだが、どうにも相性が悪いので、鳥を姪に返そうと思う。
今日は休日だから、兄の家には誰かしらいるはずだった。

今朝の曇り方は酷い有様で、空全体が何 ....
白いセーターに、薄茶色のボーダーライン。

冗談で時速三十キロで、ランバック。

ススキの中のススキの中のススキ。

バス停でやけにデカイ奴が立っているなと思ったら、家出中の猫でした。
 ....
第二次世界大戦の帰り
コーヒーのお代わりと、兄によく似た笑顔に何故か敗北を予感した

銃剣によく似た冷たいものが
心臓の半分弱を撫でている

その日はいつものようにマーメイドによって、パン ....
黄土色の民族衣装。赤と青のヴェール。
太鼓と珍しい笛、それに見た事もない弦を使った楽器。
うっすらと唇にひかれた化粧は、燃えるような色をしていた。
髪はやわらかく熱気にあおられている。
漆黒を ....
手を繋いだらと
俺は思う

あんな年老いた老女を、と

何もかも枯れた土地で、ほそくたたずむ
逃げようと思った事はない
この地平の何処かに、まだ残されているものがあるのならと

いつ ....
じょーらんじょーらん
雨の音

屋根に雨の音が、たたき付けるのです

滝のような雨に

兄は花屋をしております 私はむかいで服屋をしております

兄の育てる花は、綺麗に咲きます 雨に ....
「どう、ここの料理は?」
彼女は私の上司だ。この店がとても気に入っているようだった。
「ここにはね、あまり人を連れてこないのよ」
どんな意味で言うのか。どうせたいした意味ではない。
「お疲れ様 ....
僕の記憶をたどったら、金色のベルが鳴るよ
それはとても心地よい音をしていて、白いヴェールを被った女の子が金色のベルを鳴らす

夕方になると、女の子の持つベルのふちが赤い色に染まって、ベルは余計に ....
猫が買い物をしている
カラカラと買い物籠を押して

猫が踊りを踊っている
シルクハットをかぶり、軽快なタップを踏んでいる

猫が宙返りをしている
フニャフニャと空中で形を変えながら

 ....
感情を引きちぎると言うイメージがある
生きているときの半分くらい

何かの漫画に「この回路をはずすと感情がもどらない」っていう設定のロボット(アンドロイド?)がいた。

ちょうどそんな感じ
 ....
ストロベリー
真似をしたら二つ

並んだときには、赤い笑顔
一人のときは寂しくて

ちょっと散歩に行こうか、その時は手をつないで
買い物も空を見上げるときも

空き地が思い出のときが ....
ズガーン ズガーン ダイナマイッ♪
ズガーン ズガーン 雪男♪

戦う男は雪男♪
銀色の世界で、明日を守るぜ孤高の男♪

唸れ、叫べ、振りかざせ♪

お、れ、は お、れ、は

ダイ ....
彼の目を見た
それはどんな事を物語っていたか
映画でもない、小説でもない
私には、彼の気持ちをつかめなかった

画面には、猫が踊っている
肩を組んで楽しそうに歌っている

出会うことが ....
運命に押し負けたカエルが 
平べったくなって、アスファルトにつぶれている
空は青く、生ぬるく着色された風が つぶれたカエルの背中を撫でている

黒真珠の中の世界が、カエルの燐光を焼いていて
 ....
カエルはよく迷う
最終的には決めなければいけないわけだから

例えば連れて行くとか行かないとか
白黒はっきりつけるとか

差している傘が、薄い緑色をしているので
雨に立ち向かうことが出来 ....
雪男は戦う
巨大な超人とかと
腕が折れたりする
いたいけど我慢

好きなモノは雪男のくせにバナナ
大好きなモノは雪女

たまに南国にあこがれる

ヤシの木とかに登れたらとか夢想する ....
彼女が笑った 小さく笑った 
いつか見た微笑みより ずっと小さくて魅力のない笑顔だった
でも 確かに笑ったのだ

小さく笑ったのだ
その微笑みが好きだったし 好きだという事は 今でも変わ ....
緑茶塵(30)
タイトル カテゴリ Point 日付
偏見自由詩008/10/18 17:50
会いによって自由詩008/10/18 13:52
「私の居場所」自由詩008/10/18 13:50
『鳥の歌』自由詩008/10/17 4:41
あるこうね自由詩108/10/17 4:41
ねぅ自由詩008/10/17 4:39
ロナの憂鬱散文(批評 ...0*07/2/17 17:22
プルトニウム自由詩307/1/31 9:01
説明怪獣 男爵顎プリン自由詩1*07/1/27 23:54
想いをのせて自由詩2*07/1/25 16:39
日曜日の過ごしかた散文(批評 ...2*07/1/21 15:51
明るい壁散文(批評 ...1*07/1/2 13:41
2006.12.28未詩・独白106/12/30 18:28
俺と鳥散文(批評 ...6*06/12/25 15:17
湾岸テトリス自由詩306/12/20 8:40
吊り革自由詩406/12/16 10:31
他部族の踊り子散文(批評 ...3*06/9/29 22:48
王国の雲、地平線の欠片自由詩306/9/29 21:03
雨の群れ散文(批評 ...3*06/4/3 1:02
小説「料理とワイン」散文(批評 ...106/3/10 1:08
夕方のベル自由詩106/2/22 13:38
料理をする猫自由詩4+06/2/20 1:15
ちぎれた心未詩・独白206/2/20 0:53
ストロべリー×(カケル)自由詩006/2/17 22:25
雪男ダイナマイト自由詩1+06/2/17 22:18
猫とさくら自由詩106/1/29 3:14
つぶれるカエル自由詩005/10/28 9:24
カエルの唄自由詩205/9/26 15:34
戦う雪男自由詩005/9/21 23:04
穏やかな微笑みを自由詩005/9/21 22:37

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