私は冬が好きだ。周囲が生命にあふれるどんな季節よりも。雪深い雪原をトレースしていくとき、全ての冷たさの中で暖かい自分の体温を信じられる。吐く息に水蒸気が混じっているのが見える。大地の精気が星空 ....
誰がどんな文脈で発した言葉なのかもすっかり忘れてしまったのですが、とても印象に残っている言葉があります。
「あらゆるものはあいまいです。それを正確にしようとするまではそうと気づかないくらいに。
そ ....
ユダは考え深かった
海野小十郎
いろいろ考えたんだが、結局のところユダというイエスの反逆の弟子といわれている使徒ユダは、非常に考えの深い個性ある人格だったのではないかとい ....
批評祭から遠くはなれてみる。
アフリカじゃ紛争が終わりそうもないし、パレスチナなんて終わりもまったくみえてこない。
一方で、キャンパスでメシ食ってのうのうとしてる奴だっているし…たぶん私だってそう ....
批評には苦手意識を感じてしまうけど、書けるようになりたい。
重い腰を上げるには自分の好きなものと関連させてしまおう。
と思ったのですが、余計悩んでしまいました。
犬の詩は犬好きから冷静な判断を奪 ....
人の心の動きというものは不可思議だ。大抵の場合、人は首尾一貫して考えているのではない。ぼんやりとほとんど何も考えていないこともあれば、何かについて一途に思いを巡らそうとしても、眼に映るもの、耳に聞こ ....
今日の仕事帰り、電車を降りた後に歩道橋で立ち止ま
り、数日前にこの世を去った君のことを考えていると、
静かな雨が降り始めた。昨夜のBen’sCafeでそ
の知らせを聞いてから、僕はその事実を ....
作品を提出するときに、やっぱり自分だけではこれがいいものかどうか、とても心もとない気がいつもしています。
僕はおうおうにして物知りのように大きく語るわけなんだけれど、何となくいいものだとい ....
エリック・クラプトンの『レプタイル』http://wmg.jp/artist/ec/WPCR000011100.html。これは愛する伯父にささげられているようだ。レプタイルは「ろくでなし ....
なぎら健壱のアルバムを聴いた。詩も面白いし、演歌だか民謡だか流しだかフォークだかパンクだか前衛だかわからないセンスの良さ。さらに美声。しょぼいはずなのに全然貧乏くさくない。もっとふざけた人かと思 ....
食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤丘 我流読解−
批評祭に寄せて、ふたつの文章を書く構想でいた。ひとつは、フォーラムの
外で書かれたものについて、もうひとつはここに書かれたも ....
私たちはみな生きている。〈日常〉と名づけられた普遍の中を、誰もがみな例外なく生きていて、そこから離脱することは許されない。だが、時にそこから否応なく離脱させられて、戻ろうとしてもなかなか戻れずにいる ....
『おちんちんをおちんちんと意識して確信したのはいつか?』と問われると、これは非常に答えにくい、何しろ股間の沽券に関わる問題である(しかも股間の保険には未加入だし)。少な ....
北川透は「詩的レトリック」の中で、詩における「余白」のあり方をいくつか挙げている。それらをまとめると「定型に伴う余白」「観点の移動を表す余白」「意味上の展開を媒介する余白」「二つの片歌の問いと答えの ....
「兄さん、あとそこにある段ボールだけだよ、重いから気をつけて。」
「あ、ああ。」
あと数日で、18年間慣れ親しんだ我が家を出て行くというのに、
まだ俺は実感がわかない。
「東京はも ....
{引用=
yuko「まいそう」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=136784
*この論考はひとつの詩作品に対する考察でありながら、ある「歪んだ妄想 ....
詩を構成する要素のひとつに喩や韻律などの他に余白というものがあると思うが、それはどうも語りにくい要素のように思われる。というのも、喩や韻律などは文字としてちゃんと人の目に見える状態で表われているのに ....
反射熱――りふれくと――Reflect
Reflection――反射、反射熱、影響、現れ、映像、鏡映
谺を返そう。それもより大きく、その熱にやられないように大きな熱量をもって。“りふれくと” ....
いつだって「いま」だった。「いま」の状況を見据え、「いま」の自分の心から導き出すようにして詩は書かれてきた。詩の歴史がずっとそうだったということではない。ひとりの書き手である私自身のことだ。私はいつ ....
■音楽は侵す
フランクの交響曲ニ短調を聴いていて感じたのだが、音楽はどうやら聴き手の心や体(あるいは心と体が未分化のまま融合しているもの)を侵すようである。
特に弦楽器は私を削り取っ ....
「批評祭参加作品■オリジナリティ幻想・忘我」
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=146495
相田 九龍
(題名の「」は ....
批評祭参加作品■ダイアリーポエム調の散文
午前6時半、目覚ましの音で目を覚ます。目を覚ますが再び眠っていたらしい。再び鳴
ったベルの音に目を覚ます。目は覚めているのだがまだベッドの中でもぞも ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=146424
「あなたについてのモノローグ」 佐々宝砂
「結局のところあなたについて書くほかはないのだ。」
....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=146107
「にぎやかな街」 水無月一也
引力というものが本当に万有であるなら、斥力もまた常に働いているのでしょ ....
