2024年9月14日、
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昨日は映画をいくつか見た。長年、僕は映画というものにどう接したらいいか分からなかった。僕は画面のこちら側にいる。映像は画面の向こう側にあって、僕の世界と映像の世界 ....
(番外編21-③)世に詩情あふるるもの
遠き別れに耐えかねてこの高堂に登るかな
(高堂は藤村さんの原作では高殿、筆者加筆)
(
本編)
③ その頃は ....
本来の概念というのはどろどろしていて名前を与えることで姿形がしっかりしてくるわけで、例えば川から現れた化け物を河童だから河童の沙悟浄だとしたのは日本人の捉え方なんだけど、中共青年はよく思っていない。A ....
(番外編21-②)世に詩情あふるるもの
もののふの 八十宇治川の 網代木いさよふ波の
(本編)
② 有難い嘗ての飼い主の御主人様と飼い馬との再会に在りし日の ....
朝からむっとした湿度を感じていた。汗が出るか出ないかの瀬戸際の不快感と、速乾性のフィットした肌着が体に食いつき、不快感の相乗効果を呈していた。
昨日、家業は妻に頼み、登山道除草の三つ目の山域にか ....
(番外編21-①)世に溌溂たるもの イタリア人はカプアのオーソレミオ、
マリアマリ、そしてさらばナポリと日本の除夜の鐘も真っ二つ 拡声器人
(本編)
馬を食べないで生きてきた人は ....
(番外編17)世にいと疎ましきもの 駄作創作日本料理
(本編)
牛を殺さず食べないで生きてきた人は幸いです。
その人には後光が放ち神仏の加護がある
牛を殺さないで牛に食事を与え ....
(番外編16)世にいと疎ましきもの 紀貫之さん土佐日記はつまらん
(本編)
鶏を食べないで生きてきた人は幸いです。
その人には後光が放ち神仏の加護がある
鶏を殺さないで鶏 ....
(番外編15)世にいと疎ましきもの 塚本邦雄sさん、岡井隆さん
(本編)
豚を食べないで生きてきた人は幸いです。
その人には後光が放ち神仏の加護がある
豚を殺さないで豚に食事を与え ....
黒っぽく光って見えるブザーがたまに求愛音を発しているその下で、森下かえではつかのま涼んでいた。学校が終わり、グラウンドに向かう途中、あまりの暑さに思わず避難したのだった。
かえでは中学2年生。地 ....
野施行シリーズ
(番外編15)世にいと疎ましきもの 虚子、兜太
499-2、野施行三十一(みそひと)文字
日は沈んでも、、、
500―2,野施行三十一(みそひと)文字
日記伝 ....
いまだに恋について考えるのってばかばかしいことかな、提灯の影を踏みながら歩いている。女ばっかりいるような喫茶店で過ごそうと家をでて、でもなんとなくぶらぶら通り過ぎてしまった。
物語を必要としない ....
僕は個人においては僕が賢いとするところの異常さを求め、他方で関係性においては僕が愚かしいとするところの平凡さを求める。
平凡さとはすなわち付和雷同、大衆の{ルビ赴=おもむ}くままに流行の事物 ....
してほしいと思うことは大体していただいてるんですけどね、と医者は言う。診察室の四角いデスク、細長い指でたたかれるキーボード、しめっぱなしのブラインド。
体重は減っていますか?と聞かれて、ええとゆるや ....
腰は骨を再生でもしない限り良くはならない。だが、ここのところストレッチなどで腰痛はほぼ無い状態と言える。つまり、私は連日勤務で森に分け入っている。山林の灌木や小径木を刈り払っていく除伐と呼ばれる作業 ....
ちょりさん、あまりにも早すぎる旅立ちに、言葉もありません。39歳という若さで、私たちから、この世から、遠くへ旅立ってしまったのですね。ちょりさんの詩は、私たちの心に深く刻み込まれています。それは、まる ....
スマホが故障したので新調したけれども、前に使っていたSNSのパスワードが確認出来ないためにそれらのアカウントも新しくせざるをえずに苦心していたタイミングでchoriくんの訃報を知った。39歳。あまり ....
ある日、俺が起きると岡田になっていた。
岡田は俺のクラスメイト、いつも嫌なことばかり俺に言ってくる。
その岡田のいう『嫌なこと』がクラスメイトに、受ける。
面白いのだそうだ。俺に言わせればまった ....
「大人なんて、大嫌いだ」
と、ピーターパンは言った。
「僕を沢山殴ったからね。殴ったり蹴っ飛ばしたりした。でも、本当はそれだけならいいんだ。それを、隠蔽した。嘘を本当だと言うことにしたんだ。それで ....
以下は、私とChatGPT 4o(無調教)のやりとりである:
あなた: ふたつの詩を送るので、詩に用いられている技巧、意味内容、作者の意図を詳細に比較検討し、いずれがより優れているか結論を出して ....
旅をして、帰ってくれば花瓶はからから、ぐったりしたベランダの植物たちに、ごめんねごめんねと言いながら水やる。ぱんぱんの洗濯機がごとごといって回るなかで、冷蔵庫のなかで傷んだかなしい果物をどんど ....
(0-1) 本稿はあくまで適当な文章である。最後まで読んでも納得のいく説明は得られないと思う。この点を断ったうえで、とりあえずのメインの主張を述べると
私が自作品を読み返して思うのは、良い作品は ....
実際のところ上手な詩をたくさん観てきた私たちにとっては、
AIの作る今のままの延長にあるAI詩には失望しかない。
見た目やリズムやライムを重視しているとヒップホップ作品
は一瞬で作れても、本筋の ....
萩原朔太郎の自転車日記は自虐コメディで素敵だ。まあコケるの。萩原朔太郎だからコケても面白くて素敵。てか危ない。萩原朔太郎自転車日記によれば「余車上ニ呼ビテ曰ク。危シ、危シ、避ケヨ、避ケヨト」。ぶつかり ....
ポットから熱い湯を注ぎ、インスタントコーヒーを啜る。ここ数日カルキ臭がする。とくに体がコーヒーの苦みを欲しているわけでもなく、便通を促すためだけに口にする処方薬のような感覚だ。疲れた時、インスタント ....
今となってはなぜ守衛室にいたのか定かには思い出せない。工場の守衛だった恰幅のよい年配のおじさんが、正門を出入りする人や車両をよそめに僕たちアルバイトの三人に聞かせた。とつとつと、 ....
夏には、夏のムード。『かんじ』が、合うと思う。
蝉のなく音は『皺皺皺』と『皺』の数を数えている漢字、身体納。
夏に飲むジュースのムードは『語句語句』と辞書を引きながら、言葉を調べている漢字、身 ....
その店には誰もいなかった。天井は無く、空だけが拡がっていて、それは染みひとつ無い、上質な青空だった。空には値札が貼られていたけれど、少しばかり高価だったので、1m四方くらいなら買えなくもないけれど、 ....
祖母に顔を見せるため、とにかく暑い中、久しぶりに実家へ帰る道すがらのことだった。
くたびれた半袖のシャツに、ベージュのハーフパンツを履いた六十代くらいの男性が、喫茶店の席に座ってゆで卵の殻を剥い ....
夏の浜辺で、少年と父親が対話しました。
父親:俺は若い時、驕り高ぶっていた。自分が大した野郎だと、思い込んでいたんだ。働いて働いて、やっと分かった。俺は、チンケな男。人の一生は長い。その答え ....
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