「僕の知らないところで音が生まれ、消えてゆく、それが悲しくて」
水がしょんぼりと肩を落とす
喫茶店の2階テラスで
心臓の鼓動みたいに
雨粒が弾ける
音が聞こえない
窓のむこうのことだか ....
水がうろたえていた
「レセプタがないから、レセプタがないから!」
額から汗がぽたぽた落ちて
やり場に困ったように腕が
頭を抱えるそぶりを見せたり
突然ひきつけを起こしたように首が
一般的に ....
黒い独楽に心臓を奪い去られた街が
朝を待っている
メダリオンを施された靴が
血と土を踏みしめ
骨ばった指の先が
染みのついた君の前歯に触れる
君はいろいろなところに穴が開いてい ....
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