双葉よ。
どうか芽吹いて。
いまは雪の下
凍えた土で、ちからを溜めてまっている。

地上への好奇心をもっておいで。
だいじょうぶ、心配しないで。
茎がひねくれても、添え木をあてます。
 ....
運命線がないんだね
ってだいすきなあなたに
言われたので
なんだか、無性にうれしい。

つまるところ
わたしの指には赤い糸がないので
わたしとあなたは運命じゃないし
前世の行いのせいじ ....
あなたのこのみはなんだろう
と、おもいつつ
たまごを割り
しろみ

きみ
にわける
よく冷えた銀色のボオルに、ひしゃげた顔がうつり
かしゃかしゃと、撹拌されていく

こんげつのつ ....
ことばよりさきに
脱ぎ去れない肉体を持って
取り乱す
見上げれば
木漏れ日が
からだを斑に染め
赤と緑に、網膜が灼ける

わたしは、うまれてしまったのだ
あかくふよふ ....
あなたの胸に、耳をつける。
はらはらと
降りつもる、ゆき。
さいげんなく現れる、ぶあつい雪片。
あなたにふれた手のひらが、やはらかく折り重なり
何層にもなってゐる。
ぼくのも、知らないひと ....
凍湖(155)
タイトル カテゴリ Point 日付
育っていくもの自由詩613/3/2 11:19
運命線がない自由詩5*13/2/26 3:07
チョコレートケーキを焼く自由詩5*13/2/25 14:52
ことばよりさきに自由詩9*13/2/25 12:40
ふる雪のそこに自由詩10*13/2/24 0:41

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