「 天体感触。 」
PULL.







ちくわのてれすこーぷ覗いて想うあの星ひとつ囓ってみたい。






土星くんはきれい好き今夜もシャンプーハットで入浴宇宙。



でっかい目玉をぐりぐりさせて木星くんはいつも落ち着かない。





復活祭の夜近く月は膨らみ卵に化けてかくれんぼ。





垂直のきみは傲慢それぐらい斜に構えてた方がかわいい。



焼けた空に手を透かし焦がしてみたらやけた気持ちが嫉妬した。






家族の食卓に王様ふたり冥王くんはひとつ向こうです。






涙は蒸発してもうない?いいえ火星くんは泣き星でした。



泳げない水星くんは輪が欲しいと言いました誰か貸してあげてね。














しまった寝過ごした!金星くんは諦めて二度寝しますぐうぐう。












           了。



短歌 「 天体感触。 」 Copyright PULL. 2007-04-03 19:07:32
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