我、思う。
声なき心が
月の水辺で
戯れん事を

昨日今日に
声の灯火が
溢れる事を


我、思う。
声なき足跡
月灯りの下
戯れん事を

昨日今日に
声の篝火が
灯 ....
あなたは図
を作る

図を見れるのは
わたしの特権

あなたの図
に乗る

軌道修正は
わたしの務め

あなたが図
を塗る

色具合を診るのは
わたしの直感

あな ....
最近、地球の飴という不思議な飴を購入したところ、7種類入っていたので、一週間かけて食べてみた。

月曜日は 光沢のない飴を
火曜日は くすんだあおの飴を
水曜日は 枯れ草色の飴を
木曜日は  ....
絶え間なく続く日々の
色彩のない花弁
説明書の無い明日の
積み木遊びをしては
名も無き今日の夜空に
もう一度と
伸ばした手

大切なものはいつも
目隠しをして隠れん坊
今日という日 ....
嫌い嫌い嫌い

何回も口にしたら
好きになった


へんなの


ならばと

好き好き好き

何回も口にしたら
もっと好きになった


へんなの
今宵眠る者達へ

今日に出会えたということに
感謝の気持ちを

そして、
陽に出会えたということに
感謝の気持ちを


今宵眠る者達へ

明日に出会えますようにと
そらへ祈ろ ....
何かを告げるとき
何かを決断するとき
大胆でありつつも
いつも臆病がかくれんぼ

見つからないように
上手に上手にかくれんぼ
何故此処に居るのかも
何故其処に行くのかも
分からぬまま時は過ぎ
「何故」が硬く心を閉ざし
気づく頃には空一面に
咲き乱れゆく光の結晶


*2003年の初め頃に書いたものです。
我先にと
追いつけ追いこせ
ゴールのない
運動会
口を大きく開けて
「春よ 来い」



叫ぶ姿に圧倒されて


春は

もうすぐそこ
点々とした星たちを
一つにまとめて月を作り
わたしはそれを喰らう


まやかしの月を


この街に溢れている光は誤りばかりで
どこかが欠け、どこかで光をなくしている


誤りば ....
ゆひゃ(11)
タイトル カテゴリ Point 日付
我、思う自由詩104/4/6 20:06
図に乗る自由詩104/4/6 20:00
7種類の飴自由詩1*04/4/6 19:53
大切なもの自由詩104/3/13 23:31
むだい自由詩104/3/13 23:29
眠る者達へ自由詩104/3/13 23:28
大胆と臆病自由詩204/2/12 16:04
「何故」という存在自由詩104/2/12 16:03
時計自由詩004/2/12 16:01
水仙自由詩304/2/6 21:19
月食自由詩304/2/6 21:07

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