リアルタイム会議室ログ6月5日
片野晃司


片野晃司 [23:20:49]
今回はどれもかわいい詩だね
ふるる [23:20:50]
「すれ」と「戦っている」はわかりやすくて、ポイントが入れやすい感じです。
ふるる [23:21:21]
ただ、私はわかりやすすぎてうーん。と思い、ポイントは入れませんでしたが・・・・。
ふるる [23:21:44]
「わかりやすい」というのは、実はとても技術がいることなのでしょうね。
片野晃司 [23:22:26]
どれもストーリーを追った詩で、とっつきやすいね。難解にするのは駱駝もんね
ふるる [23:23:02]
あ、「すれ」にはポイント入れてた・・・はは
ふるる [23:23:40]
難解にすると、詩っぽくなりますもんね
片野晃司 [23:24:12]
そうそう、だから、わかりやすい詩は難しい。
片野晃司 [23:26:13]
そして、難解な詩を批評するより、わかりやすい詩を批評するほうが難しい。
ふるる [23:27:27]
なるほどー。「きぐるみ」は、逆にわかりずらさを感じたのでポイント入れませんでした。
片野晃司 [23:28:25]
「きぐるみ」は、わかりやすそうな雰囲気だけど、よく読むと奥が深いみたいな。
ふるる [23:29:05]
深いし、きぐるみという視点がとても面白かったですが、もっと簡単にできるかな?と思い。
片野晃司 [23:29:31]
親指を隠すのは、ほんとうは、霊柩車とすれ違ったときだっけ。
片野晃司 [23:30:17]
>病院に運ばれる救急車の中で
>は親指を隠しておくべきか迷いつつ
>親指を守るように指々を
ふるる [23:30:20]
そうですね。ここは読むところでしょうね。
ふるる [23:31:09]
きぐるみを剥がされる=死に近いものを覚悟している場面と言うか
片野晃司 [23:32:54]
最後の
>少し怖い
>ライオンの顔を隠す
がいい感じ。
ふるる [23:33:37]
うーん、ここが、「少し怖い」と言うのは自分自身でそう言ってるのかな?
片野晃司 [23:34:02]
僕はそう読みました。
ふるる [23:34:08]
怖いなら隠さなくてもいいんじゃないかと、私は思ったのですが
ふるる [23:34:36]
「怖い自分がいやで、初めはうさぎのきぐるみを着ていた」ということ?
ふるる [23:35:15]
隠すというと、通常は「弱い自分」なのじゃないかなあ、と
ふるる [23:35:49]
ああ、ほんとは弱いけど、という意味の「少し」怖いライオン。なのかな
片野晃司 [23:36:05]
うーん、、、 そうだなぁ。。。
片野晃司 [23:36:46]
むずかしいね、けっこう。
ふるる [23:37:02]
ここが、もっとものすごく弱い、「ミミズの自分」だったりしたら、ポイント入れちゃいます。
ふるる [23:37:11]
それだと当たり前過ぎなのかな。
ふるる [23:37:46]
でも、うさぎを隠すためにオオカミっていうのは結構当たり前の表現ですね。
片野晃司 [23:37:51]
うん、ここがライオンだから、ちょっと立ち止まって考えちゃうね。
片野晃司 [23:38:33]
そう、だけど、うさぎが真の自分の姿なんじゃなくて、やっぱりうさぎも着ぐるみなんだよね。
山田せばすちゃん [23:38:51]
うさぎ→おおかみのラインとかすらしたらたぶん収拾がつかない
ふるる [23:39:15]
ライオンの方がいい気がだんだんしてきました。百獣の王もうさぎを着ないとやってけない、みたいな
片野晃司 [23:39:38]
お、山田さんいらっしゃーい。雑談からなんとなく合評に移行してます
ふるる [23:40:12]
こんばんわ、山田さん。大根切りではレスをありがとうございました。
山田せばすちゃん [23:40:38]
わかりやすいキャラクターを重ねていかないと収拾がつかなくなるよね
ふるる [23:41:21]
山田さんはどう読まれましたか?「きぐるみ」
片野晃司 [23:41:22]
うん。それぞれ記号がはっきりしてる。「うさぎ」「おおかみ」「ひつじ」
山田せばすちゃん [23:41:34]
それぞれのきぐるみにそれぞれの意味性を持たせていくと重層性は出るかもしれないけれど
山田せばすちゃん [23:42:13]
多分読んでるほうは収拾つかなくなると思います
ふるる [23:42:35]
そういう感想が多いですね。
山田せばすちゃん [23:42:37]
