こっそり、と。
ひっそり、と。

僕は生きている。

誰にも気付かれることもなく。
誰にも気付くこともなく。

誰もいない自分の世界で。
誰もいらない自分だけの世界で ....
アルパカパカパカ、三パカパカ。
合わせてパカパカ、六パカパカ。

アルパカバカバカ、三バカバカ。
陰口サイテー、六バカバカ。

アルパカカパカパ、三カパカパ。
入れ歯がズレたよ、六カ ....
何かで悩み苦しむあなたへ。
気持ちが落ち着かないあなたへ。
生きることが辛いあなたへ。
自らが如何に無力かを知ったあなたへ。

想いも感情も何もかも、
吐いて吐いて吐き出して、
空っ ....
微かに霞む過去。
神に星に短冊にと、何にでも願った過去の僕。
そのくせ現実を全く見ず、奇跡を信じ続けた過去の僕。
嗚呼。僕の人生は、まだ始まってすらもいなかった。

慌ただしい現在。
 ....
いつか大空で泳ぎ回ることを願いながら、海から空へと何度も飛び跳ね続けた昨日までの海豚。

いつか大空で泳ぎ回ることを望みながら、もう空を見上げることしかできなくなった今日の海豚。

いつか ....
話して楽になるなら、僕は話す。
ペラペラペラペラ、話してやる。

笑って楽になるなら、僕は笑う。
ギャハギャハギャハギャハ、笑ってやる。

泣いて楽になるなら、僕は泣く。
ワンワンワ ....
らいおんは、負けない。

どんなに危機的な状況でも、どんなに絶望的な状況でも、らいおんは負ける訳にはいかない。

だって負けてしまえば、らいおんはらいおんではなくなってしまうのだから。
 ....
自分の生まれた意味が見出だせなくて、
自分の生まれた意義が見出だせなくて、
僕は今日も、世界の真ん中で問い続ける。

嗚呼、本当はその問いに答えがないことを知っているのに。


自分 ....
あんまり研究がはかどったとは言えないけど、帰宅中。

まぁそう簡単に出来るなら卒研に1年かける意味がないしなぁと、帰宅中。

でもわざわざ日曜日に頑張ったのだから少しくらいは進んだはず ....
何故かと問われれば、具体的な根拠がないので答えられないのだけれど、今日は雨が降る予定。
だから僕は、お気に入りの傘を持って意気揚々と出掛けていった。


しかし、どのくらい歩いても歩いても ....
眠いと呟いた僕に、それは大変だと呟いた僕は、眠気覚ましにと、リボルバーを腰に提げた僕から借りたリボルバーを、眠いと呟いていた僕の脳天に向けて、躊躇することなく引き金を引き、眠いと呟いていたはずの僕 .... 僕は、雨が嫌いだ。

というよりは、雨で濡れるのが嫌いだ。
だから、雨が嫌いというよりは濡れるのが嫌いなのかもしれない。

しかし、シャワーを浴びるのが嫌いじゃないことから、水に濡れるの ....
僕と君の境界線が不明確で、
君と僕の境界線が不鮮明で。

気になる僕は仕分けをし、
気にしない君も仕分けをする。


頭を掻くための左手は、僕ので。
繋ぐための右手は、君ので。
 ....
悲しくて、哀しくて。
ふいに零れた涙には、その悲しみと哀しみが含まれていた。

だが、それに気付いたときには、既に時は遅く。
慌てて捕まえようと手を伸ばすも、僕の涙は排水溝に流れ落ちてしま ....
僕はただ綺麗な花が見たいだけなんだ。

道端で丸くて綺麗なものを拾ったのは、学校から帰る途中のことだった。
ただそれが何であるのかはわからなかったが、綺麗であることだけは間違いなかった。
だか ....
息を吐き出すつもりが、誤って魂を吐き出してしまった不器用な僕。

慌てて捕まえようとするも、当然ながら実体のない魂は触れることはできないし。
だけど、もし触れられたとしても不器用な僕には捕ま ....
「睡魔のように、食欲のように、定期的に絶え間無く襲ってくる殺人意欲の抑え方を僕はよく知らない」

初めて出会ったときに言われた彼の、冗談にしか取れない戯言が、本当は言葉以上の重みを持っていたの ....
変化のない日常はとてもとても退屈で、とてもとても詰まらない。

しかし、僕はそんな日常を繰り返す。
文句も言わず、愚痴も零さず。

だって、これが僕の人生だから。


ただ、生きて ....
僕のやる気。

外見は鉄ようで。
でも、中身はただのガラスのようで。
強度なんてものは皆無のようで。


それをゴムボールのように弄ぶ僕。
どうだ、と言わんばかりの得意顔。したり顔 ....
全てが崩れ落ちた世界。

命有るものも、命無いものも。
形有るものも、形無いものも。
色や時間や空間さえも。


もう世界には何もない。



そんな世界で、僕はただ歩き続け ....
月は言う。
私に足を踏み入れた誰かさんじゃないけど、地球は青かったわ。そして、そこに加わる白や緑といった様々な色合い。それはまさに一つの絵画のよう。本当に本当に綺麗よ。
まっ、外見はだけどね。 ....
あぁ、沈んでいく。
沈んでいく。


太平洋よりも深く、
大西洋よりも深く、
インド洋よりも深く、
日本海よりも深く、
他のどの海よりも深い水溜まりに、
僕は沈んでいく。

 ....
糞のような上司に扱き使われ、糞のような後輩に罵られながらの仕事を終えた僕は、朦朧とした意識の中で帰宅した。


霞んだ視界の中で、世界が僕を嘲笑っている。


絶え間ない幻覚と込み上げ ....
本当の本当は本当か。

嘘の嘘は嘘なのか。

本当の嘘は嘘のこと。

嘘の本当も嘘のこと。

本当と嘘は曖昧で、
嘘と本当は明確です。


嘘の嘘は本当で、
本当の本当は ....
敬語(24)
タイトル カテゴリ Point 日付
こっそり、と。ひっそり、と。自由詩115/5/19 22:31
早口言葉 アルパカ編自由詩011/3/28 13:49
拝啓、自由詩111/3/20 13:32
僕の人生自由詩011/3/1 13:35
海豚自由詩2+11/2/18 4:35
ストレス爆弾自由詩110/11/16 22:50
らいおんは、負けない。自由詩210/11/8 11:36
悩み自由詩110/10/20 13:35
帰宅中。自由詩1+10/9/12 19:31
雨とかくれんぼ。自由詩110/6/14 13:39
眠気と矛盾と背理法自由詩010/5/25 2:45
レインコートと長柄の傘自由詩2*10/5/7 12:38
僕と君の境界線自由詩010/4/26 12:23
僕の涙。自由詩3*10/4/19 3:39
綺麗な目玉に咲く綺麗な花自由詩1*10/4/11 17:19
魂風船自由詩1*10/3/5 22:44
彼と私自由詩1*10/1/11 19:36
終わらない夢自由詩009/12/9 12:35
やる気はやる気。自由詩009/12/7 12:11
無と有からなる滑稽さ。自由詩009/12/7 12:10
地球自由詩2+*09/10/26 10:27
撃沈。自由詩1*09/8/18 14:30
腹痛自由詩1*09/7/30 1:49
本当と嘘自由詩009/7/29 1:44

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