縁起の良い夢も
楽しい夢も
起きた途端に分からなくなる
蒸発するように
見た夢が思い出せなくて
面白かったと思いが数分続いても
続きが見たくても
思い出せないし
普段は夢を見てたの ....
少しずつ光が氷を解くとき
日は滝の苔を照らし
雫が次々に湧いて輝き出す
福寿草が開き始め
タラノキが芽吹き始めたら
厳しい冬も終わり
早春の風が吹き始める
長い冬の曇り空が
晴れや ....
暗い深海から聞こえる鳴き声
大きな羽ばたきで泡立つ中に
声は海原を渡り遥か遠くへ
唸る声、高い声、ひたすらに
長く、甘く、響き渡る
恋歌か子守歌か、
ゆっくりと波に揺られ聞こえてく ....
冷たい雨が降り始め
帽子が濡れていく間に
霙に変わって風が吹いた
喫茶店のドアを開けて
ホットコーヒーを注文し
窓際の席でカップの温もりに
冷えた体を沈めて外を見た
暗く落ちそう ....
二人で互いに微笑みを並べ、向かい合う。
囁き喜びを重ねて浸る夜の背に、翼をひろげ世界が二人の瞳に輝く。そして安らかな眠りを。
*
髭を剃る手が鏡に止まり映った顔が歪んでいる。これは ....
俺の地平が畝っている
どこまでも起伏のない地平ながらも
無軌道に畝っている
どこまでも透明
に限り無く近い青の地平
立ち止まって下を見ると
どこまで墜ちるかわからない暗闇
薄く青みが ....
除雪車が通った後の残された氷を割っては積む
青空はうず高く積まれた雪山に
日を反射して光で満ち溢れる
朝が連れてきた久しぶりの晴天、青い空
早朝の背中を冷やすこともなく、黙々と
脇に寄せ ....
世界が覗き込むのを煩わしいと思った
遠い記憶だけの人陰は曲り角の向こう
唇を読むような分からない文脈よりも
文章は裏切らない
見知らぬ人では上手くいかないけれど
会ったことがあるなら
....
世界の捻れに飲み込まれ
自分、というものの
姿が見えない
見えないものから見る目
は意識の底から浮かぶ
隙間だ
見える世界は何気ない日常
の動き、人々の忙しなく歩く
足元止まらず続 ....
気が取られて
意識が私でない
珈琲の注ぐ湯の量、最後の量
、
空白から飛び出したら
不味いな
慌てる事が減って
苦い毎日がぽろぽろ
今日は何曜日、
今日は何日、
慌てる事のない ....
モーヌ。氏へ誠心より哀悼の意を表します。
ライトニン
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=128900
実は彼の存在を私は知らなかった。
という ....
冴える。
こめかみから鋭くなる。
加速していく思考の連打、逸脱する前進。
眉間を貫く鈍い痛みが
異常と知らせるけれど、
スピードは止まらない。
私はどうなるのだ?
どこへ向かうのだ? ....
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