イチゴ、大好き!!!
みなとちゃんは、まだ2歳の女の子
小さな体で、パクパクパクパク
イチゴ1パックを食べ尽くしそう

お父さん、お母さんが
『1つ、ちょうだい!』
といくらお願いしても ....
雨がやっと止んだ
久し振りの晴れ間に何をしよう?
映画「雨あがる」にあったように
足止めを喰っていた旅を
再開するのが良いかも知れない

まず気鬱をすべて取り除いて
心も晴れやかにしたい ....
忠臣蔵のドラマで大石内蔵助が
京都島原の遊郭で
『浮き世の値、三千両』と
歌い囃され、躍る場面があった

上級武士の大石内蔵助の値が
三千両だとしたら
僕の浮き世の値は
どのくらいにな ....
小学生の頃、父が買ってきた「武将列伝」
父がいないときに盗み読みをし
夢中になって読んだ

織田信長
武田信玄
上杉謙信

戦国時代の武将を中心に
平安から幕末までの武将、武士の
 ....
あと数時間後に優勝者が決まる
音楽コンクールの本戦
バイオリンとオーケストラの共演が
これからはじまる
 
最初にチャイコフスキー
次にブラームス
そしてシベリウスの協奏曲が
次々と演 ....
この道をゆくときは
いつも心が暖かい
暗闇や寒さも気にならず
足取りは
自然と浮き立ってくる

行き先の家では
仲間が待っていて
今日も詩の朗読がある

車座になって、仲間が
次 ....
レストラン、居酒屋
映画、コンサート、旅行
ー「お一人様」に慣れていた

でもこれからは違う
どこへだって2人で行ける
あなたと知り合ったから

店の片隅のカウンターに
小さくなって ....
たった一度だけ
母と2人だけの旅

あれはもう遥か昔のことになる
まだ元気に歩けた母を誘って
伊勢志摩の旅に出た

三河湾、伊勢湾を船で渡り
鳥羽に着き
英虞湾まで足を伸ばし
華麗 ....
いまから僕が歌う 
数分間のテノールのアリアで
必ずあなたを振り向かせる
そして、ソプラノの返し歌
あなたからのアリアをもらう

さっき出会ったばかり
それなのに僕はもうあなたに
心を ....
きょう、おまえは二十歳になる
もし、生きていてくれたら…

特別の思し召しで
神様がいまのおまえを1日だけ
天国から地上に降ろし
会うことができたら
父はおまえと何をしよう?

まず ....
例えば、交響曲第4番「イタリア」
第1楽章のはじまり数小節で
僕はすぐにイタリアの真っ青な空
緑のそよ風が吹く草原へと飛ぶ

例えば、交響曲第3番「スコットランド」
非常にゆったりとした序 ....
このまま終わってしまうのか?
負(ふ)の人生のままー

負の人生では
悲しみが喜びに勝り
不幸が幸福を押しのけ
絶望が希望を隠して
身動きが取れずに
いるのかも知れない

いまさら ....
ひとりでいるとき
孤独だったが
それが怖くはなかった

ふたりでいるとき、
孤独は失せたが
それが怖くなってきた

孤独が見え隠れする
これまではずっと
僕と一緒だったのに

 ....
永遠の女性の敵、恋人の父さえ
殺してしまう悪人
泣かした女をカタログにし
楽しみ、数を誇るドンファン

また誰かが彼の犠牲者になる
次は婚約者がいる乙女の心を
揺さぶり東屋に誘う
悪魔 ....
さて、今日は何を聴こう?

無味乾燥な僕の部屋を
豊穣な世界に変えたいなら
バッハの無伴奏チェロソナタが
良いかも知れない
音楽が進む度に
音による壮大な建築物が現れ
人類の偉大なる遺 ....
これまでどこをどうして
旅をしてきたのだろう?
小さいとき、夏に南の海や
北の山に幾度か
家族で行ったことは
途切れ途切れに覚えている

あの頃は父も母も優しく
弟とも仲良くしていて
 ....
甘樫の丘を登り、散策する
眼下には飛鳥、万葉の遺跡が点在
私は古代へと時をさかのぼり
ロマンの世界に遊ぶ

蘇我氏の隆盛と滅亡
聖徳太子の事績
大化の改新
和歌、相聞歌の舞台ー
次々 ....
私は何を遺して
この世を去ってゆくのだろう?
子や孫を残して?
しかし、彼らは別の人格を持ち
私からは離れた存在となり
年月の流れに
私はだんだんと影を薄くしていく

