「 はしら。 」
PULL.







あの日から、
背負ったこの柱は、
復讐だったのかもしれない。

だがもういい。
もういいんだ。

おれは後数日で、
十五から背負い続けた、
柱を下ろし、
そして捨てる。

皮膚のように、
骨のように、
おれ自身だった。
おれ自身だった。

はしらよ。
はしらよ。













自由詩 「 はしら。 」 Copyright PULL. 2005-08-24 05:37:37
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