終わりが始まりを招くの
君の傍らにいないことが
淋しくないと思えるようになったから
この場所からはもう何もはじまらない

死んだ空間に蹲る
君の歪んでいくさま
あたしの崩れていくさま
 ....
ひとりでに白熱する夜にまたがる
こんなときは
陽は昇らないものだと思い込んでいた
あらゆる許しを請う前に
あらゆる罪を犯したがる
あの人もわたしも
どうしても何故と思わない

夜は夜だ ....
財布には845円しか入ってなくて
そのうち5円玉が3枚入っている。
その他には、入れっぱなしになっている
何軒かのドラッグストアのポイントカードと
特典がついているのかいないのか分から ....
真夜中は部屋の小さな隙間からやってくる
なにも味方につけずに足音もさせずに入ってくるくせに
誰の目にも留まるようにわざとらしく大きく泣いて見せたり
吐息を漏らしたりしてここに大きな存在がい ....
楠木菊花(4)
タイトル カテゴリ Point 日付
夕病み自由詩408/7/24 21:59
灼熱する自由詩208/6/26 18:24
苛まれる自由詩207/7/9 4:30
訪問される自由詩4*07/1/21 1:41

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