瞬(まばた)きした瞬間、消えてしまいそうなアナタ

まるで幻
雪解けの水

どこかに流れてやがて柔らかな土へと吸い込まれてゆく
温かな懐へ抱かれ私の知らない〝誰か〟となる

どうか私の ....
愛なき世界は砂漠の城
砂で出来た脆く崩れやすい城
砂嵐でも吹けばたちまち崩れ去ってしまう

愛など、うわべだけさ
みんな愛をかた騙って愛を語らず

俺たちは愛玩物(にんぎょう)じゃない
 ....
何故、今まで気が付かなかったのだろう
人間と言う獣を
何故、知らずにして生きて来たのだろう
私というたった独りの人物を
何故、知らぬふりをしていたのだろう
私と他人とはまったく違う方向にいる ....
遠くの方から「声」が聞こえる
私を呼ぶ声が
甘く懐かしい声
低く、緩やかに私の胸に響いていた声
ああ、しかし今はその声はキリのように消えて失くなってしまいそう

声は蜃気楼のように近づこう ....
今年咲きかけていた花がもう枯れてしまった
紅く、美しい花だったのに

何が
何が悪かったの!?
水をあげなかったから?
それとも、ヒリョウをあげなかったから?
ううん、違う
愛情をそそ ....
陽光に映る緑の影
鮮やかに風でざわめく
まるでお互いを確認しあうかのようにあいづちを打ち
喋りかける
全員が喋りだしたかとおもうとやめ
また誰かが喋りだす

「ねえねえ、奥様。聞いて下さ ....
暗闇を駆け巡る侘びしさよ
盲目のなか悶え苦しむ己を鏡越しに見つめ
何を思う?

人々は仮面を被り
さもヒトゴトのように私のあいだをすり抜けてゆく
まるで風のように・・・

他人という寂 ....
夜空のブランケットに包まり
アナタとふたり
流れゆく無限のときを眺めていたい

嗚呼、願わくは
アナタのその節くれだった大きな男らしい手で
私の漆黒の髪を撫でてください

優しさと冷た ....
偽りの愛の炎のなか身を焦がす
「さびしくないさ」とつぶやきながら

まるでアルコールランプのよう 
冷たいガラスの中で立つ火の柱

いつまで燃え続けているのだろう
ふっと息をふきつければ ....
国家は人の集まりで出来ている
国のために何かするんじゃなくて
自分たちで国を動かさないといけないんだね

人の輪で地球を動かそうよ

たてまえ、なんてもういらないよ
本音もいわなくていい ....
伝わらぬ言葉そのままに口噤んだまま下を向く

世の中何が正しくて何が間違っているのかてんで理解できない
きっとポリシーなんて在って亡きものなんだね

僕にはみ視えるよ
灼熱の炎と硫黄を吐く ....
滲む涙の帯
暗闇のなかで金色の炎となりて揺らめく
ただ執念深く心に焼き付かせながら
まるで引き潮のようにさっと引いていく気持ちの裏で
なにかがからっぽの頭を満たそうと重くのしかかってくる
ど ....
暗い闇の深淵から何者かが強く私に呼びかけてくる
暗く澄んだ泉どす黒い手が私の服の袖を掴んで放さない
私の脳は痺れたようになって靄がかかる
引き摺られるまま私は暗い泉の底へと体ごと投げ出すのだ
 ....
人間は〝幸福〟を求める余り
己を忘れ
危険な急流に身を投じてしまう
そのまま流されて岩などの障害にぶつかる事もある

大きな幸福だけが本当の幸福とは限らない
例え大きな幸福を求めなくとも
 ....
日々の雑踏のなかで迷子になるわたし

いつも貴方の影を探し求めているの
忘れないわ
貴方の優しい瞳
ときどき怖くなるけど
わたしに安らぎをあたえて

胸のときめきを信じたら嘘は真実にな ....
あなたを想い涙こぼれた
この気持ちはなに?
あなたの幸せを願いたいのに祝う気持ちにはなれない
この気持ちはなに?
あなたの目の前にはなにが映っているのか私には想像できないけれど
涙にじんだ瞳 ....
あなたがあまりにも遠くて胸が苦しい
“おいで”って手を伸ばしてくれたら
その手を握りしめてでもついていくのに
苦しい時はお互いにそのつらさ
分かち合うことが出来るのに

別に“恋をしないで ....
眠れない夜
大粒の涙がこぼれ落ちた
ヒトはなぜこんなに傷つくんだろう?
繋がらない紅い糸がはぐれかかっているぐらいで
君の何度目かの決意
ずっと気になってる
なんどもなんども
おなじこと ....
こぼれ落ちないようにしっかりその手でにぎっていよう
こころ弾むような幸せをかみしめ
あなたをいつもみつめている

