あなたのつぶやきに
鮮やかな色を感じて
僕は紅く塗ったり
蒼く染めてみたり

そして陰影をつけたり
ときにはひかりをあててみたり

小さな手のひらに載せて
一日中指先で撫でて ....
何者でもない者に憧れたるわたくしが
悲しいことにいつも何者かであるので
海峡を吹き渡る風さえ
くくっ
と笑って過ぎてゆくのだ

何者かであるしかないそのことが
この世の習いというのならば ....
一途(2)
タイトル カテゴリ Point 日付
つぶやき自由詩006/1/18 5:18
麗しいひとよ自由詩106/1/16 20:45

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