この町よりも
あの町よりも
その町よりも
どの町よりも
山々に囲まれた ....
子猫のしゃっくりを右手で引っ掴み
やあらホイ!
ドックフードを食べ残した犬をポチと名付ける
....
抑揚の中で光に悶える
今日の私達はそんな午後を迎えていた
開け放たれた窓の奥の空から 飛行機雲が落下するのを見て
私達は普段タンスの三段目に入れている宝箱という名の金庫を取り出し
中か ....
―お客様お客様ブレーキお一ついかがですか?
―いえ、間に合ってますんで大丈夫です
―そんなことを言わずに、ささ自転車のブレーキでも
―いや、俺自転車乗れないんで
―それでは ....
星が星としてきらめく一瞬を
空の向こう側へ向けられた
望遠鏡のレンズに映し出し
それを君の心の中の一角に押し込めば
波打たぬ心臓にある二つの弁の内
閉ざされた方が開くかもしれない
....
「
穴という穴から火を吹いて!
発熱する小さなドラゴン、楽器の
でもこいつはドラゴンというよりよく出来た埴輪に近いヤツかもしれない
でもこいつはきっと無機物よりも動物に近い ....
バスタブから飛び出してきたピアノが空中を凌駕する朝
僕はいつも通りの朝を迎えいつも通りの朝食を摂りそしてまたいつも通りの「朝」の日課を黙々とこなす
要はいつもどおりの、そう朝にしなけれ ....
動物達にしか聞こえないラララララ
森がけたたましくあくびをしている
動物達が 微かな
物音を
微かな
....
あ
あ、向こうから
あ
こっちから
あ、
あ、
....
閃光か闇か分からない
一寸先は闇だって
じゃあ二寸先は閃光花火なのか
ぐるぐる爆発と稲光が回ってる 光ってる
またたき またたく
閃光か花火かまるっきり分からない
....
古新聞紙が家の物置に山積みになっている
今日は確か古紙回収の日だったと今朝になって気づいたが
今更になってこの大量の古紙を束ねてまでゴミ捨て場にいくには気が引ける
古新聞紙が ....
赤青黄
(71)
タイトル
カテゴリ
Point
日付
この町よりもあの町よりもその町よりもどの町よりも山々に囲まれ ...
自由詩
2*
13/1/21 2:06
ポチと子猫とそれから私
自由詩
5*
13/1/17 2:33
クリスタル・ゲージ
自由詩
3*
13/1/14 2:59
ブレーキ祭り
自由詩
4*
13/1/14 2:12
スコープテレスコープ
自由詩
2*
13/1/13 2:34
リコーダードラゴン
自由詩
1*
13/1/13 1:16
バスタブに降り積もる、雪
自由詩
1*
13/1/12 9:24
うるさいうた
自由詩
1*
13/1/12 0:48
あ
自由詩
1*
13/1/12 0:23
エレキテル
自由詩
2*
13/1/10 1:57
新聞紙は十二時を過ぎるとシンデレラになる
自由詩
3*
13/1/10 1:19
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