ツルファン(一般にはトルファンと呼ばれています)盆地もまた、東トルキスタン(新彊ウイグル自治区)内にあります。この区域のシルクロードは砂漠やら山やらがあるため、敦煌付近から三つのルートに分れていて、そ ....
新彊(しんきょう)ウイグル自治区、いや、東トルキスタンのことを調べていく毎に、どんどん気分が沈んでいく自分がわかる。この世界には、ぼくの知らないこと、知らされていないことが、あまりにも多すぎる。
清 ....
モンゴルは実は分断された国家で、現在のモンゴルは外モンゴルと呼ばれていたそうです。んで、現在中国領である南側が内モンゴル(蒙古)自治区、なわけですね。これは前者がロシア、後者が日本を後ろ盾として分割さ ....
昼下がり、健司が部屋で文芸誌の短編を読み終わったとき、例の発作が起きた。
鬱病で長く社会生活から離れている健司は、常に微発作状態にいるといえるが、ここ最近、強い脱力感に襲われることが多く、それは ....
「ながあめにつれそってもうふたつきになる。みずいろの笹。みずいろの岩。みずいろのほら。」
結論から言いましょう。寧夏回族自治区を舞台に選んでしまったがために、この詩世界は、完全に破綻してしまいま ....
がさゝと猫の{ルビ上=のぼ}りし{ルビ芭蕉=ばしょう}{ルビ哉=かな} 子規 明治二十八年作。〈季〉芭蕉・秋
猫が草木によじ登った。ただそれだけの句。しかし「がさゝ」という擬声語が存分に ....
コスモスが咲いている。
いつか、この花の花言葉を調べたことがあった。
乙女の真心、純潔など....色によって違ってたと思う。
秋の柔らかい日差しに淡いピンクが透き通って見える ....
児玉あゆみさんって、知ってる方も多いんじゃないかな。ポエトリーリーディングではかなり有名で、ベンズで優勝とか、詩のボクシング関東大会で優勝(だったかな)とか。NHKの番組「真剣十代しゃべり場スペシャル ....
白ロシア共和国。のっけから登場しますね。現在のベラルーシのことです。ベラルーシのお隣さんは、東にロシア、西にポーランド、南にウクライナ、北にラトビアとリトアニア、とくれば、だいたいの地理感は掴めますで ....
電車に乗っている。短いトンネルをいくつも潜りぬけていく。トンネルをひとつ通り過ぎる度、窓の外の風景が街中から田舎へと変っていくのがわかる。そして、いくつめかのトンネルを出た時、急に視界が開ける感覚に ....
http://www.momat.go.jp/Honkan/Modern/index.html
竹橋の東京国立近代美術館「モダン・パラダイス展」に行ってきました。
予備知識なしで行ったのがよか ....
児玉あゆみさんって、知ってる方も多いんじゃないだろうか。ポエトリーリーディングではかなり有名で、ベンズで優勝とか、詩のボクシング関東大会で優勝(だったかな)とか。NHKの番組「真剣十代しゃべり場スペシ ....
1958年の青野季吉(すえきち)のモルダビア紀行になぞらえた、仮想の夫婦旅行。モルダビアとは現在のモルドバのことです。モルドバはウクライナとルーマニアに挟まれた黒海西側の内陸国で、1992年に旧ソ連か ....
荒川洋治のふたつの初期詩集、『娼婦論』『水駅』。ぼくの大好きな詩集なんですが、ともに難解なことでも知られています。
大岡信が以前、(荒川の『水駅』はみんな素晴らしいと言うけど、まあ俺もそう思うけ ....
黄土色の民族衣装。赤と青のヴェール。
太鼓と珍しい笛、それに見た事もない弦を使った楽器。
うっすらと唇にひかれた化粧は、燃えるような色をしていた。
髪はやわらかく熱気にあおられている。
漆黒を ....
秋の空気はどこかやわらかく感じるのは如何してでしょうか?
夏の熱を孕んだ空気がやわらかく溶け始め、冬の身を切るような冷たさを孕む空気の合間の一瞬をわたしはずいぶん好いております。
カーテン ....
雲の{ルビ峯=みね}水なき川を渡りけり 子規
明治三十二年、子規三十二歳の夏の作。私の最愛の句。また子規には
{ルビ藻刈舟=もかりぶね}雨ふるかたへ帰りけり 子規
とい ....
