狭い区切りの空間の中で
わたしときみの会話は
相変わらず
節のない言葉を
詰まりながら会話するだけで
同じ空気を吸って
吐いて
二酸化炭素が充満しきったところで
さらに酸欠してしまうよ ....
ぼくにはぼくの時間と血液が流れていて
きみにはきみの時間と血液が流れていて

それでも美しい愛は
あるとでも云えるのかい?

そんな言葉を並べていることで
もうきみとぼくは
終わらねぇ
それでも無理だと笑う。
どうしようもない蟠りが欺いて時に跪いて私を救う。
救うって?バカじゃないの。
そんな思い込み。私の思考回路は単純だ。
すぐに糸が解けて
また絡まって
解けて
絡ま ....
壁にある画鋲の穴が小さく目立たないってことは知ってる。
新しく買った掃除機が昔の黄緑の掃除機に比べて音が若干低いことも知ってる。
あの人の友人Kさんは食事の後に自分でタバコを作っていることも知って ....
「女の体が羨ましい」と言って笑った
何故?と私が聞くと
「体を切らなくても定期的に血が流れるから」と答えてまた笑った
なんとも彼らしい発言で私も笑った

えーと、そうじゃなくて
定期的に血 ....
近寄って
離れて
また近寄って
また離れて

ああ。目が回る。
酔った。

ユラユラ
2本あしの位置は定まらないまま
わたしはどこへいけばいいの?

また人のせいにしたりして
 ....
吐き出す瞬間にきみのお得意飾りことば
のろりのろりと
撒きついて
振り払えるかな

―シンクに落ちた水はピンクでした

煙草は調子ぶっこき者愛モク赤マル
べつにね
赤マルはいいんだけ ....
―そろそろもう時間だよ
水がいつまでも鳴り止まないから
わたし、ここにいる
―先に行くから
ばいばい
―あとで必ずくること約束だよ
わかったから
わかったよ
―じゃあ出るときメールして ....
ヤニだらけの体ン中を
蝕む寄生虫がいるような
気がするテンポで
頑丈に塗りつぶしたニコチンを
私が舐めてあげようと
彼女は笑っていた
5日前に彼女は禁煙者になったらしい
まぁ私には関係な ....
待って
待って
あと3分だけ待って

呼吸があがって
額に汗がふいて
必死んなってんの

3分待ってくれたら
近づける保証はどこにもない
こと
3分後に気づいた
あぁどうしてだろう
ひとつ歯車がガタガタ言い出すと
もうひとつの歯車はゴトゴト
またもうひとつは歯車もガコガコ
どうしてだろう
どうしてだろう
噛み合わないよ
噛み合わないよ

髪似 ....
ただ
つかめない距離を測って
「あなたとわたしの距離は35.2キロメートルですね」
って
いえればいいんだろうか
それも
間違いじゃない たぶん
そんで

どっかにとんでいきそうな ....
レトール ラトール ロトール
きみはうわのそらで 嘆いて
リトール メトール レトール
ぼくはうわのそらを 仰いだ
ルトール ミトール ラートル
「佇む」ってどういう読むんだったっけなぁ
 ....
ただそれは、空想にすぎない出来事で
それは解っていたんだけど
解っていたんだけど

つめがないよ
あしがだるいよ
ここはさむいよ

どうしてもどうしても
必要で
とうてい無理な
 ....
無知アコ(74)
タイトル カテゴリ Point 日付
被害妄想情熱派自由詩2*05/6/30 3:48
ある恋人同士は自由詩005/6/30 3:24
隣の赤十字病院には自由詩005/6/6 20:42
知ったかぶりの自由詩2*05/6/3 16:50
あか自由詩2*05/6/2 22:27
恋に愛な者自由詩1*05/5/31 21:45
強制連行(出演料:730円)自由詩4*05/5/25 23:59
偽善者マーチ自由詩1*05/5/25 23:40
関係無くなれば多分何もしたくなくなる自由詩105/5/24 0:52
強情スリーミニッツ自由詩0*05/5/23 20:44
青春歯車[group]自由詩1*05/5/22 17:44
方の程は式自由詩1*05/5/21 3:29
罵倒バトンリレー自由詩0*05/5/19 22:47
向上心を斜め45度で見る自由詩1*05/5/19 22:03

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