そういう意味ではライオンはやや苦し紛れかな
山田せばすちゃん [23:43:01]
ウサギでも鳴くって狼でも鳴くって羊でもないものとしてのライオン
山田せばすちゃん [23:43:08]
なくって
ふるる [23:43:28]
ただ、ライオンのイメージが強過ぎるかもですね
山田せばすちゃん [23:44:00]
でもきぐるみの中には何もなかったというのもいかにもだし
ふるる [23:44:14]
それだけは嫌。
山田せばすちゃん [23:44:22]
じゃあお前はなんなの?というといはかなり実は難しい
山田せばすちゃん [23:44:44]
たまねぎとからっきょの皮剥きに近いイメージだ(w
ふるる [23:44:46]
「山田せばすちゃん」だったというのはどうですか?(笑)
片野晃司 [23:45:20]
でも特に考えなく「ライオンの顔」をもってくるはずはないので、意味を汲み取りたいな
山田せばすちゃん [23:45:29]
どういう記号性を持たせようというつもりかによります(w>山田
ふるる [23:46:01]
やっぱり「ライオンも弱いのよ、隠したいのよ、」かしら・・・・
山田せばすちゃん [23:46:46]
世間は狼とウサギしかいないんだよね
山田せばすちゃん [23:47:11]
ひつじとねこは余計なのかも
ふるる [23:47:23]
「猫の帽子」って何でしょうね。
山田せばすちゃん [23:47:53]
正確には世間には狼とウサギの顔しかない、何だけれども
山田せばすちゃん [23:48:52]
顔なんだから多分こいつらも実はきぐるみなんだろう
ふるる [23:49:00]
私も、ひつじとねこは余計で、それでわかりずらさを感じました。
片野晃司 [23:49:19]
>ふたりがかりで
>うさぎのうさぎの上着を脱がせようと
>悪戦苦闘し
の「うさぎのうさぎの」ってのはタイプミスかなぁ。。。
山田せばすちゃん [23:49:54]
重ね着してるからウサギのウサギなのでしょう
片野晃司 [23:50:10]
ああ、なるほど
ふるる [23:50:15]
私もタイプミスだと思ってました・・・。
片野晃司 [23:50:44]
ウサギの「ウサギの上着」、を脱がせた、と。
山田せばすちゃん [23:50:55]
最後に正体が暴かれるまでは、まその暴かれた正体自体にも疑問はあるのだけれど
oldsoup [23:51:05]
頭痛が痛いので控えめに参戦しておきます、こんばんわ。
山田せばすちゃん [23:51:19]
最初の行では主格は「うさぎは」なので
ふるる [23:51:20]
こんばんわ、スープさん。
山田せばすちゃん [23:51:34]
うさぎなのですよ、本質的には(w
片野晃司 [23:51:38]
あ、こんばんは。今日は雑談から移行して、なんとなく3位の「着ぐるみ」でやってます
カサイユウヤ [23:52:13]
こんばんは〜
oldsoup [23:52:17]
そのようですねーすっかりもう終わっているものかと思っていたけれど。
ふるる [23:52:19]
ならば「うさぎの」ってわざわざ言わなくてもいいですよね。
佐々宝砂 [23:52:21]
(こんばんは。たぶんいるだけなので)
ふるる [23:52:51]
いま一度推敲があったなら・・・(←お前が言うな)
片野晃司 [23:53:06]
こばわ〜カサイさん、佐々さん
ふるる [23:53:07]
こんばんわ。佐々さん。
山田せばすちゃん [23:53:15]
わざわざ言うから面白い(w
山田せばすちゃん [23:53:40]
そういうとこが仕掛けなんでしょう
ふるる [23:54:01]
なるほど。「面白い」と感じさせます、確かに
片野晃司 [23:54:13]
あと、ちょっとしたら2位の「戦っている」
oldsoup [23:54:14]
わざわざ言っておるのは、「この辺でウサギノを一度入れておかないと本来のものがなんだか分からなくなってしまう」という作者の配慮じゃないですかね、それがいいか悪いかを別にすれば
片野晃司 [23:54:17]
やりますか
ふるる [23:54:44]
「えんやこら」とか「だらんっ」にも。
片野晃司 [23:55:42]
>その頃うさぎの親指を握り締めていた手が
>力なくだらんっと落ちて
は、ちょっと書き込みすぎな感じはするね
ふるる [23:56:41]
「力なく」と「だらんっ」は同じですもんね。重ねて言うことに意味があるのかな?
