ロマンチックを演出したりされたりするのは大嫌いである。吐く。悦に浸ってるやつのメールの文体は普通に考えたらありえないストーリーの(しかし目的はそこじゃないのでいいのだが)官能小説の主人公・男の台詞に似 ....
まぁそういう訳で、甲斐あってなんとかここまで仲良くなれた。っても、なんでおれみたいな奴の事気にいってくれたんかは、正直よう分からん。彼女に聞いても六な答えが返ってこん。なんでつき合ってくれたんや、 ....
【ジュゴン】
目覚めると、恋人がジュゴンになってゐた。慌てて抱へあげ風呂に入れたが、彼女はとても不機嫌さうだった。湯に食塩を入れると、少し機嫌が直った。あとは食べ物だ。ふえるわかめを湯に入れてみても ....
愛する男のもとを去った女がその後の人生をその男との美しい思い出にすがりながら生きるというような話しがある。
僕などは若い頃にはこれが理解できなかった。男の幸せを願って自らは身を引いてしまう ....
左手が塞がっていたので手袋を噛んで引っ張ると一緒に伸びすぎた中指の爪も引っ張った。手を抜くときに歯の合わさる、ガチン、という音が頭蓋骨の内側に響く。
携帯電話を右手でいじりながら電車を乗り継いだ ....
二人で、ランチにオムライスを食べていました。黄色い卵に包まれて、赤いケチャップのかかった。しかし私は砂でも食べているかのようで、何も味を感じませんでした。嘲笑うクラスメイト、それを見てみぬふりをする ....
僕の姉の名前はアンドウユウコだ。
小さい頃、地元のニュースキャスターにアンドウイサオ、という僕と同じ名前のキャスターがいた。
当然、姉はアンドウユウコ、僕はアンドウイサオで、どっちがより有 ....
昼飯に外でラーメンを食べた。
その店の餃子はあるテレビ番組で日本一おいしい餃子というタイトルを獲得したのだと、その店先の看板にも謳われていた。私は特にテレビ番組の評価であるとか日本一であるとか、 ....
学校から帰ると部屋がチャーハンの匂いで充満していた。近所の夕飯がチャーハンなのだろう。寒いので窓を閉めた。ヒーターなど暖房器具はつけず、毛布にくるまる。ベッドの枕周りはタバコの灰、錠剤、携帯、割り箸 ....
「・・・・・・・川田さま。川田さま」
「・・・ふ、ふぇ?」
「以上で終了でございます。」
「・・・・へ?・・・・・・あ、あーそう。う、ウーン・・(伸びをする)」
「わたくしのお話、ご理 ....
批評祭前後で、自分と似た詩の読み方をしている人がどうやらいるらしいということを知れたというのは、結構大きな収穫だったと思う。時々新着作品のタイトルにマウスを滑らせて、最初数行を見ては「はあ」と感じるこ ....
小鳥が死んだ。
何の前ぶれも無く突然落ちていた。
鳥が死んだ事に驚いたが
それよりも自分の心が波打たない事に驚いた。
何の感情もわかない。
涙も出ない。
子供の頃から色々な生き物を飼っ ....
ショートレビュー・サンデー新執筆者のことこです。どうも。
批評祭でツユサキさんの文章を読んで、あ、いいなと思ったので、便乗させてもらうことにしました。たのしく気楽に、隠れた名作も隠れてない名作も ....
《書いている時、弾いている時、ラジオをやっている時、攝津は時々「生きている心地」がした。》(「長編<私>小説『労働』」攝津正著)
一連の語句がどれほどの意味内容を持つかは、それを含 ....
ハイチでは17、8世紀ごろフランスが巨万の富を搾取している。林業とサトウキビ・コーヒー栽培で。
現在のハイチは農業に依存しつつも農業インフラが不十分。最貧国と呼ばれている。復興支援は国土計画その ....
パチパチパチパチ。うう… …よかった、ほんまによかった。うう…。あぁ、よかったねぇ、マユミちゃん…。…………。うぅ…。…… …… ……、は?なんよあんた、ちょっと今ワタシ忙しいねんよ。うぅ…。よかった ....
黒頭巾ちゃんは、夜のお出かけの準備をします。
真っ黒なロング・ヘアをアップに結い上げ、深紅のロングドレスを身につけ、広く開いたデコルテにはダイヤのネックレスを。
そして、黒頭巾 ....
{引用=あなたが本当に良い詩を書きたいと思うならば、それは、どれだけ苦労してでもやってみる価値があるはずだ。}
みなさん批評祭お疲れ様でした!!
宣言しておりま ....
攝津はその日も浦安の倉庫で肉体労働していた。
攝津は自らの仕事を気に入っていた。厭々ながら、金銭の為に始めた仕事ではあったが、慣れるとともに自分の力量、技術を発揮する喜びを知った。低賃金が悩みの ....
むかし、一匹だけ猫をかっていた。
この猫のことを思い出すとき、わたしはいつも胸骨に力を入れて鼻から息をつく。大泣きしたいきもちと切ないきもち-これらは全然違うきもちなのだ-がごちゃ混ぜになったよ ....
