僕の見ている世界は
僕の頭にしか存在しなくて
僕の愛する人々は
僕の見ている幻だろうか

本当の僕は
得体の知れない形をしていて
ひとりぼっちで
薄暗い緑色の中を
漂っている ....
僕は八月のサナギです
立派になるつもりでいました
とっくに羽化の時期は過ぎて
まだサナギのままでいます


大人になったら
空を飛べるようになったら
昔はそんな事を友達と
 ....
「傘なんか要らなかったね」

そんな風に笑っても

どこか気分が沈んでいるのは

心の霧が晴れていないから

空から覗く光が見えても

未来の事が分からないから


 ....
tetsu_(3)
タイトル カテゴリ Point 日付
僕と幻自由詩315/4/17 18:10
八月のサナギ自由詩5*15/4/10 19:24
雨上がり自由詩2*15/4/8 14:50

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