小学校の卒業式
きっと通じていたであろう君とわたしの恋心
最後のチャンスは別れの寂しさに流されて
想いはそのまま過去の海へ流れていった
中学校の卒業式
月日にさらわれ私の片恋だけが残さ ....
叶えてこその この夢を
恥を捨てて語れない
写実に甘んず浪漫主義者よ
総べての道はローマに通ず
急がば回れの臆病虫に
喰い尽くされた靴を履き
歩く道は実に平坦
義務を言い ....
自分のいちばん柔らかい一部を 握り締めたその手に預けたかのように
切切と思い
逸らした視線と隔壁とを以って 遥か遠くに突き放すように
対岸の火事と決め込む
ある時は文字通り「傍」に ....
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