近所の子供と久しぶりに全力疾走した
 
 はぁ はぁ はぁ

 寒い夕方白い息が舞いあがっていく

 変な走り方だと言われた

 少し小遣いをやった

 子供はおっさん おっさん ....
 逆さまに見る世界では
 苦は楽になり 楽は苦になる
 天上にいる偉いお方にとって
 僕たちの悩みは
 アリたちがエサを運べず
 四苦八苦している姿に見えているんだろう

 なんども転ん ....
 すれ違い
 誤解が誤解を呼び
 眠れぬ夜に
 僕は心の
 悪循環を断とうと
 文字に救いを求める
 
 真夜中は静かで
 遠回りしすぎた
 人生のフラッシュバックが
 僕の胸で渦 ....
 夜の帳がおりて
 心しずかな人達がねむりの世界に沈んでいく
 
 荒波に翻弄される小船のように
 毎日がてんてこまい

 夜空では輝く星が僕たちを静かに見守っている

 遠い異国の地 ....
 それは厳しい冬が終わり
 春という文字が輝きを放ち
 草も木も鳥も犬も
 厳格な父も口うるさい母も
 街行く人がすべて
 やわらかい日差しの恵みを受けて
 天国に近い場所でのことだった
 ....
 事情をしらない猫はあくびする
 歯車のなかでせいかつするぼくは
 くだらないことで悩む
 そんな僕に猫はひざにのって
 あくびする

 事情をしらない猫はえさをねだる
 しがらみのなか ....
 今日は苦しみから開放されてる
 長く深い夜も静かで心を癒してくれる
 ないものねだりの遊覧船
 終わることをしらない
 身近な子悪魔のささやき
 この夜は幸運にも天使がささやいていて
  ....
 求めても手にはいらない理想郷
 
 なんども自分を確認し

 今いるここに魂の言葉を刻みつける作業

 ここちいい冷たさを身に感じ

 心は穏やか 頭はぼんやり

 とりたて ....
 おばあちゃん、元気ですか
 って死んでるのに変だけど
 あなたに似て僕もヘビースモカーですよ
 あなたは肺がんで亡くなりましたね
 僕を見守ってくれてるんですか?
 この世に未練を残してま ....
 高校で世間のぞうきんになるようにと説教された
 記憶とは曖昧でもあるが無意識にもその言葉が胸に残り
 知らず知らず、行動基準になっていた
 争いを避け、妥協をし、自分を押し殺して生きてきた気が ....
 
 天空にあるという喜怒哀楽のコンピューターは
 今夜も寝床についている人々の夢の中に
 いろんな電波を送っている

 神はいるのか?
 幼き頃本当に神はいた気がする
 たった一人でも ....
 まどろんだ夜明けに新しい希望を探す 過ちの過去時と共に薄れてゆく

 ありがたし我を案ずる人がいる 期待に答え今日も生きる

 煩わしい日々のストレス身に感じ 耐えて埋ずもるこたつの温も ....
 眠れないから仕方なしに詩を綴る
 湧いては出てくる苦く不愉快な思い出
 かき消す呪文は 
 どうでもいい
 運が悪けりゃ死ぬだけさ
 
 ほんの少し勇気を出せば
 今の生活から抜け出せ ....
 やりきれないという名の橋を
 いくつ渡れば君に会えるのだろう
 
 やりきれないという名の峠を
 いくつ越えれば君は微笑んでくれるのだろう

 やりきれないと刻まれた夜に
 正面か ....
 黄緑色の太陽が僕を照らしだす
 灰色のアスファルトは人工の匂いがして
 雑多な看板は計算だかいやり取りの感触がして
 時々どの道をたどって家に帰ればいいのか
 わわらなくなる
 雑踏のなか ....
 生きてることは辛いこと
 生きてることは楽しいこと
 
 日々移り変わる天候のなかで
 荒波に浮かぶ船のように
 頭痛の種は増えて行く
 それでも魔法の言葉を唱えて
 苦しさの壁を ....
 僕達がすんでいるのは空っぽの宇宙
 住んでいるうちにゴミがたまり
 呼吸困難になっていく
 いらないものばかりが増えていき
 大切なものがかくれてしまう
 
 瞳を磨こう
 心を掃 ....
 まず基本が大切だ
 でも基本がなくても
 我流で生きていくこともできるものだ
 生きてるうちに経験することは
 死んでから役に立つことがあるのだろうか
 経験を人に話す
 それが連鎖 ....
 地に足がついてない僕の詩
 言葉だけで魂なんてはいってない
 それは自覚している
 しかし
 僕のスタイルであって
 心のどこかで詩に対して
 どこかどうでもいいような
 気持ちがある ....
 腹が減ってねむれない
 凍える夜に牛丼を食べにいった
 何人か客がいて
 それぞれ夜の人なんだ
 昼間の人とはなんだか違う
 言葉のやり取りもしないのに
 親近感をもってしまう
  ....
 