Act:01 「アロンアルファ」
「どうも、星が墜落したようだ」
声をひそめてそう云った男は、瓦の取れかかった屋根から
落ちてきた。
「君だって墜落してるじゃない」
右手 ....
地デジがやってくる
大股で闊歩して
この街にもやってくる
くっきり画面を携えて
番組予約も楽々で
裏情報もばっちりで
夢の生活必需品
液晶画面の向こうでは
だけど
昨日と変わ ....
寝とったらまた隣がやたらウルサイから目が覚めた。
ドア開けてそーっと見てみたら、やっぱいつものヤクザやった。もう最近は慣れたけど、最初はマジびびってて、ほやけど興味があったから、何回目かのときに初め ....
いつもの散歩のコースを延ばして
枯野に入つていくと
遠出の猫に出合つた
こちらも私と同じく
猫族を逃れてきてゐるのか
それとも人界を逃れてなのか
しばらく様子を見ることにする
いくら ....
頭の中で「カチリ」と音がしました。
黒頭巾ちゃんにスイッチが入ってしまったのです。
こうなってしまった黒頭巾ちゃんを、たとえどんなに大事な人でも、止めることはムリです。
黒頭巾ちゃんはそ ....
もうね、急に話始めますよそんなもん。豚小屋みたいな部屋から今晩は、蟻です。
何が切実かってね、ぼくは最近頭が回りませんよ。以前はもの凄い思弁的だったんですよ。ある種の刃物のような鋭い思考があった ....
自民党新総裁、決定しましたねぇ。
大方の予想通りの展開で終わりましたねぇ・・・。
で、ここらでひとつ、自分で気になってることとか、
書き残しておこうと思います。
ここのところ、お酒がらみの ....
実年齢と見た目のギャップは――郷ひろみほどじゃないし、もちろん彼よりずっと年下ではあるが――僕はあきらかに自分と同世代の者たちに比べて若い。また日々大酒を呑み、煙草も一箱以上吸っている。精神状態はと ....
君の肩越しに白熱灯
君に触れられた部分が熱を持つ 静かに静かに
手をきつく繋いで
深い場所まで二人で堕ちよう?
「温もりを ひとつ あげる」
「…何を、きみはくれるの?」
....
ネットはたまに嫌なこともあるけど、
自分の知らないいいことを顕在化してくれる。
ネットは匿名で悪口を言えたりするけど、
普段言いにくいことをいつもより気軽に言えたりする。
いい ....
夏休みに訪れた大島の民宿周辺にはクワガタがワンサカいた。
お土産に家にもって帰うかどうか散々っぱら悩みまくったのだが、「持ち帰りに必要な虫カゴが無い(買いに行くにも民宿の半径一キロ以内に虫カゴを ....
現代詩はT.E.ヒューム(1883-1917)から始まった、とよく言われます。
ヒュームは二十世紀最初の詩の前衛運動である「イマジズム」の理論面での中心でした。
彼は詩におけるイメージの大切さ ....
タイトルだけ見たら、危ないですが、
記憶喪失の話ではなく、
酒乱事件の話でもなく。
さて、本題。
「わたしは詩を書きます。」
ここでいう「詩」という言葉の定義につい ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
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荒川洋治を読んでみる(六) 『高所の毬』
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角田寿星
2
06/10/5 23:47
荒川洋治を読んでみる(五) 『ウイグル自治区』
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〃
2
06/10/4 23:53
荒川洋治を読んでみる(四) 『内蒙古自治区』
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〃
2
06/10/3 23:54
健司の日常
MOJO
1*
06/10/3 22:00
荒川洋治を読んでみる(三) 『ながあめの自治区を』
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角田寿星
2
06/10/3 0:11
子規の句 猫と犬
A-29
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06/10/2 10:20
コスモス
keiji
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詩と、海へ
uminek...
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06/10/1 22:58
荒川洋治を読んでみる(二) 『消日』
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角田寿星
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06/10/1 22:30
視界が開ける瞬間 ——望月遊馬『海の大公園』について
岡部淳太郎
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06/10/1 19:59
東京国立近代美術館「モダン・パラダイス展」
青色銀河団
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06/9/30 23:58
手放すほど詩は近くになくて
uminek...
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06/9/30 23:45
荒川洋治を読んでみる(一)『水駅』
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角田寿星
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荒川洋治を読んでみる(序)
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他部族の踊り子
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秋は夕暮れ
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