私が通った田舎の女子高は、昔はそれなりに名門の高等女学校だったらしい。しかし私が通ったころは、もうそんな過去の栄光など地に墜ちていた。そのころはまだ援助交際という言葉がなかったけれど、そんなことして ....  本ばかり読んでいて勉強というものをまるでしなかったので、学校の成績は芳しくなかった。テストの成績は悪くなく、進学校にも行けないことはない、と言われたのだけれど、いかにせん、遅刻と欠席の回数が多すぎ、 ....  お年玉の全額を本に変えるのが習慣だった。地元ではまともな本が買えないから、母の実家がある街で買った。母の実家は一応県庁所在地にあって、その周辺にはそれなりに書店や古書店があったのだ。一年に一度か二度 .... 日本語は乱れている。はっきり云って許しがたいほど乱れている。私は、あのコンビにや、飯屋で使われるわけの分らない接客用語が嫌いである。

「千円からお預かりします。」の「から」は不要なのではないかし ....
最近思ったこと 四月十七日



少し前の事になりますが 文学極道で ミドリさんの
「ラフ・テフ」の切符 という詩に続きが読みたいと
リクエストしていたら 「ラフ・テフ」という場所
「ラ ....
「彼、自称詩人なんだって。」よみきかせの仕事をくれた女性にそう紹介され、挨拶をしたことが二度ある。心の中で“自称は余計だよ”とおもいながら。
 
世間で「詩人」と云う存在がどんな風に扱われているか ....
雨に打たれて風邪をひきたいのだけれど、
それには条件がそろわなくっちゃいけない。
まず、しん、と静まった部屋が必要。
お隣さんの喘ぎ声なんか、聴こえたら台無し。
それと、私にポカリスエットを買 ....
俺を慕う女性ファンの皆様、幻滅させたら御免なさい。
つい昨日、ストリップバーに行って来ました。
ですのでこのお話は基本的に節操なしのエロ話です。

男性諸君は気が向いたら呼んでくれたまえ。
 ....
 夏が終わって、私はまた学校に行ったり行かなかったりの日々を過ごした。学校に行けばまあ成績は中の上、ほとんど図書室で本を借りるためだけに学校に通っている生徒だった。その当時、私には目も合わせないくらい ....  「SFの黄金時代は12歳だ」という言葉がある。つまり、SFが最も面白かった時代は20年代でも60年代でもなくて、読者本人が12歳だったころ、とゆーことなのである。そんなものだろうな、と私は思う。しか ....  当時私が住んでいた町には、本も売ってる店が2軒あった。言っておくが書店ではない。「本も売ってる」店である。どちらの店に行くにも、自転車できっちり20分かかった。ひとつは、スーパーに隣接した、雑誌と文 ....  ミズキちゃんはオレの友達、とその手が答える。昼休みに、彼の机の前に座り、俺は彼に質問する。
「ミズキちゃんってどんなヤツなん?」
 可愛いくて、やさしくて、いろいろしてくれる。その手がにやける。 ....
 13歳の私は、キャプテン・フューチャーと火星シリーズと栗本薫の小説を愛した。それらの本はすべて母が母自身のために買ったものだった。母が買ってくる本はだいたいが私の趣味にあっていたし、面白くもあったの ....  11歳の年に、私の人生は暗転した。何がどう問題だったのか、私は詳しく書きたくない。私はそのできごとについて様々なかたちで詩にしている。勝手に想像だか妄想だかをふくらませてもらって、かまわない。ともあ ....  まず、母について語らねばならない。

 私の母は、かなりとんでもないヒトである。イナカ住まいの高卒のキャディーだというのに、創刊号からSFマガジンを購読し、本棚には中国文学と江戸文学とハヤカワ ....
 「貴方に対する印象は?」と聞かれて、
「貴方は優しい人」と云われて嫌な顔をする人はいないと思いますが、私自身は後者であり不機嫌な気持ちになります。

 なぜかと言うと、「優しい」ことなんて何一 ....
最初に言っときますが、私にモラルとか良識とか常識とかコモンセンスとか(みんな似たよーな意味やん)を求めてはいけません。あと念のために言うときますが、私は、趣味のガクモンで俳句と民俗学をやり、一年に一度 .... 女房と二人で梅干づくりをする。
台風が近づいている。
空は青く晴れているが、蒸し暑く
窓から入ってくる風は生暖かい。
梅の実のいい匂いがする。
昨日、兄嫁の実家からいただいてきたもの ....
今月末、女房の実家に墓参りに行く。
仕事の都合などで、もう三年ほど実家には帰っていない。
鹿児島なので、千葉からそう簡単に行けるところではない。

