ときおり、なまえを付けてきた
今、見えているものたちのこえ
ひとしきり、なまえを呼んでいた
昔、とおりすぎた波止場のすみ
正午を知らすサイレンと
赤と白の煙突に泣 ....
よるというカーテンを捲ればひしめき合う点と点と点と
うごめくような小さな目映さでもって
私は朝に傾倒する
さわさわとする入り口
あるような、ないような私の内坪に
すこしだけかかる重み ....
あお を群にして わたし に忍びこんでくる
あさ を潰して 広がっていく
わたし は地べたに吸い込まれていく
そうして 土になって
寝転んだ 土のわたし
あな ....
くらくて せまい 箱の中です
(遠くで雨がさめざめと泣いている近くで雷が
わたしは閉ざされた内側しかしらないから
それは怖いものとも思わなかったけれど
日がな一日膨らませた ....
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