oldsoup [23:56:43]
描写の客観性からすれば、そうですねー
末上シン [23:57:50]
(こんばんは。既にパジャマの為、短めに参加。汗)
oldsoup [23:58:07]
重ねて言っているのは、強調でもあるようだし、行の折り返しのための妥協のようにも見えるけれど
片野晃司 [23:58:15]
こんばんは^^>シンさん
ふるる [23:59:01]
こんばんわ、シンさん。
カサイユウヤ [0:00:00]
こんばんは>シンさん
片野晃司 [0:01:28]
今日は、この「きぐるみ」だけにしておいたほうがいいかな。
oldsoup [0:01:41]
じぶんはネタ自体は面白いと感じたけれど、なぜポイントを入れなかったかというと最後の行アキが不自然な気がしていれませんでしたと
ふるる [0:02:26]
そうですね、もう日付が変わっていますし・・・
片野晃司 [0:02:51]
そうかなあ、「気がつくと病院のベッドの上」ということだから、空行いっこあっても、僕はいいとおもったけど。
ふるる [0:04:05]
私も。最後までつなげられると、疲れちゃうかな。
末上シン [0:04:19]
ぼくは、「きぐるみ」の詩の書き方ってよくある書き方だと思うんだけど、あの引力と言うか、読者釘付けにする力の凄いなって
oldsoup [0:04:43]
そうも思ったのだけれど、今まであれだけ時間を引っ張ってきて、多少の時間の空きぐらいで行を開けられてしまうと、じぶんは戸惑うのです
片野晃司 [0:05:19]
なるほど>ふるるさん、スープさん
ふるる [0:05:56]
読者を引きつける装置が随所に仕掛けられているのですね。
ふるる [0:06:08]
>シンさん
oldsoup [0:06:43]
確かに引力はあります。ネタも面白い
末上シン [0:07:01]
長かったり、同じ段を繰り返す時って不思議な引力がないと読者は途中で読まないものだと・・・
oldsoup [0:07:21]
だけれどそれは不自然さを覆い隠すほどのものではなかったと
末上シン [0:08:09]
うーん。僕は、不自然な世界を描いた詩だから、不自然さもまた魅力だと思った(笑)
oldsoup [0:10:36]
そういう考えもあるのだろうけれども、いくら風景が奇抜奇天烈で美しくとも歩く道が整備されてなければ純粋なる歩行を楽しむことは出来ない感覚もありまして
ふるる [0:11:07]
サダアイカさんの、言葉の引力はすごくあると思うのです。ただ、もう少し読者のことを考えて・・・(←
お前が言うな)
末上シン [0:11:51]
なんかこう、これからもその引力で魅力的な詩を書いてくれる方かもしれませんね
ふるる [0:12:57]
だと素敵です。うれしいです。>シンさん
山田せばすちゃん [0:12:58]
これはもうある意味どうしようもないよね
末上シン [0:13:20]
読者にとって読みやすいものになっていくかは、僕にもわからないけど・・・
山田せばすちゃん [0:13:22]
オチがつまんないんだけど、この世界観では
山田せばすちゃん [0:13:44]
オチが何か他の動物であるか、あるいはからっぽか
片野晃司 [0:13:51]
ん、そろそろ、じゃ、今回の合評会はこのへんで締めますか
山田せばすちゃん [0:14:04]
どっちかしか俺は思ういつかないけどどっちももうひとつつまんない
山田せばすちゃん [0:14:49]
でもこの出発点からはゴールはもうそこしかないのな
oldsoup [0:15:15]
じぶんはどちらでも <<締め
片野晃司 [0:15:20]
ふむふむ
ふるる [0:15:26]
私だったら「ミミズ」にするけどな・・・。(しつこい)
oldsoup [0:15:49]
取っ付きやすい詩であることは間違いかと
末上シン [0:15:53]
と、言うことで。そろそろ・・・ベッドへGO(笑)
山田せばすちゃん [0:16:01]
そういう意味性を持たせチャだめなんだと思うよ、ここ
片野晃司 [0:16:06]
僕は、もうちょっとシンプルでもいいんじゃないかな、と思った。です。
山田せばすちゃん [0:16:14]
ミミズでもライオンでも山田せばすちゃんでも(w
山田せばすちゃん [0:16:30]
中身に意味があってはいけない
末上シン [0:16:32]
ありがとでした。おやすみなさ〜い
片野晃司 [0:16:39]
あとは、どなたか、なにか言い残したことは。。。
ふるる [0:17:07]
おやすみなさい、シンさん。
山田せばすちゃん [0:17:16]
でもここでは何もないと書いたとしても
山田せばすちゃん [0:17:30]
何もないこと自体が意味を求められてしまうじゃないか
oldsoup [0:17:32]
言い残したこと。普通に頭が痛いでする



散文(批評随筆小説等) リアルタイム会議室ログ6月5日 Copyright 片野晃司 2004-06-06 00:27:29
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