私が、勝手にカテゴライズした妄想作詞ということをやっています。
意味は洋楽の曲を聞いて掻き立てられ、妄想してその世界観を
自分の解釈で再構築し、勝手に詞を付けるという
他の人にとってはどうでもい ....
私という事実は賞与や
垣根になる花から
なっていることに気づきました
だらだらと臭い息を吐きながら
日の目を見ることを夢見ています
哀れみの目で見られることや
好奇の目で見られるこ ....
家に戻ると友人からもらった
お香を焚いて
映画を見ながら
死と酒を交わした
「明日は向こう岸の
バッティングセンターに
行かなきゃならない。
ここん所忙しいんだ」
....
いつも行くレンタルビデオショップの
アダルトコーナーの企画物の横に死が立っていた
私が驚いてピクッと体が反応すると
斜め前の痴漢コーナーにつんのめり
行儀が決して良いとは言えない出立ちで
....
パンを加えた家主が 朝の雨で転んだ
LEDの気流で雨が止み
尻の穴に嵌め込んどいた
下剤が裁判所で見つかった
外では大量生産が盛んに行われ
水が乾き 蒔いた種が乾涸びた
絵本が意義をな ....
時は漂う何年前かのこと
ただ跨がった時代を生き
悲しくも苦しくもないような道を歩み
辱めを避け 懐古を好む
私は熱を帯びた鳥のように
配慮と対処を無駄のように施す
思えば皺の数か ....
ひとつの夜が終わる時
また次の夜が追いかけてくる
あなたが追った数字を
私が零にした数字を
また誰かが 追っかけていった
繰り返した失敗を
悔やみ 舌を噛んだ
ああ 立 ....
誰もいなくなった店
BGM と ペン
を叩く音だけが呼吸する
灰皿からこぼれた灰や
コースターの跡の水滴
そんな光景はどこにでもあり
反芻して迷路に迷い込む
信号 ....
ジョシ.ムーアが歌を作ってくれた
新しい歌だ タージリンティーを
2つのカップに入れながら聞いた
感想を求めず彼はお茶を飲んだ
「最近の寒さのせいでマフラーが
必要なんだ」と言 ....
これが最後の挨拶だ
もうここに戻ることはない
旅立つ準備はできた
喉の裏を空気が入り込む
感情が絡み合い
脳内で火花を散らす
まだ悩みがあるようだ
9時前にはおいしい
トー ....
焦げ臭い匂いだけが
この地に残した功績だ
灰は海に流され
やさしい言葉の一つも
言わなかったし
知らなかった
三日後には跡形もなく
車体も車輪も匂いも
....
三年半思い詰めた彼女は
涙も出ない顔で幻覚をさまよう
暗がりの中映し出されたライトは
彼女が走るレールを照らす
レールは幾多にも枝分かれし
影が
「デュス デュ ....
地上に近い山腹に棲む黒い鳥は
道しるべとなる糞を落とし
小動物に住処を教える
澄んだ源流まではあと3000マイル
骨は武骨で歯は鉈と化す
曇りがかった悪路を不自由そうに飛 ....
対岸の国では草をすり潰し
木の実と茹でて 主食として食す
水を汲みに片道7マイルの道程を歩き
隣国の1/30の金額で
売春が成立する
森が削られ丘になり
その天辺に創られた
天との調和と書かれた
ベットタウンのオブジェ
駅から延びる道に
造られた顔が歩く
均一的な箱の中身は
豊かさに満ちてい ....
水中を潜る義眼の雷魚
日の光が体内に伝わり
何億もの細胞が
反応を拒絶し
汚れた尾鰭を照らす
昼下がりの交信の音波を
察知し
その音で会話を始める
....
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