あなたの瞳にわたしは映っているかしら?
ちょっと覗いてみたい誘惑にかられるの ....
いつもキミのそばにいるよ
いつだって 
どんな時だって
キミの側を離れず、片時だって目を放さない
たとえキミが誰かを好きになっても
ボクはキミを見つめつづけていよう
キミはボクの大事な人
 ....
偽りの影に抱きかかえられ
私は自分というものを見失った

憐れな人形よ
お前はなぜ得ることすら出来ぬものばかり愛するのだ?
一面氷で覆われた大地を踏みしめることも出来ず
哀しみという穴に堕 ....
私を見つめる貴方の目があまりにもまっすぐで
私の心さえ射抜いてしまうほど素直だったから
私は貴方の嫌いな運命という言葉すら信じようとしたわ

“やはり、貴方が私の運命の人だったのね、そうでしょ ....
紫色したちいさな花弁がせつなく揺れた
こころの氷が溶け出すころなぜか涙があふれ出す
愛という名の箍がはずれ何もかもが崩れ落ちて
わたしがわたしでなくなるような気がする

あなたの微笑みもなに ....
深い眠りが更に深い眠りへと私を誘い
絶望の波が私の体ごと岸辺へと押し流していく
私の魂は紅い血を流し
辛い塩水によって洗い流されていく
だんだんと意識は遠のき
やがて真っ白な空間が私を支配す ....
君を想えば想うほど君の存在は小さくなる
君に近付きたいと思うのに逆に遠くなるのは何故?
君の存在を追いかければ追いかけるほど
君はどこか知らないところへ行ってしまう
こんなに胸が痛くても気持ち ....
君に出逢う為に生まれてきた
この命君に捧げるよ
一生涯君の為に君だけの為に尽くしたい
きっと生まれ変わっても

温もりと君とのメモリー憶えてる
たとえ顔と名前が違っていても

そうでし ....
心の記憶
愛のうまれる場所さがしさまようわたし

あなたと分かち合いたい
おなじシンパシーを感じ おなじ空気を吸う
だけどいつもガラスケースの中 
お互いすれ違うばかり

手をのばせば ....
国家は人のあつまりでできている
国のために何かするんじゃなくて
自分たちで国を動かさないといけないんだね

人の輪で地球を動かさそうよ
たてまえ・・・なんてもういらないよ
本音も言わなくて ....
氷の上に家が建つ
張りつめた空気の中で薄く冷たい表皮に覆われた海の上
まっくらやみで何も見えぬのに
何故こんなにやり切れぬ想いで家を建てねばならぬのか
何時氷が溶け始めるか分からぬ辺境で割れる ....
昨日の嘘も何もかも白い雪解けで融けてしまえばいいのに
甘い吐息と共に

今まで君との約束交わした指がこんなにも痛い
愛という言葉すら裏切った僕への代償

君はうつむき加減で黒い睫毛を濡らし ....
栗栖真理亜(533)
タイトル カテゴリ Point 日付
雪の妖精自由詩125/2/23 18:23
愛なき世界自由詩025/2/22 13:46
独心自由詩2*25/2/22 13:43
エコー自由詩025/2/22 13:39
自由詩3*25/2/21 10:50
緑のざわめき自由詩125/2/21 8:57
道化師の輪舞自由詩3*25/2/21 8:49
偽りの夜の果てに自由詩125/2/20 0:19
迷宮(ラビリンス)自由詩1*25/2/20 0:11
知恵の輪自由詩1*25/2/20 0:04
蒼き竜の楽園自由詩2*25/2/18 23:13
過去(きのう)と現在(いま)の狭間で自由詩2*25/2/18 23:03
悪徳の泉自由詩3*25/2/18 22:56
恋愛と幸福自由詩1*25/2/17 21:58
醒めない夢をもとめて自由詩125/2/17 21:48
哀別(わか)れ自由詩125/2/17 21:41
逡巡する愛自由詩1+*25/2/16 20:52
眠れぬ夜に2自由詩125/2/16 20:47
芽生え自由詩025/2/16 20:08
何時も君の側に自由詩125/2/15 18:52
カタストロフ自由詩225/2/15 18:45
アダムとイブ自由詩025/2/15 18:40
Hana自由詩1*25/2/14 14:42
毒薬と娼婦自由詩225/2/14 14:29
君を想えば自由詩025/2/14 14:25
愛の軌跡自由詩125/2/12 20:41
Romantica ~amore folle~自由詩125/2/12 15:14
ALL THE WORLD自由詩1*25/2/12 15:02
こおりのいえ自由詩125/2/11 19:42
僕だけのSNOW KISS自由詩125/2/11 9:33

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