青くはぜる音がする
そこかしこに剥がれ落ちている
ひかるうろこ
忍んできた夢道
わたしがわたしの絆をたどることさえ
こんなにも痛いのに
あなたは言わずにはいられなかったのね
そし ....
深呼吸した肩を髪がくすぐる
淡い黄緑色のタンクトップは
夏を呼び出して
甘やかな目覚めに
ひとり 影遊び
片手でつくられたハートは
いうなればカゲロウ、
雲 途切れ
一ミリの朝日が
赤くなった頬を刺した
部屋中にすきまなく
想い出が散らばっていては
目を開くこともできない
新しいエナメル
くるまったタオルケット
ちらちら ....
表面張力にゆれる
視界に
夏の 影が
すうと足元から伸びて
あなたにもあるのだろう
この証は
重なり 離れることしか
できないと
叩きつけるよう 、に
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