自分にとって詩とは何なのかということを考える時、必ずと言っていいほど詩と詩ではないものとの二項対立の図式を思い浮かべてしまう。これは思考のパターンとしてある種の悪癖であるのかもしれないし、安易な思考 ....
志望校の欄には、必ず書くこと、という注意書きがあった。
どうやら、未定、というモラトリアムの代名詞は此処では通用しないらしい。
まぁ、そりゃあ、進学校だもんな。大学に行くための高校だもんな。志 ....
味噌汁や羊羹は暗がりの中で喰うのがいいと谷崎潤一郎が言っていたが、干し柿もそんな部類だろうと、邦春は思った。
干し柿というのは、何しろ見目がよろしくない。
硬く皺を寄せて、モノによっては白い ....
<椎野いろは>さんの作品、それは「展開の美しさ」
■作品1
つなぎ 椎野いろは
詩になることで
一歩ずつ押しだされ
ひとつ
またひとつ
人間になっていく
詩になれな ....
JDR、やっと医療チームが出動。救助チームは已然動かず。
http://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn/20100115/20100115-000000 ....
岡田外務大臣へ記者が聞いた。アメリカや中国に比べて遅いのではと。ハイチ地震に対する日本政府の反応の遅さを問い質しているのだ。それに対して大臣は、まずほんとうに何が必要とされているのかきちんと調べてから ....
室内灯は消えていた。幌の隙間から光が差し込むことも無い。エンジン音は聞こえず、静かに、波の音が聞こえる。水面を切り裂く音ではない。船を揺らすリズムに沿った、自然の音だ。横、正面に座る同僚達はまだ眠っ ....
彼らは錆びに覆われた観覧車を遊び場にしていた。一台のゴンドラに色とりどりのランドセルが並べられている。ガラスのない窓から町を眺める。自分たちの町を見ると何もない町であることがわかる。自分たちがいまい ....
詩は勉強するものだろうか、という問いにイエスと答える自信はない。詩は教えられるものだろうかという問いにも同じく明確に答えられない。
短歌などの世界では結社というものが存在するそうだ。自由詩にそれ ....
端的に言って量が多い、ネットにある現代詩てのは。現代詩フォーラムだけでも、数えたことないけど何作あることか。で今の現代詩フォーラムでは、その中から作品をより分けるシステムがろくに整っていない。書いた ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
アルファ粒子で殺されたい
榊 慧
3+
10/1/28 22:30
クミちゃん
捨て彦
2
10/1/28 15:55
【140字小説】ヤクザの親分他
三州生桑
4
10/1/26 21:27
人生の一般的構造
A-29
1*
10/1/26 0:35
スライム
なき
1*
10/1/25 23:08
オムライス/私は死にたいと言って、母を喜ばせました
リヅ
0
10/1/25 0:51
ユウコトイサオ
ブライアン
2
10/1/24 3:22
TVで味は伝わらない
ふくだわらま...
0
10/1/23 21:09
高野山物語
済谷川蛍
2
10/1/23 18:16
勇者たち
捨て彦
0
10/1/21 23:49
批評祭後雑感——現フォはこれから
KETIPA
6*
10/1/21 23:06
小鳥
綾瀬のりこ
11
10/1/21 20:00
ショートレビュー・サンデー+++ましろい朝に、
ことこ
4*
10/1/20 20:40
〝生きている心地〟 「長編<私>小説『労働』」攝 ...
A-29
1*
10/1/20 13:09
ハイチ
〃
1*
10/1/20 10:13
天王寺動物園前
捨て彦
0
10/1/20 1:14
黒頭巾ちゃんと仮面舞踏会
[group]
チアーヌ
2
10/1/19 23:59
受賞者発表(1)
相田 九龍
6+*
10/1/19 23:14
労働
攝津正
2
10/1/19 18:02
桃色ラビッシュそして清潔な朝日
ソノタ
0
10/1/19 0:44
詩が沈黙する時
岡部淳太郎
5+*
10/1/18 22:01
進路希望調査
エルメス
0+
10/1/16 21:14
干し柿の匂い
亜樹
3
10/1/15 22:28
【批評祭参加作品】<椎野いろは>さんの『つなぎ』と『低気圧』 ...
[group]
Kashin
2
10/1/15 22:14
タマタマ〝クンレン〟シテテヨカッタヨナ!
A-29
1*
10/1/15 22:13
宝の持ち腐れか、腐った宝持ちか ハイチ地震とJDR
〃
2*
10/1/15 20:33
緑に覆われた世界を垣間見た。
影山影司
0
10/1/15 12:51
観覧車のこどもたち
済谷川蛍
2
10/1/14 7:09
【批評祭参加作品】学校だと思う。
[group]
相田 九龍
4*
10/1/13 23:59
【批評祭参加作品】死蔵作品を救うのは批評じゃない
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KETIPA
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10/1/13 23:51
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【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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