神様を信じない

そんな人の背中も
神様には見えてるんだろうか


ね、悲しいことが、多いよ、ね


昔の写真は、「普通」


悪いよって、ね、

同じような僕には言えない ....
{引用=
末摘花


何が、愛されたのだろう

美しいという言葉も
華やかなものも

この手にはないのに


{引用=
末摘花



夜に耐える
想う人の背中が ....
{引用=
神様が、

いつもあなたの側にいますように


心の中に
何があるのかとか

そんなことは

知らないけど

{引用=
じゃあこれは?

そうやって差し出 ....
あなたの両手が
震えている

掌からは
せわしない日常が

ゆっくりと零れていく

{引用=
歳グヮ トッタネ


母よりも白い手で
母と同じくらいの愛情で
母とは違う眼 ....
あれが海


生まれたり

奪い去ったりして


やさしくて、こわいね



手を振るよ

さざ波の向こう


あなたが見つけられるように

いつか帰って来られる ....
朝の気配

目が覚める少し前


ちょっとだけ思う

“ああどうか”


一人ぼっちではありませんように



良いとされるもの

いくつかの花々と思い出


い ....
ちょっと待って


なんとかレンジャーさん

なんとかマンさん


その怪獣、倒しちゃうの?


{引用=
カイジュウハ

タオサレタアト

ドコヘイクノ?


 ....
あなたが待っている

たとえそうだとしても


私はあなたを探さない

あなたの名前を叫んだりしない


あなたの肌からは

温かくて
優しい匂いがするのだ



私 ....
ポケットの中

甘い匂いのそれ


本当は

全部あなたにあげたかった



弱かったんだね


不思議なポケットも

叩き割る勇気も

あの時の僕は持ってなかった ....
white,
gold,
black,
yellow,


「先生」


どの鳥も見分けがつきません


同じ赤にしか見えないんです


どうして笑っていらっしゃるのです ....
1:[identity]

僕が「僕」である場合

僕は必ず「何か」でなくちゃならない


誰かにとっての「僕」
どこかに所属する「僕」
何らかの役割を担う「僕」

僕は一つの個 ....
空を見てる


いつもより幾分柔らかい眼で

オレンジ色の空を見ている


幸せで、悲しくて

涙を落としたくなるような心持ちで


夕焼けを眺めている



例えば ....
これらのものは


いつ

どこの海から


どんな国の風景をめぐり

どんな雲になって


空を流れ


今、僕の頬に降るのだろう



指先に伝わっていく雨 ....
脊髄と

神経


神様が創った僕らの感覚


夜空に散らばる幾億の星から
伸び縮みする点と線

破れてぶつかって

新世界の音が響く



人類は

あらゆる森 ....
人を生きる、という行為について
その明滅をとらえることは

まるでひとつの灯火のようだ


どうしようもないくらいに
淡くて
美しい感情は
もう消せなくなって

僕らはいつの間に ....
声も顔も

もう、忘れることなんてない


終らない日常は


その連続性の中で

何度も新しい朝を迎える


あなたたちにはきっと見えているのだろう


そこから、お ....
何と言おう

この空の下の寂しさを


何と言おう

いつかくるその瞬間の感情を


どんなに声が響いても

愛さなければどれも同じ


何と言おう

溢れるほどに消 ....
全部

冗談だったら面白いのに


この日常

ミラクルな瞬間と枠組みのジレンマ

いわゆる「世界」と名づけられた場所


そこで生きて泣いて笑ってる僕



冗談、だ ....
僕はばらばらになってしまいました


この世界のどこかに、

今も漂い続けています


ありとあらゆるバッドエンドを繰り返して

それはもう、出来の悪い喜劇みたいに


いつ ....
足先まで
汗がにじむ

ぬるい風

重ねられたまま声をころして

白い白い窓辺から
青い夏を眺めている


(あ、あ、あ)

青空が

(あ、あ、あ)

流れていく
 ....
僕が見ているこの夕日

いつか

遠いAFRICAの地平線へ続いていく


境目のない空
光を残して

完全に未完成の色

太陽が宇宙に還る瞬間のオレンジ


涙がこみ上 ....
夜の端から
空を見上げる


「月はどこだ」


そこにあるはずの光
耳を劈くほどの静寂

震えない鼓膜


僕という、不確かで嘘つきな存在は
また誰かの言葉を借りて

 ....
雨が降りやまない

世界ってそんなもん


光はたまに射すから美しい


価値に追いかけられて
青い蜘蛛の巣に絡まって
何かの拍子に思い出すこと

忘れた、もうずっと前に

 ....
海が見たいって
人を愛したいって

お前はどこへ行くんだモンスター

自分の存在に
正義という悪夢に

あれほど傷つけられてきたのに

まだ、何かを信じるのか

砂漠を捨てて、 ....
無機質な玄関で
蝉が震えていた

柔らかく透明な
命の中心を捕まえて
僕は木の根元で蝉を放した
けれどその木に蝉は止まらず
僕の掌を蹴って飛び立った

まるで七日間の全てを振り絞るよ ....
(55)
タイトル カテゴリ Point 日付
罪人自由詩1*08/12/4 21:15
末摘花自由詩4*08/12/2 14:09
goodbye自由詩3*08/11/30 23:52
震える手へ自由詩3*08/11/28 11:23
シオマネキ自由詩3*08/11/22 23:37
最小単位自由詩1*08/11/21 12:14
正義の見方自由詩0*08/11/18 23:52
チョコレート自由詩2*08/11/12 23:54
ビスケット自由詩2*08/11/11 21:43
変革自由詩2*08/11/8 0:06
思考 [uno]自由詩4*08/10/27 20:24
return自由詩5*08/10/22 20:35
自由詩3*08/10/11 20:10
Konstellation自由詩5*08/10/9 21:51
花の種自由詩5*08/10/6 23:17
喜びを数える自由詩1*08/10/1 0:10
何と言おう自由詩2*08/9/27 21:27
joke自由詩2*08/9/13 21:51
a-part自由詩5*08/8/25 20:56
青い夏自由詩3*08/8/20 13:07
AFRICA自由詩1*08/8/19 20:04
月はどこだ自由詩2*08/8/17 1:33
曇天蝶々自由詩9*08/8/8 19:08
monster自由詩3*08/8/6 20:50
善いものに似ていた自由詩5+*08/8/5 15:30

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