血が滲んでココロが痛い
何故だか君が傷付けられると私まで痛くなる
君を守りたいのにあまりにも遠すぎて守れない私を許して
嗚呼、私の涙は血の味がする
どうか君の瞳は濁らないで
純粋なほ ....
冷たい風が私の頬を荒々しく撫でてゆく
川の畔で鴨の群れが寒そうに身体を縮こませながら休んでいる
嗚呼、こんなにも明るい日差しが地上を照らしているというのに
鮮やかな色も今は褪せ
凍りつくよ ....
はっはっは!
え?
何だって?
慈しみ?
愛?
そんなもんは幻想
人間の作ったおとぎ話
人は他人の事なんざ思っていやしない
自分自身の事で精一杯だってよく言うだろ?
わざわざ自分 ....
煌めく刃
一直線にひかれた赤い線が
柔い肌のうえで徐々に滲んでゆく
冷たい雪のような感触が
私の背筋から流れては消える
静かに
静かに
時間ばかりが過ぎて
何もかもが動こうともせ ....
泣き出しそうな月
顔を歪めて
金色の薄い輝きが闇を仄かに照らしている
君はなぜそんなにも哀しそうなの?
漂うようにただひとり闇に浮かぶ月よ
肌を切り裂くような寒さが
君のココロまで ....
遥かなる波の音
静寂とともに私を浚ってゆく
暗い波間にみえるのは私の人生そのもの
脱け殻のように漂う空虚な身体を
ただ、ただ、弄ぶ気だるさよ
そのまま冷たく神聖なる水に洗われ沈みたまえ
....
哀しいかな
我が人生
絶望の淵に立たされ我が身を痛ましく思う
人としての営みも何もかも捨て
これからは生きることよりも
暗き窖(あなぐら)へと入り込むことのみ考えてゆこう
死に神の ....
どす黒く濁りし雲間から青空が見えた
天上から射す光が地上を暖かく照らしている
それは君の瞳のなかに秘めたる光とそっくりで
何事にもかえがたい美に私は拝礼し畏敬の念を示す
この世の総てに生を ....
終らない世界などないハズなのに
アナタとなら永遠の世界で生きるコトが出来るかもしれない
そんなコトばかり考えてしまう
手と手を取り合い地の果てまでも駆けて行きたい
アナタとならアナ ....
乾いた空気が冷たく私の頬を撫でる
同じ想いばかりが私の頭のなかを
ぐるぐる駆け巡っている
愛しきあのヒトはいまどこで
何をしているのだろう
そればかり気兼して
眠れぬ夜を幾晩も幾晩も過 ....
人間ってなんて愚かなんだろう
ちょっとしたコトで
疑ったり
恨んだり
裏切られれば逆に裏切り返したりしてる
人間の営みのなかでこれだけはかかせないモノとなっているね
人間ってなんて進歩 ....
足元ばかり見てひがんでる君
空を眺めてごらん
透き通った空が君のココロ溶かし込むだろう
イヤミばかりいってないで周りを眺めてごらん
世界は君が思うより広く
君の人生を何倍に増やしたってお ....
目が覚めるほど真っ白な輝きを放つ月よ
恥ずかしげに叢雲の陰に身を隠したかと思うと
また姿を顕し優しい微笑みを浮かべている
貴方は私の手には届かぬ
天に召 ....
楽しい時は過ぎ
虚しきココロが私を責める
貴方とともに未来へと向かって歩いて行きたいのに
私はいつも貴方の後をついてゆくばかり
試行錯誤しながら足跡を辿り ....
運命(さだめ)に身を任せ君に逢いに行きたいの
イマスグにでも翼拡げてあの扉から飛び出し
大空へと羽ばたきたい
青い空は君の胸元
君の瞳に太陽の光を見たから
もしどんなに嵐がふたりを引き裂 ....
私という人間は気まぐれ
自分が気に向かないことは絶対にしない
私という人間は怒りんぼ
自分が気に入らないことにすぐカッとなる
私という人間は苦手
自分の事となるととんと訳がわからなく ....
あなたの瞳
私を見つめるあなたの瞳に私は暖かな太陽を見た
柔らかな日差しが私の心に差し込む
嗚呼、私は生まれて一度も
このような太陽を見たことがない
あなたは私の太陽
私の愛
慈 ....
待ちに待った発売日
心の動揺押さえ向かいの本屋まで一直線
だって今週のananは「好きな男」No,1を決めるランキング特集
きっときっと今回こそ
君が1位であることを信じて雑誌を手に取りペ ....
壊れてしまうほど清らかなココロを求めて
辿り着くのはどんな幻だろう
白い波に揺れ
子守唄のように穏やかな貴方の愛に包まれて
私は鳥になる ....
真っ白な汚れを知らぬ月
脳裏に浮かぶは誰の面影?
まるで覆い被さる闇すら払い除け
澄んだ輝きで天空に浮かぶ月よ
想いビトの心映す優しさで
私の想いも伝えておくれ
陰りなき幻で彼のヒ ....
私たちは美神の裾を掴む事が出来ただろうか?
個人の利益追求
腐敗した論理
私たちはすぐに手短なモノで何でも済まそうとするけれど
本質を見極める事が出来ただろうか?
近く ....
言葉の羅列を詩に換えて得意気に語るヒト
ココロの音に耳を傾けるコトすら拒絶して
明日の書店にはもう平積みされている
嗚呼、アナタにはたくさん哀れな信者がいるコトでしょう
生活に ....
立ち止まり、考える僕
どんな理想も叶えられないものはない
そう固く信じていたのに
僕はつまずいて袋小路に迷い込んでる
どうすれば、抜け出せるのだろう?
手を伸ばして光を掴もうとするけ ....
固く閉ざされた扉
叩いてみても君は現れない
夕闇のなか佇む僕は
拒絶する扉の前でひとり泣き崩れる
嗚呼、白い壁の向こうで君は眉を顰め
僕を呪っているのだろうか?
愛する君のため何かひと ....
空に浮かべた君への想い
満たされぬ夢
届かぬ愛
僕は諦めと憂鬱とを抱え空を見上げる
このひろい広い空の彼方には
愛しい君の姿があるはずなのに
どんなに手を伸ばしても
虚しく空回りする ....
透き通るほど美しいガラスの欠片
僕の涙の形を宿して
粉々に砕け散った破片から拾い集めた僕の心
手のひらに乗せて眺めれば
キラキラと光輝く君のように
嗚呼、僕の雫よ
愛の結晶
....
つめたい海の底は
深い
深い
海草が生い茂ることも
魚が泳ぎ回ることもなく
ただ一面、暗い闇が覆うだけ
光を求めて海面(そら)を見上げても
何も見えない
何も聞こえない
....
風に乗って届く君の声
僕は心で祈るように耳を澄ます
僕の祈りは君に届いただろうか
そして僕達は愛し愛される関係へと
お互いを高めることが出来ただろうか
あぁ、君は何も答えない
ただ ....
空は黄金色に染まり
世の吉兆を知らせる
ああ、空を見上げ
不安げに眉をひそめるも
誰もその異変には気付かぬ
空がだんだんと紅く染まり
ますます不気味な姿を現さんとするも
街人は立 ....
過ぎゆく故郷
ただ、君だけを想い
こころ穏やかならず
月のように優しい微笑を浮かべる君を
思い浮かべながら胸痛める
ああ、ひとめでいい君に逢いたい
君はいま、どこでどうしているのか・・ ....
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