かのじょのいちにちは
にじかんのねむりと
いちじかんのかくせいからなり
よむことのできるものがたりは
かぎられていた
まいにちのそらは
きそくただしく
じ ....
通り過ぎてゆく急行列車だけが
一瞬
地下室に心地よい涼風をつれてくる
急行通過。
不快指数はこの夏最高
顔面からだれかに霧吹きを吹きつけられているような
蒸 ....
窓の外側に
内側から腕をさしだす
こうも空気に差がないと
飛び落ちても気付かないかもしれない
ぼんやりにゆっくりと浸食されて
ぼくは
蝉の声を、聴いている
....
{引用=
水は低いほうへ流れてゆくのだよ
}
空がようやく白みはじめた
霧の山小屋
去りゆく人の走り書き
{引用=
めざとくえらんで流れ込み
いつかは、とまる
....
きれいな音楽だとか
物語が
ささえになること
ぜんぶひとから生まれたなんて うそみたい
ひとは まだ じょうずに好きになることができない
うけとめる心の
線の細さは
....
おしげもなく 陽の光がふりそそいでいる
3月、真昼
白野原に反射して
レース越しの彼女の庭は
照明具よりずっとまぶしい
ああ、ぴったりの名前がやっとわかった
風がとまった ....
そう、にんげんはかことみらいのなかにしか
じこいしきを みつけられないんだ。
いきている、をさがして いきていないもののなかにずんずんはいりこむ。
かみさまのいかりにふれたアダムとイヴは りせい ....
てっぺんでは
からすがしんでいる
この長い坂で
唯一すれちがった女の嘲笑を
不可解には感じたが
歩みを止める権利のない僕は
そのまま
遊園地へむかうとする
「魔女の宅急便みたいには、しなくていいからね。」
という注意事項
(カーブで、からだをぎゅーんと傾けることらしい。)
風が かおの横をさらさら通り抜けていき
こわい ....
夏にすきな言葉は
清涼飲料水
です。
それは
レモンをしぼった透明のサイダーで
汗をかいたグラスは 商店街の福引の。
扇 ....
お元気ですか
わたし
今日
手首
切りました
ふふ
あなた
また
かなしいかお
....
恋人は、詩を書く人と走る人
ふたりはお互いを知らない
わたしは詩を書く人と暮らしている
わたしは詩を書く人のために食事をつくる
詩を書く人はとてもきれいに日々を食べているので
....
わたしがきらきらの火花に歓声をあげているあいだ
そのひとは
灯かりのむこうの景色をみていたというのです
わたしが放課後こっそりえさをやっていた
あの河川敷の林の猫を
あなたがちいさな段ボールに詰めたとき
ほんとうはおどろいたし
とてもかなしかったのだけれど
それがあなたの愛し方だと知っていたの ....
コトリ
(44)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
つまり、きょうもいっしゅうかんがけいかしたということです
自由詩
4*
05/8/9 12:28
急行通過
[group]
自由詩
8*
05/8/1 17:29
蝉の声を聴いている
自由詩
6*
05/7/28 23:54
水は低いほうへ流れてゆく
自由詩
10*
05/7/26 0:54
そして また あしたもいきていようとおもった
自由詩
17*
05/7/24 3:38
夏の雪原
自由詩
5*
05/7/23 16:46
あしたは、てつがく
自由詩
5*
05/7/23 1:11
六ノ坂
自由詩
5*
05/7/21 21:37
カゼノマチ
自由詩
4*
05/7/21 20:24
からんからん
自由詩
13*
05/7/21 10:18
暑中お見舞い
未詩・独白
2*
05/7/20 22:59
詩を書く人と、走る人
自由詩
18*
05/7/20 14:52
花火
自由詩
7*
05/7/20 10:40
はこねこ
自由詩
14*
05/7/20 5:14
1
2
0.14sec.