?
 目覚めたとき、そこは閉鎖的な暗闇だった。この嘴でつつけばいいということは本能でわかった。しかし、新しい世界への不安、未知への恐怖がそれを拒んでいた。どんなことが待っているかわからない。それは ....
わたしのへやにはちいさな十字架がある。これを買うとき御店のひとに特にクリスティアンではなくてもかって部屋などにおいていいものでしょうかとお聞きしたが大丈夫だと思いますよ。といわれ購入した。値段は決断の .... わかったつもり、というものほどあやふやなものはないと思う。
そして、わかったつもりで何かを語ることほど、無様で格好悪いものはない。

そもそも、わかったと思っている主体である『私』自身は一体何者 ....
最近気が付いた事象。




僕が思うに。 これが大前提なのです。忘れないで下さい。



−−−−−−−−−−−

ある人が言いました。「絶対は存在しないね」

「どんなも ....
難しいことも簡単な言葉で説明できるようになること
それはとても素晴らしいことだけど
私は実はそのことをあまり歓迎できないのだ。

私の中には妙に頑ななところがあって
私が一生懸命、時間も労力 ....
「古事記」という神の物語を思索したこの作者は、経験が自身を自ら語り出す瞬間、その独自の言葉遣いにこそ耳をすます。

※「それは、ある意味では、われわれには聞き馴れない語りであるかもしれない。発生状 ....
ぼくは詩を書こう
猫がいるような部屋で
とりあえず
ぼくは詩を書こう
そんなうたを聴きながら
きみのことを考えながら
きみがいないこの部屋で
とりあえず
ぼくは詩を書こう


 ....
 何故だかわからないが、女性詩人の詩を取り上げて論じることに妙な躊躇があった。もちろん女性の書く詩が、男性の詩よりも劣っているなどと思っていたわけではない。優れた女性詩人は多く存在する。一読者として好 .... {引用=
「犬が人間を襲い、80代の老人が死亡」

− こんなニュースがつい先日飛び込んできた。
犬は即捕獲され殺処分。 目があった途端に襲い掛かったそう。 犬種はここでは控えておく。

 ....
この歳になると、リアルに、大抵のことがどーでもよくなる。
いや、たとえば自分内の、円グラフの中の大部分が、
「どーでもよい」
に塗りつぶされるぶん
却って「どーでもよい」の外側にある
「どー ....
かのケネディ大統領は、キューバ危機でいよいよ開戦やむなしかという折
アメリカと世界の子供が核の炎に焼かれて死んでいく姿を幻視したという、
こういった逸話は良心を説明するにあたってはよくあることのよ ....
白いシーツの隙間には、これから開けるプレゼントの包み紙をぺりぺりと破る興奮が存在する。まだ破られてもいず、包装紙がゴミにもなっていない。この白が汚されるなんて想像もできない可能性の、白。

白 ....
この文章は、1月の後半に書いたもので、原口さんの一連の抗議文を読んだことによる反応です。私自身は1月の半ば、一連の抗議が始まる前に既に退会していたので、個人のブログに書いておきました。もう3ヶ月も前の ....  ? The earth's story

 絶望と希望は同時にやってくる。
ひとりぼっちの神はずっと窓から地球を見ていた。
恐れられようとも人が好きだった。
なぜなら楽しいことも悲しいこと ....
五。



舞台がアメリカだと仮定する。

信心深い両親に、
異常なまでに過保護に育てられた彼女は、
いつもとても内気な性格で、
ずっと周りの言いなり ....
仮説として。


一。



文体もとても難しいが、
会話もとっても難しい。


現実の会話であるような、
儀礼に満ち説明的で回りくどい、
こ ....
まずは素朴な疑問から始めたい。
どういうことかというと、それは一般的な通念を疑うということである。
となれば、まずはその通念が本当に通念として成立しているのかを疑う必要があろう。
しかしここでは ....
 時には散文を書こう。詩ばかり書いて、詩ばかり読んで、詩のことばかり考えているうちに、段々と散文の書き方を忘れてしまった。
 すぐに改行したくなる。
 
 すぐに一行開けたくなる。
 すぐに展 ....
好きだと思うもの、心動かされるものをこれまでどれ程見聞きし、感じてきたかはわからない。
けれども、その中で私の身体の中の中枢に近いどこかを鷲摑みにし、鳥肌と動悸と口渇感を与えるものは数える程しか無い ....
  ? Devil's story

あるとき、白い羽の悪魔がいた。
生まれたときから白く、両親にさえも
「汚らわしい」と言われ、愛を知らずに育った。
誰も信用できなかったし、信用しようとも ....
 ? Angel's story

