私が幼稚園生だった頃、パパは鼻の下に口ひげを生やしていた。
ある日、幼稚園の先生が「パパがひげを生やしている人!」と歌の途中に訊いた。
私にとってひげとはもっともじゃもじゃしたものだったので無反応 ....
死ぬ気でやればなんだってできるんだ
とあなたが思い詰めたように言うので
死なないで
と言ってみた
つらくても死ねないのは苦しいよ
とあなたが力無く言うので
じゃあつらい時は死になね
....
あなたといる夜
私はとっても眠たくて
あなたが話し掛ける声を聞きながら
私は眠りの世界に引きずり込まれる
あなたのいない夜
私はとっても寂しくて
あなたのいないこんな夜こそ
私はゆっ ....
詩には死、セックス、汚物、精神病、薬、銃
これがお決まり
詩には愛、自然、美、メルヘン
これも定番
詩を詠む人は自意識過剰な寂しがり屋
大方の印象
全身で自己を表現する詩詠 ....
昨日、彼に体重がばれた。
今までずっと秘密にしていたのに。
泣きそうになる私に彼がくれた言葉。
「キミがもし、普通の女の子より
10?体重が多いと嘆くなら
それは見当違いだよ ....
勉強しなくちゃならない
それは私が挑戦すると決めたから
でも勉強どころか新聞もテレビも見てなくて
世の中のことが何もわからなくなっていた
本当は
ゆっくり部屋を掃除したり
お料理し ....
昨日、夢を見た
隣りで寝ているはずのキミは
夢の中では遠い人だった
キミを失わないように、
私は必死でキミを追いかけていた
みっともないくらいに必死で
でもその想いは届くことは ....
その女性は美しい言葉を使う女性だった
私のようにありふれたストレートな言葉ではなく
詩のようなお伽話のようなあんず色の言葉を使う女性だった
それが私の想像力を掻き立て私を苦しめる
その ....
恋している
いつの間にか
強がっていた
愛したのは彼の方だと
これはただの愛着だと
愛は穏やかなもの
恋は苦しいもの
愛は与えることが喜びで
恋は気づいて欲しい想い
....
日曜日にできること
きみと早起きの公園で遊ぶこと
きみとファミレスのドリンクバーでまったりすること
きみと夕食の献立を考えること
きみと一緒にできること
牛丼屋さんに入ること
ケンカし ....
今日もケンカをした
この何ヵ月かというもの、よくケンカをするのだ
そもそもケンカなんて子供の頃の兄弟げんかと
中高生の多感な時期に友達とねちねちやり合ったので
卒業していたはずなのだ
....
私の彼は詩人である
ロマンチストな男の人はステキだと思っていたけれど、
実際に詩を書く男性に出会ったのは初めてのことだ
彼はデート中に立ち寄った喫茶店でも、お茶を飲みながら
一人の世界 ....
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