「とおり雨 だね」

虚空に 弧を描いた
その色を 数える
君の横顔 照らした
黄昏に あがる雨

濃く 深く
次第に 薄れて
君の 笑顔まで
消えてしまいそうな
夏の 幻
他人である と認識した先には
何も 残っちゃあいないんだ
引きずって
もがいて
縋って
蹴落とされて
ぼろぼろ になっていく

記憶 に繋がれて
人 は
一筆書きの 時を
進め て
笑って
泣い ....
大嫌いだった あの日に
いつの間にか 戻ってきて
掛け違えたままのボタンも
そのままに 走り出す
どこまでも
白く
どこまでも
くらい
あの空

君ニ恋シタ心マデ 嘘ニナッテシマウ ....
めぐり めぐる時と共に

あの花の香薫る 季節

甘く むせる 思い出の色も

今は {ルビ永久=とわ}に

鼻先を 掠めて

通り過ぎていく 季節に

涙は 見せない で
どこかで気づいてくれたら
そんな思いで綴る

こちら側の僕は
決して
誰にも
姿を見せない

でも
罠は四方八方にめぐらせてある

君が
どこかで気づいてくれることを望んでいる ....
李伍 翔(125)
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vibgyor携帯写真+ ...106/10/14 20:50
g e g e n w a r t携帯写真+ ...206/10/13 21:52
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金木犀携帯写真+ ...8*06/10/12 21:12
いつかの君へ未詩・独白006/10/12 1:54

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