駄々をこねて
手に入れたものは
すべて行方知れず

罪の数と罰の数が
同じでないと知ったのは
ずいぶん後になってから

誰かのために摘んだ
花の毒に侵されて
薬指を枯らした
 ....
未だ血圧の上がりきらない朝
乳白色の靄がかかった意識の西側から
コーヒーの香りが流れ込んでくる

オールを失くしたボートさながら
廊下をゆうらりと彷徨いながら
食卓のほとりに流れ着く
 ....
夏井椋也(62)
タイトル カテゴリ Point 日付
此処自由詩6*23/7/24 17:55
食卓に朝を置く人自由詩14+*23/7/15 8:08

Home 戻る 最新へ
1 2 3 
0.06sec.