陽は風に流されて
雲は地平線に沈み
月は天の川を渡り
湖は海へとそそぐ
最後のひとつに手を触れたとき
掛け違えた釦に気づく
こぼれ落ちた時間を
取り戻 ....
この気持ちはいつまで続くのかな
そんなセリフ言わないでくれよ
こんな雨降りの日だって
明日まぶしい晴れだって
僕たちの心は変わらないさ
もし
この恋に賞味期限がある ....
じゃがいも入りのカレー
嫌いだったんだ
好き嫌いが多い君
やだなって言うけどさ
僕は
また君を1つ知った気がして
嬉しいんだよ
とってもね
花火も出来ずに終わった夏
君と二人
鈴虫のなく中で
公園で花火
秋花火
少しおとなしく見える炎は
静かに
美しく
君の瞳に映って
僕はしばし
....
そう言うと思った
僕は
君が思ってる以上に
君のこと
知ってるんだよ
母さんは言った
雨が降るかもしれないから
傘を持っていきなさいって
少しくらい濡れてもいいと思った
朝起きたら
神様に祈りなさいって
仕方がないから祈った
理不尽があ ....
涙を2つください
1つは自分のために
1つはあの人のために
こんな深夜にすみません
いえ、ハンカチはいりません
注文は以上です
こんな深夜にすみません
気がつけば雨は冷たく
手は
冷たさを感じて
少しだけ傘を強く握る
気がつけば空は暗くて
陽は
光をしまい
月へとその日を譲る
虫たちが音を奏でて
....
あ〜わかってるんだ
だからそれは言わないでくれよ
君はいつもそう言うけど
いつだって後回しだろ
僕が言わなきゃ
何にも出来ないんだから
そんなこと無いって
言わせてもらえば
僕 ....
2枚目のハンカチで汗をぬぐう
いつものこと
当たり前に夏がきて
もうすぐ去っていく
スクランブル交差点の人ごみの中
ふと君とすれ違った気がした
振り返った瞬間には
ごく普通の ....
「もうすぐお別れです」
夏の妖精があいさつに来た
金色に輝いていた姿は
うすく半透明になっている
それでも確かな輝きを放ちながら
小さな湖のほとりへと帰っていく
素敵な夏を ....
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