それでは映像や写 ....
いまから約四百年前
ちょうど今頃の季節に
徳川家康率いる東軍と
石田三成等の西軍が
天下を争った

もっと古くは壬申の乱で
後に天武天皇となる大海人皇子が
天智天皇の子、大友皇子の軍を ....
あなたを巡って歴史は動いた

傾国の美女というのだろうか?
あなたの最初の夫、浅井長政は
兄の信長によって滅ぼされ
次に嫁いだ柴田勝家は
羽柴(豊臣)秀吉によって
自害に追い込まれている ....
音楽史上、最も有名なエピソードの1つ
貴女ークララとロベルト・シューマンとの恋愛、結婚
そして夫亡き後のヨハネス・ブラームスとの謎の関係

数年前、僕は貴女が主人公の映画を観た
オープニング ....
もうかなり昔のこと
僕はあなたの住んでいた部屋
お墓を訪ねたことがある

そのとき、あなたのお墓の前で
僕はこう祈った
『クラシック音楽、あなたに関わるこの仕事を
僕の一生の仕事、天職と ....
詩やエッセイを書く。自分にとってそれがどんな意味があるのか?

かつて詩やエッセイの投稿、コンテストに夢中になっていた時期がある。そして何回かささやかな賞をいただき、それが励みになり、少しでも多く ....
誰が亡くなった?
悲愴の旋律が流れている
まさか、あの人がー
死を予感しながら
運命と戦ってきたのに
諦めの果てなのか?

あの人の足跡の中に
僕の人生はどのように
関わってきたのか ....
第1楽章 夢と情熱

まだ本当の恋を知らない若者は
ときに言いようのない恐れ
不安にさいなまれる

恋人との出会いー
若者の夢と情熱が
恋人の旋律、動機を創り
その姿を次第にはっきり ....
 明日、大高(愛知県)に用事があって行く。大高と言えば、歴史好き、戦国ファンにとっては大高城のことが思い浮かぶであろう。若き家康(元康)が桶狭間の戦いの前に兵粮入れで名を馳せ、名将の片鱗をみせた城だ。 ....  政府の政策もあって、外国人観光客が以前より各段に増えているというニュースを聞いていたが、それを僕自身が如実に感じたことが最近あった。春の選抜高校野球を甲子園に観に行ったとき、大阪城を帰りに見学した。 ....  織田信長が好きで、これまで何ヶ所かその関連の史跡巡りをしてきた。その中で最も感銘を受けたのは、やはり安土城跡を訪れたときになる。
 城郭、建物などはなく、山頂にあった天守閣へと続く石段とわずかの石 ....
ついに辿り着いた
我が終焉の地にー
たぶん、ここで僕は
棺に入り、火葬場へと向かう

いまここに着くまで
根を切られた浮き草のように
流れ流されて
一体幾つの地を
さ迷ってきたことか ....
オーケストラが好きなので、10月、11月は名古屋フィルハーモニー交響楽団の定期演奏会に行くことを検討している。

10月のメインプログラムは、シューベルトの交響曲第9番「グレート」。題名のとおり、 ....
日比津 開(64)
タイトル カテゴリ Point 日付
イチゴ、大好き!!!自由詩419/10/23 10:58
秋、一雨ごとに自由詩219/10/23 2:25
浮き世の値(あたい)自由詩119/10/21 3:37
海音寺潮五郎氏へ自由詩019/10/20 14:36
音楽コンクール自由詩319/10/20 4:43
この道をゆくときは自由詩219/10/19 13:44
「お一人様」卒業自由詩219/10/19 6:11
亡き母との旅、そしてー散文(批評 ...119/10/19 4:06
プッチーニ 歌劇「ラ・ボエーム」より自由詩319/10/18 5:26
きょう二十歳になるおまえと自由詩419/10/17 4:43
メンデルスゾーン「音の絵画」自由詩219/10/16 7:17
負の人生自由詩219/10/15 3:17
孤独の行方自由詩119/10/14 10:02
モーツァルト 歌劇「ドン・ジョバンニ」自由詩419/10/13 7:17
今日、何を聴こう?自由詩319/10/12 23:50
終わりの旅自由詩119/10/12 21:46
甘樫の丘から自由詩019/10/11 11:33
私は何を遺して?自由詩219/10/11 3:46
関ヶ原自由詩119/10/9 17:38
お市の方に自由詩219/10/8 18:25
クララ、貴女に会いたい自由詩319/10/8 4:59
ブラームスへ自由詩319/10/7 12:06
遺書の代わりに散文(批評 ...119/10/7 0:18
悲愴(チャイコフスキー 交響曲第6番より)自由詩1*19/10/6 6:19
幻想交響曲(ベルリオーズより)自由詩119/10/5 19:10
徳川家康の運(歴史の不思議、奇跡)散文(批評 ...019/10/4 19:25
大坂城見学の折に散文(批評 ...019/10/4 17:30
安土城跡散策散文(批評 ...019/10/2 5:31
終焉の地に自由詩019/10/1 4:34
秋に行きたいコンサート散文(批評 ...119/9/30 2:30

Home 戻る 最新へ 次へ
1 2 3 
0.36sec.