優しさとは一体 どこから来たのか
風に吹かれて花が揺れるような
そんな感動を携えて
優しさとは一体 どこから生まれるのか
始まりも忘れた旅の果てに
得たものは両手では抱えきれない
....
みんなが楽しいはずの日だから
それだけ悲しくなる
みんなが嬉しいはずの日だから
それだけ寂しくなる
どんな顔で笑えばいい?
どんな言葉で飾ればいい?
幸せな日を幸せにするには
....
息をとめた空間で毎日を過ごした
こわい こわい
こわい こわい
未来が見えない
音を消した過去を毎日思い出した
いやだ いやだ
いやだ いやだ
どこにも行けない
歩かない花だっ ....
夢と現実という
区切りを付けたのは誰だったっけ
僕らはその中でしか生きれない
今日も鳥は飛んでいく
恋と愛という
区切りをつけたのは誰だったっけ
僕らはその二つに縛られる
明 ....
ただ こんなにも
生きるということは
切ないのだろうか
夢を素通りして歩いてきた道
それすらも 愛してしまえる今
僕は覚えたくなかったと
死んだ過去が声もなく叫んでいた
ただ こ ....
ああ少女が
紅い靴を脱ぎ捨てていく
美しい泉に入る為に
ああ朝日が
靴を照らしていく
今を過去に 風化させる為に
少女は知らないから そんなことを
いいえ 知らないから 知ってい ....
始らなかったので終らせてみた
紅い薔薇を黒く染めるように
けしてそれは汚くはなく
光るような色でした
苦しかった息も平穏を取り戻し
花を摘み始める
綺麗でしょう?と渡された心は ....
鍵をかけた心にも
どうやら隙間が出来るようで
いちにのさん で
入り込む人の手
罠をかけた唇にも
どうやら幼さが残るようで
いちにのさん で
滑り込む君の声
語りかけた ....
はじまりは いつも真っ白だ
そこに黒い線を描き
僕らは僕を表現していく
なんて美しい絵だろう
僕らは白と黒でこんなにも綺麗な絵が描ける
それも感情が露になっているという
様々な風景もみ ....
実家のタオルの匂いは幼い頃の記憶を呼び覚ますね
僕らは何で大人になってしまったんだろう
排気ガスの臭いに汚染されてしまって
世界は今日も嘆いているというのに
僕らは自分のことしかできない
大 ....
苦しみのあとには幸せが待っていると誰が言ったんだろう?
瘡蓋だらけの手は夢をつかめると誰がほざいたんだろう?
言った本人は未来のことなど考えもしなかっただろうに
ポジティブとは時に残酷だ
ネガ ....
オレンジの月を見ました。
「月が綺麗ですね」
そうあなたに言いました。
真っ青な太陽を見ました。
「とても素敵ですね」
そうあなたに言いました。
いつまでもいつまでも
隣にい ....
わかっていた
それはどこにもあって
どこにもないことを
わかっていた
それはすぐ隣にあって
とても遠くにいることを
わかっていた
わかっていた
わかっていたのに
どう ....
知ってますか
春はしゃべることを
知ってますか
彼が嘘をつくことを
知ってますか
猫はすべてを見ていることを
知ってますか
あなたがどこから来たのかを
春の雪はおっちょこちょい
夏の雪はちょっと我侭
秋の雪は目立ちたがり
冬の雪は冷たいけれど礼儀正しい
突き刺さる言葉の雨は乾かない。
誰かと探した夜明け前
忘れられない崩壊音
君じゃなくても良かったと
誰かが教えてくれていた
さよならさよなら愛しい劣等
ありがとうも言わないよ
それだけ君は近すぎて
言葉じゃ ....
日の光を浴びた詩は
いつしか風化していくだろう
人の目に触れて
形を変えてゆくだろう
暗闇の中にぽつんと佇む詩は
鮮度を保ったまま
誰の心にも留まらないで
静かに静かに姿を景色に変え ....
餃子を蒸して食べた。
皮が厚くて美味しかった。
一緒に蒸した人参を食べた。
硬くて嫌な臭いがして不味かった。
餃子を先に食べればよかったと、後悔した。
私の口の中は人参の臭いで満たさ ....
綺麗になりたいと思って伸ばした爪に入る汚れの多さ
痒いと思って掻いた後に気付く瘡蓋から流れる血
届かないはずの想いを瓶に詰めて海に流したら届いた時の怒り
手をつないだ君との将来の約束 ....
水は流されることは許されるが流れることは許されない
水は留まることは許されるが止まることは許されない
いつだって受身
いつだって無心
自分の意思など持っていたら死んでしまう
....
私は強い人は見たことないが賢い人なら見たことがある。
私は弱い人は見たことないが自分を卑下する人なら見たことがある。
さよならも言わず
駆け出すのは
記憶に留まらず
流れ出るのは
寂しさも見せず
踊りゆくのは
時に強く
時に優しく
肌を撫でる
風
新聞を 読もうとしたら 猫が乗る
目を瞑って 世界を見た
それはそれは綺麗だった
明日が来ない 世界だった
綺麗過ぎて悲しかった
僕は居よう 君と居よう
忘れたくない明日を進もう
さようならは 嬉しいよね
そ ....
「みんなしている」
「誰もが思っている」
それはほんと?
聞くたびに感じる違和感
誰が確認して「みんな」「誰も」と言い切っているのか
多数が存在しているからといって
少数をなくして ....
友という字はよく見ると
「又」と「ナ」で出来ており
「またな」と読める
また会うことを約束する人たち
そういう意味を込めて作られたのなら
あなたに振られた私なのに
あなたをまだ好きでいる私なのに
あなたが切なくて仕方がなかった
あなたに振られた私なのに
あなたに傷つけられた私なのに
あなたが哀しくて堪らなかった
真実のあなたの横顔が ....
笑顔はしゃべっていた
空は詠っていた
君は絵本の中にいた
物語はすぐ
終わってしまっていた
知らなかった
知らなかった
知らなかったんだよぉ
あんたがさ
いつも笑ってるからさ
俺は安心しちまって
わからなかった
わからなかった
わからなかったんだよぉ
あんた ....
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