ニワゼキショウ
AB(なかほど)

やらなければいけないことが
たまっている
そんな時にかぎって
思い出すことがある


親水公園からの帰りみち
あの
  ふたつめの花がかわいかった
と聞こえたのだけど
あぁ 
と答えた僕には
どんな花だったのか検討つかない



そうこうしているうちに君は
いくつの花をみつけていったのだろう
あいかわらずの僕は
ときどき縁側の端からこうして
君の
  こえ を
庭先にこぼしてしまう




自由詩 ニワゼキショウ Copyright AB(なかほど) 2008-06-11 19:51:55
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