 あるとき、黒い羽の天使がいた。
生まれたときから黒く、ペンキを塗ったり、脱色したり、
いろいろなことを試したが、努力もむなしく白くなることはなかった。
 ....
? God's story

 あるとき、神は存在した。
人と共に暮らし、人と同じように成長した。
しかし、神は神であるがために、自分が神であることを知っていた。
ある日川へ行ったとき、 ....
雨が降ってきたので、浜辺に置いてあった船の下で雨宿り。青く錆びた船、後ろには網が沢山積んである。

拾った貝殻の中で一番大きなのを灰皿にすることにする。

近頃は連れられて景色が綺麗な場所にい ....
 カフカが並んだ僕の部屋の本棚を、君は丹念に本の背をなぞりながら、「一冊だけ足りないわね」と言った。
 カフカは結局たくさんの未発表の作品を遺して死んだ。それはつまりカフカの作品数を正確に把握できな ....
肉欲の無い恋愛なんて
スパイスの抜けた
ライスカレーの様なものです
                (ミキョウ・イターニャ)

 ....
非力な女がいた。

駅の自動販売機でペットボトルのオレンジジュースを買っても、キャップが開かない。飲みたいがために買ったので、ホームで延々とキャップを回すが、いつになっても開かない。見かねた近くの ....
 三百四丁目の博士の家に行くまでに、僕は三十回くらいもう諦めようかと思ったけど、二百五十丁目の看板が見えたときには、なんとかもう少し頑張ってみようと思い直した。
 博士の家に行くまでには、一丁目から ....
自分の娘が二人の娘を連れて実家に戻ってきたら、どんな気持ちがするだろうか。三人の娘も無事に結婚したし、そろそろ引退でもするかな、と思っていた頃に、また娘と小学生の孫娘2人を扶養しなければならなくなった ....  彼から電話があったのは、すっかり眠りについて、そろそろ楽しい夢でも見れそうだなと思っていたあたりだから、夜の2時くらいだろう。とにかくこんな時間に電話をかけてくるということはそれほどいい連絡でないこ ....  ドアをとんとんと叩く音が聞こえたので、ギシギシ言う古いドアを開くと、あまがえるが立っていた。
 「雨が強くてかなわねぇ。旦那、ちょいとの間雨宿りさせてくれねぇかね。」
 僕の部屋はそれほど大きい ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
クローバー優羽2*07/4/27 1:05
信仰随想。宗門と南無阿弥陀佛 。 すぬかんなが...1*07/4/26 19:28
「わかる」ということと「リアル」について大覚アキラ2+07/4/26 13:48
絶対の絶対。確定の確定。箱犬1*07/4/26 7:06
諸行無常[group]相良ゆう107/4/26 4:51
佐々宝砂作「よもつしこめになるために」を読んで。カスラ2*07/4/25 15:38
ぼくは詩を書こう6*07/4/25 14:59
新川和江 ——〈永遠〉を志向する大きさ岡部淳太郎8*07/4/24 21:31
「犬が人間を襲い、80代の老人が死亡」渕崎。1*07/4/24 21:30
空中分解4*07/4/22 0:54
しかばねのやま構造307/4/21 23:37
白という色の可能性について猫のひたい撫...007/4/21 17:54
_リーフレイン2+*07/4/21 9:27
The soft feather story Ⅳ優羽2*07/4/20 19:50
「 会話を書く。 - 後編。 - 」SATP.Vol.12,PULL.1*07/4/20 8:25
「 会話を書く。 - 前編。 - 」SATP.Vol.11,2*07/4/20 8:21
コザカしくないひとんなこたーな...007/4/20 2:30
散文リハビリテーション楢山孝介3*07/4/20 1:48
コンクリートの造形物ヒロセ1*07/4/20 0:43
The soft feather story Ⅲ優羽1*07/4/19 19:45
The soft feather story Ⅱ1*07/4/19 19:43
The soft feather story Ⅰ1*07/4/19 19:41
ブルーノート/360°猫のひたい撫...107/4/18 21:09
【超短小説】不揃いカフカなかがわひろ...2*07/4/18 16:16
短編「The First Encounter」板谷みきょう0*07/4/18 1:20
巻貝の中に棲む女猫のひたい撫...107/4/17 22:41
【短:小説】304丁目の黒川博士なかがわひろ...1*07/4/17 20:11
祖父のこと[group]ふるる18*07/4/17 10:52
【短:小説】深夜の電話なかがわひろ...1*07/4/17 4:42
【短:小説】あまがえるの雨宿り0*07/4/17 4:13

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