 見るもの全てが君に見えて
 通り過ぎゆくみなが君に見えて
 テレビをみても君ばかりが出ていて
 僕の身体に君はしがみついていて
 秘密の呪文を唱えながら
 軽い頭痛を抱えながら
  ....
 遅すぎたかもしれない出会い
 僕は遠回りしすぎた
 時刻票なんてみてなかったから
 終電に乗り遅れた
 歩いて帰らなければならない
 誰もいない深夜の曲がりくねった道
 それでも
 ....
 風が通って行きます
 窓を全開にして
 玄関のドアを全開にして
 冬の朝のすがすがしい風が
 火照った頭を冷やしてくれます
 ただそれだけのことなんですが
 ただそれだけがうれしいん ....
 昨晩は思いもせずの頭痛に襲われて苦しかった
 僕を取り巻く環境は今最悪だ
 病気の友達にさんざん尋問のような相談を受け
 頭の神経がいかれそうになっていた
 寝たら治っていた
 解決に力を ....
 弱き我ひとり行く道振り返り救われぬ心いつの日か晴れん

 
 人はみな別れの訪れ知りつつも刹那の出会いに心惹かれて


 限りない君の言葉に踊らされ つらき一人の道歩きださん

 ....
 
 幼き頃
 大事なおもちゃは全部弟に取り上げられた
 母に話してもお兄ちゃんだからがまんしなさいと言われた
 よく妹をいじめて遊んだ
 そのころの楽しい思い出が僕には全然ない
 家庭の ....
 何度も繰り返されるフレーズ
 頭の中でリピートされる
 明るい日差しもいいけれど
 静寂のなかで闇に包まれ
 自分の殻を作って安堵する夜もいいものだ

 長い道のりを辿って来た気がす ....
 眠れぬ夜すがりつきたくてうたを詠む取り残されし寂しさ身にしむ

 静けさに想いが頭にのしかかり忘れていく日々迫る来る明日

 安らかに眠るあの子の見る夢を静かに見守る深夜のひととき

  ....
 遠く離れた異国の風景のように
 今日の僕の住んでる街は趣を変えていた
 僕の心のレンズに映る街路樹は音もたてずに
 ささやきあっている
 夜になって街灯が灯ると目に見えない妖精が
 やはり ....
 明け方に君の気配を感じなくて目がさめた
 ふるふるまわる一人きりのこの朝

 手応えのない時間の中で
 自分を責める気にもなれず
 夜中に帰ってしまった君の想いが
 妙にうらめしい
 ....
炭本 樹宏(240)
タイトル カテゴリ Point 日付
全力疾走[group]自由詩6*05/12/6 19:35
親友よ自由詩1*05/12/5 8:21
絶望なんてぶっ飛ばせ自由詩1*05/12/5 1:11
この世に悲劇よなくなれ自由詩1*05/12/4 23:13
やわらかな思い出自由詩205/12/2 3:39
事情をしらない猫自由詩505/12/1 0:22
安らぎの夜言自由詩205/11/30 1:31
今日のらくがき自由詩305/11/30 1:12
大好きだったおばあちゃん自由詩6*05/11/27 2:43
ボロぞうきんスピリット散文(批評 ...3+*05/11/27 1:52
魔法の言葉自由詩1*05/11/26 0:26
短歌十句短歌2*05/11/24 6:15
眠れぬ夜、一人ってどうしてこんなに辛いの自由詩4*05/11/24 4:01
やりきれないという名の…自由詩2*05/11/24 0:25
舞台の演出は神様の云う通りに自由詩205/11/22 4:52
精一杯いきてるのだから自由詩205/11/22 1:58
空っぽの宇宙自由詩105/11/21 5:32
また歩き出す自由詩205/11/20 4:15
申し訳ない散文(批評 ...105/11/20 3:41
牛丼屋自由詩105/11/19 2:47
おねしょするほど自由詩405/11/19 1:50
星の降りそそぐこの街で自由詩705/11/18 1:58
通りすぎる風自由詩205/11/17 8:51
まっさらな朝散文(批評 ...105/11/17 7:32
宿命の冬短歌205/11/16 21:58
半生記未詩・独白5*05/11/15 4:52
何度も繰り返されるフレーズ自由詩005/11/13 2:11
わずかな一歩短歌305/11/13 1:51
風邪気味のこころ自由詩405/11/12 23:53
凍える季節の乗り越え方自由詩2*05/11/11 5:34

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