青くはぜる音がする
そこかしこに剥がれ落ちている
ひかるうろこ

忍んできた夢道
わたしがわたしの絆をたどることさえ
こんなにも痛いのに

あなたは言わずにはいられなかったのね
そし ....
深呼吸した肩を髪がくすぐる

淡い黄緑色のタンクトップは

夏を呼び出して

甘やかな目覚めに

ひとり 影遊び

片手でつくられたハートは

いうなればカゲロウ、
雲 途切れ

一ミリの朝日が
赤くなった頬を刺した

部屋中にすきまなく
想い出が散らばっていては

目を開くこともできない

新しいエナメル
くるまったタオルケット
ちらちら ....
表面張力にゆれる
視界に

夏の 影が 
すうと足元から伸びて


あなたにもあるのだろう
この証は


重なり 離れることしか
できないと

叩きつけるよう 、に
木崎綾音(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
夢渡り自由詩009/5/24 21:40
手遊び自由詩1*08/8/13 0:48
はつこい自由詩5*08/8/4 0:15
2センチ自由詩4*08/7/25 21:33

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