あの日見れなかった
花火
音さえ聞こえなかった
時間
もうどうすることもできない
距離
必ず思い出します
必ず涙がでます
未だに
未だに
毎日笑顔でいます
時々
....
携帯のボタンの隙間に
塩が挟まっている
やりきれない
心の隙間には
塩のようなものが挟まっている
やりきれなくなる
おもいっきり泣けばいいのだろうけど
そうもいかない
わた ....
うちの近くには東京タワーがいっぱいあるのだと
思っていた――
飛行機の目印の塔だと教えられても
理解なんか出来なかった
信じられなかった
ではなく
知らなかった
東京にも住ん ....
本当はAが好きなのに
Bが好きってことになってるみたいだ
の箱
の前を通ると少し嫌な臭いがする
あと少しでマンボウの所なのに
なかなか進めない
昨日のゲームの夢と今の算数が次第に入りま ....
かき集めるだけかき集めて
これから
かき混ぜたらおいしくなるのか
大切にしまっておくのか
これから
どうなってゆくのか
あの頃見た夢が
モノクロだったことにも ....
大きな輪があった
くぐってみた
何も無かった
大きな輪があった
くぐってみた
何も無かった
大きな輪があった
くぐってみた
何も
無かった
まるい夜
すれ違って三日目の空
話したいことがいっぱいある
住所を聞かないでいるのは
どうせならうちに来いって言われてからがいい
なんて思っているから
まるでかぐや姫だ
昨日
....
大好きな88円のぱんがあって
忘れてはいけないと思うことが
毎日いくつかあって
でもどうしても忘れてしまうことが
毎日
いくつもあって
泣きたくなるような事ありますか
大好きな人 ....
頭の上に鳩ぽっぽである
明日のことを考え
いろいろなことを考え
ふと
目を前にやる
乗り遅れたバスと
少しの苛立ち
目の前の夏
今日からが夏
明日からが夏
遠くても ....
恥ずかしくて
勇気がなくて
まだ云えない想い
明日
夕立のあとの
涙のあとの
夕暮れの空
昨日
クレヨンよりも色鉛筆のような空
明日が昨日になる速さの色
泣いたり笑ったり素 ....
なにもかも失う日のはぢまりのような日
いつもきまってベーグルを買いに来る
おじいさんがいた
今日はその人に会って
たった31日目
きっとまだぜんぜん
赤信号分の黄信号にも満たないような小さ ....
思い出してみる
今では靴を入れる蜂の巣
時間では割れなくなった手帳
変わらないのは
万華鏡のきらきら
あの日
荒れ気味の七夕
何も聞こえないくらい大切にした
プリントで作っ ....
ドーナツの穴を食べて太る
この先には一体
何があるのだろう
何度も繰り返す朝が
少しほつれている
お気に入りの黒い夜には作り物の昼を
縫い付ける
あなたは絶対 ....
1週間毒に漬け込みます
時にロマンチックになったりする
自分だけ灰色になりたい
なればいい
最後の始まり
終わりの続き
味見をするのも計算だった
しょうがないって
....
街十夜である
さびしさのかたまりとぶつかりあう
場所
たいしたことないと
みんなが強がり
たいしたことないと
みんなが慰め合い
たいしたことないと
これくらいどうにでも ....
もしかしたらがドアを叩く
耳から口からサイコロが
ふりだす
言葉を転がす
目があわない
めもあわない
烏賊に嘴があって
本当は空が欲しかったのではないかと
本当は飛びたかったの ....
旅人は唄をくださいと言った
それならばと
僕は悲しみの唄を
突き刺してやった
旅人はよろこび通り過ぎて
行った
また新しい旅人が来て
唄をくださいと
言った
それならばと
僕は ....
ただいま
お気に入りの黒茶色のソファー
あとはごはんをあたためるだけ
僕は大好きな人達のことを想い 感謝をし
そして
_______
ごはんを食べ始めた
....
僕はその日ひたすら歩くことにした
僕はその日違う人生に挑むことにした
いつも目に入るのは
たくさんの人と一緒に見る
何もかもがまざり合った
灰色のもの
でも今日は違った
緑と時間 ....
灰皿が小さいということ
ここに居る時間が
ここに居ていい時間が
短いような気がして
少しさびしいということ
灰皿がいっぱいになること
わたしの横で
あなたが残した
一緒に居 ....
いつもと違う道を通った朝
雨にぬれるゴミ置き場
あこがれの大きなゲーム達が
まるで泣いているかのようで
立ち止まって
ドキドキした
帰りに傘はいらなくて
涙は乾いてたけど
笑っては ....
ある日とても落ち込んでいた私に鼻の長い象が話しかけてきた
君は空に継ぎ目があるのに気が付いてしまったのだね
私は空に継ぎ目があるのに気が付いてしまったの
苦しいの
それはすごく ....
携帯の横で
揺れていた鳥が
わたしのもとから
飛び立ってしまった
わたしの横で
聞こえていた声が
わたしには
聞こえなくなってしまった
黒の中にひとり
透明のわたし
七夕の ....
あなたたちは
想いあっているのですね
すこしせつない日々を
もらいます
目立たない花なんて
なくて
ちいさな想い集めて
花
遠く海、高く空までも
受け入れるような
花
私 ....
落ち込んでいる者がいる
もっと自信を持ってほしい者がいる
私はお前が大好きである
年に一度
お前がいちばん美しい時
私は涙が止まらなくなる
いとおしくて
流れる
私はお前が ....
空がまだ泣かない
空がまだ泣いてくれない
私は泣く準備をしている
あなたを待っています
ここでこうして毎日
揺れる気持ちを抑え
風にくすぐられ揺れ
もし私が一年後
ここに
こ ....
離れることを考えている
どれだけ謝っても
足りないだろう
なのに
傷もつけてくれない
その歯で
わたしの足も
手も
食いちぎればいい
眠ってる間に
殺ってしまえばいい
怒 ....
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