ビートルズに「Baby's In Black」という曲がある。世界的大成功を収め、現在に至るまで影響力を失っていない彼等にしてはあまり有名ではない地味な曲で、その後、ただのラヴソングではない歌をいく ....
ある時から、あるいはある場所から、生きるということの価値が揺らぎ始める。それは上昇に向かう揺らぎであるかもしれないし、下降へ向かう揺らぎであるかもしれない。そのどちらであるにせよ、それまで漠然と過ご ....
阿呆である。「あほ」ではない「う」の付く「あ、ほ、う」である。できれば「う」の部分に歌心を持って言ってもらいたいのだが、それは筆者の好みの問題なので、だからどうだと押 ....
難しいことはわかりませんが、詩について思ったことをそのまま書いてみます。詩がもっと歌われることを信じて。
詩を書こうとして書く人も、書いてみたら詩になった人もいると思う。例えば、「か ....
詩に魅了され詩を書きつづけていこうと決意した者の多くが一度は抱く疑問として、「詩は何故読まれないのか?」というものがある。これは特に日本の詩人たちの間ではずっと昔から語られてきたことでありやや手垢が ....
僕は今、滋賀県・石山寺の境内にある芭蕉庵にいる。
紫式部が「源氏物語」を書いた部屋が本堂の入口に
あったが、そこは観光コースの雰囲気で初詣の参拝
客が絶えず立ち止まるが、本堂から離れた場所にひ ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
批評祭参加作品■「散文的な夏」 岡部淳太郎
[group]
たりぽん(大...
1*
08/1/29 19:12
風潮と予定調和(ニュースを見ていて思うことなど)
塩水和音
1+*
08/1/29 18:31
ユダは考え深かった。
生田 稔
3*
08/1/29 9:53
批評祭参加作品■You?
[group]
2TO
15
08/1/29 5:10
批評祭参加作品■犬の登場する詩
[group]
木葉 揺
9*
08/1/29 1:25
批評祭参加作品■回り道、つぶやく。 ——五十嵐倫子『空に咲く ...
[group]
岡部淳太郎
3*
08/1/28 22:53
批評祭参加作品 ■ 詩友への手紙 〜この世を去った友へ〜
[group]
服部 剛
1
08/1/28 22:50
批評祭参加作品■砕かれていること
[group]
石川和広
5*
08/1/28 22:20
批評祭参加作品■走るレプタイル
[group]
〃
4*
08/1/28 22:03
批評祭参加作品■狐のかわごろも
[group]
〃
2*
08/1/28 21:52
批評祭参加作品■食い違う夢 −『私たちの欠落(夏の日の)』藤 ...
[group]
大村 浩一
8*
08/1/28 12:57
批評祭参加作品■〈日常〉へたどりつくための彷徨 ——坂井信夫 ...
[group]
岡部淳太郎
1*
08/1/28 6:53
批評祭参加作品■「 寝た子は起こすなそやからおちんちんについ ...
[group]
PULL.
1*
08/1/28 2:20
批評祭参加作品■余白の海についての試論
[group]
2TO
4
08/1/28 0:54
あと幾日
はるこ
2*
08/1/27 23:18
批評祭参加作品■僕たちの罪は、どうすれば癒されるのだろう
[group]
2TO
4
08/1/27 23:12
批評祭参加作品■余白について考える試み
[group]
岡部淳太郎
4*
08/1/27 20:33
批評祭参加作品■詩のない批評:「反射熱」へ宛てて
[group]
2TO
5*
08/1/27 20:26
批評祭参加作品■いま詩を書くということ
[group]
岡部淳太郎
2
08/1/27 11:34
批評祭参加作品■クラシック音楽についての印象
[group]
葉leaf
3*
08/1/27 7:39
批評祭参加作品■「 この際なので批評祭の主催者をちょっぴり意 ...
[group]
PULL.
3*
08/1/27 4:58
批評祭参加作品■ダイアリーポエム調の散文
[group]
mizu K
4*
08/1/27 2:56
批評祭参加作品■「あなたについてのモノローグ」 佐々宝砂
[group]
たりぽん(大...
1+*
08/1/27 1:01
批評祭参加作品■「にぎやかな街」 水無月一也
[group]
〃
3
08/1/26 23:21
批評祭参加作品■喪服の者たちが向かうところ
[group]
岡部淳太郎
7*
08/1/26 22:22
批評祭参加作品■時が終る、詩が始まる
[group]
〃
7
08/1/26 15:17
批評祭参加作品■「 そやから何で阿呆やねんやろとツッコミ待ち ...
[group]
PULL.
2*
08/1/26 7:52
批評祭参加作品■詩について書いてみる 詩は歌うもの 物語は読 ...
[group]
よしおかさく...
3*
08/1/26 0:30
批評祭参加作品■気分と物語
[group]
岡部淳太郎
0
08/1/25 22:22
批評祭参加作品 ■ 芭蕉庵にて
[group]
服部 剛
0
08/1/25 21:21
152
153
154
155
156
157
158
159
160
161
162
163
164
165
166
167
168
169
170
171
172
173
174
175
176
177
178
179
180
181
182
183
184
185
186
187
188
189
190
191
192
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.44sec.