花壇のバラが等しくぜんぶ枯れている庭をとおって、
先生のところにいく
真っ白な部屋、錆び付いてる壁
先生はいつもと同じように
へらへら笑って私に話しかける(おそらく急速にバカにしている)
「 ....
足、を、曲げて動かして歌う。
ラブ、足をまっすぐ動かそう!やろう、
腰から下の二本つきだしたかたち、ゆっくりと持ち上げて、
しなやかにゆるやかに、
地面にまっすぐ動かそう、かな、お姉さん。
....
こ、工場までの道には草がぼうぼうと生えていて
道路もちゃんと舗装されてない。
その向こうに病院があると思うけど
目をこらしてみても全然見えない。
私に触ろうとした右手
もくもくの入道雲に消え ....
こ、工場のえんとつから、もくもくと煙がでているところを
目指していけば
いいと思うのだけど
くつしたを履いてない方の足が歩き出してくれない。
多分、私が思うに、歩いては行ける距離だと思います。 ....
ひょっとすると病院まで歩いていけるのかなぁ。
距離にすると駅ふたつ分くらい。
お父さんはいつも毒舌。
工場のえんとつから、もくもくと煙がでているところを
目指していけば
大丈夫とは思うけど。 ....
大丈夫かな?と、私は思った
だって自分はそれほどモテキには興味がなかったし。
心配症のお姉さんの
できごころを聞いて、
すごく良い!って気持ちにはちょっとだけなったよ。
でもそれは口が裂けて ....
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