脳裏にやきつくのは 掴んだ手の感触。 
繋いだんじゃない。握ったんじゃない。掴んだんだ。

そして電車に乗った。流れ込む電車。
君の手の感触は僕の体を各駅停車へと導く。

はにかんでもっと ....
あなたが降らせた雨 傘をもってきてくれるかな
あなたが降らせた雨 ちっとも嫌じゃない
あなたが降らせた雨 わたしの涙にきづきはしない
あなたが降らせた雨 合わない歩調に舌打ちを

傘をのこし ....
両親が私のことで喧嘩をしている。
「お前の教育がまちがってたんだ!」と、父親。
言葉をなくす母親。

わたしは灯りをけした
下から三段目のステップに
身を潜めている。

「わたしがわる ....
もしもこの歌がいつまでも
さびしげに灯る蒼い光で
未来のみえない世界に残ればいいな

これからはじまる別々の道のうえで
乗り越えなければならない
かわらぬ形あるもの
この歌が僕の背中おす ....
カーキ色のスカートに落ちる三粒の水滴。
水玉模様のスカート。
将来に口出ししてくる他人。
自業自得だという罵倒を踏みにじる。
混乱させて楽しむ悪魔。
あいつが言った何気ない一言が胸の中に巣を ....
このままイッてしまったらどうなるんだろう
マショマロを火であぶりたい
あなたの吸った煙草のニオイがわたしの髪の毛に残って
あなたのことを思い出すよ夜風に吹かれて幸せだよ
すこし寒いのも ....
「また明日ねー」
って言える事が幸せだよ。
誰にでも出来るって思ってた。
みんながやってるって子供は親にそういってせがむ。
実際何人の子がやってるんだって聞いた。
そしたらたいていの子供は黙り込む。
みんなという抽象的な表現にとらわれて ....
言葉に魅せられている。
こうやって言葉を残している。
言葉に正当化されている。
いやだ。
もういやだ。
起きあがると 頭痛ときみと。
すっとぬけるような痛みは鼻をさし、
無意味な液体が
 ....
ここにいてほしいです。できればそっとくちづけてほしいです。そのタイミングはあなたにお任せします。わたしには芸はないのですから。

手をひくのがあなたでもわたしでも構いません。この日差しのせいで汗ば ....
多くの誘いにのまれる週末。うわべだけの笑みと嘘。美しい車窓を思い出すは涙のあとか。気がつけばウゴいていた。黙っていれば同じこと、

何かのたとえとして私に示すのですか。

甘い嘘と星のかずだけ ....
鳴っているキオスクの前で仕方のない新聞のにおい
目に映るは、蛍光ピンクのパーカー
私は今日も歩いている
電車には乗り遅れるが
生き遅れてはいない。
ヒトは私を追い抜いて蜜をすう。
黒い真実 ....
私を大人にしたのは劇だった。
舞台だった。
10才の私を優しく撫でてくれたのは
人の視線という魔物。
言葉(台詞)に心をこめて発せられない子供だったのだろうか。
よく覚えていない。
ただ、 ....
midori(13)
タイトル カテゴリ Point 日付
視線を奪う自由詩505/9/2 18:10
あなたが降らせた雨自由詩3*05/9/1 1:31
存在意識散文(批評 ...1*05/8/26 22:43
二人は自由詩4*05/8/26 0:17
streak.bb散文(批評 ...1*05/7/31 19:47
滴るもの散文(批評 ...5*05/7/23 1:19
遅く起きた朝に散文(批評 ...1*05/7/21 13:46
あの子の勘違い散文(批評 ...1*05/7/19 3:09
apple tea散文(批評 ...2*05/7/17 21:56
そっと散文(批評 ...3*05/7/17 2:06
追いつけなくて散文(批評 ...5*05/7/7 2:01
未練がましいといわれないために散文(批評 ...1*05/7/7 0:46
砂糖がとけるまえに散文(批評 ...3*05/7/7 0:29

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