墓地は高台にある。
眼下にはきらき ....
まず、{ルビ宿太=しゅくた}は色の多さに驚いた。
押し並ぶ品々の金色や銀色も、
人々の浴衣の薄紅色や朱色も鮮やかだったが、
それらがぼんやりと{ルビ滲=にじ}んで、混じり合い、
透明に光ってい ....
「恋してないのに恋の詩がかけるんるんですか?」何年か前にある女性から問われた事がある。その人は小説を書いていて、自分が必ずしも体験していない事も書いているのに、詩は気持を書くもの、そういう気持になるき .... 昨晩は最悪だった。寝ないって事が、どれだけ体に負担をかけるかを理解した。
頭で理解したんじゃない。体で理解したのだよ。
混ぜなかったら確実に死んでたと思う。

生まれて初めて四暗刻を和了した夜 ....
kim『溶ける』
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=67708



 おれが批評のじぶんのなかでのやりかたやらありかたやら考えてご飯を食べて寝て ....
先日、父方の伯母が亡くなった。
父は十人兄弟の六番目。
兄弟のなかで、この世を去ったのはこれで二人目になる。


雨が降っていた。
最初父は、「お前は来なくてもいい」、と言っていた ....
 人が日常生活において言葉を発する時、それは普通ごく近い場所を対象にしている。家庭でも、職場でも、あるいは街中でも、言葉は近くにいる人に向けて、または自分がいるエリアの中に存在する人に向けて発せられる ....  「子どもは純真なものだ」という常套句があります。その場合たいていはそれに引き換えての「大人の純真でないさま」を揶揄する目的があったりもするのだろうとは思いますが、その非難されるべき「大人の純真でない .... 乳首を這う舌
執拗なまでに
それでも挿入れない
唇を這う舌
執拗なまでに
それでも絡ませない

「先生助けてください先生の事を考えていると一日10回は射精してしまうんですいいえ一日に最低 ....
 どなたかが「アルキメデスは亀を飼っていたが、夏目漱石は猫を飼ったことがない」と書いてあったのを見て、それとはややずれますが、やはり詩を書くということに関係すると思えることを書いておこうと思います。
 ....
俺はVIPだ。
ぶい、あい、ぴー。VIPだ。ネクラを前提として、VIPだ。正確にはVIPPERだ。VIPPER、ヴィッパー、ビッパー、パンピー否、VIPPERとしてデビューしたのは結構前だ(英吾が詠 ....
じょーらんじょーらん
雨の音

屋根に雨の音が、たたき付けるのです

滝のような雨に

兄は花屋をしております 私はむかいで服屋をしております

兄の育てる花は、綺麗に咲きます 雨に ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
異形の詩歴書 高校編その2[group]佐々宝砂306/4/18 8:20
異形の詩歴書 高校編その1[group]406/4/18 8:19
異形の詩歴書 14歳冬[group]406/4/18 8:17
言葉は乱れ飛ぶ窪ワタル2+*06/4/17 17:50
最近思ったこと 四月十七日砂木0*06/4/17 11:51
詩人宣言窪ワタル11*06/4/17 1:59
星屑の遊戯エラ106/4/17 1:36
何て言えばいいのかわからない。(ストリップバーの話)[group]虹村 凌10*06/4/16 8:56
異形の詩歴書 14歳秋[group]佐々宝砂706/4/16 0:59
異形の詩歴書 14歳夏[group]406/4/16 0:58
異形の詩歴書 14歳春[group]606/4/16 0:56
脳内生物ミズキちゃん加藤泰清0*06/4/15 22:06
異形の詩歴書 13歳[group]佐々宝砂606/4/14 21:03
異形の詩歴書 〜12歳[group]506/4/14 2:02
異形の詩歴書 〜10歳[group]506/4/14 2:00
「優しい」なんて飾り言葉海月0*06/4/14 0:29
意志でなく運命でなく(愛国心について)佐々宝砂4*06/4/13 14:56
台風が近づいていたたもつ8*06/4/11 13:28
託されている1406/4/9 20:11
ひよこヤギ7*06/4/9 6:18
嘘つきは詩人の始まり(下書きよりの抜粋)窪ワタル15+*06/4/9 1:27
ゲロまみれの夜明け[group]虹村 凌1*06/4/8 6:41
批ギ kim『溶ける』黒川排除 (...006/4/8 0:08
当たり前のことたもつ1206/4/7 22:09
遠い場所へ届こうとする言葉 ——中村剛彦『壜の中の炎』につい ...岡部淳太郎7*06/4/6 22:49
子どもの「純真さ」についてアシタバ2*06/4/4 14:33
心なんて要らないのですよ虹村 凌1*06/4/4 7:14
嘘とパラドクスアシタバ0*06/4/4 1:58
九、近況報告ニ(ネクラ改善☆レポート)[group]加藤泰清0*06/4/3 16:32
雨の群れ緑茶塵3*06/4/3 1:02

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