思うに、震災および津波、そして原発事故は少なくとも私たちをふたつの現実に直面させた。ひとつは剥き出しになった現実、すなわちあらゆる想像を超える自然の破壊力だ。もうひとつはいまだ剥き出しになっていない .... ひとりで新幹線に乗るときの駅弁は寿司ときめている。新大阪からは巻き寿司、品川からは握り。東京からはめったに乗らない。缶ビールを買って、のみきる前に満腹になってしまう。

実家の庭に増えているす ....
尾崎放哉を中心にして自由律俳句についての覚え。

俳句五七五の音数律にとらわれない俳句を自由律俳句と言う。
結論を先に述べると、自由律俳句とは定型にとらわれないのではなく、意識的に定型を拒否する ....
 バンペイユという果物がある。確か晩白柚と書いたと思う。最近ではスーパーでも売られている。要はでっかいザボンである。因みにザボンはでっかい蜜柑で、つまりはザボン、バンペイユともに柑橘である。食する機会 ....  いまここの地下にはたくさんの首が埋まっているのだ、と語る朝倉氏の口の端についたケチャップをぼんやり見るうちに、なんだかあられもない想像をしてしまって、それはそれを血液にたとえて怖く、抱かれたい、とい ....                       2012年04月22日


 表題はゴルのタイトルですが、いつの間にか4月も下旬に入り些か慌てております。
月初めに遡上できるものならば遡 ....
映画本編の内容には一切触れないDVDコレクターの戯言なので、興味のない方は読まなくていいです。

* * *

今年に入ってからデヴィッド・リンチ監督作品が立て続けにブルーレイ化され、ファン ....
べつにどうだっていいんだけど俺が一番楽で一番しあわせで手間かからなくて簡単なことって俺が死ぬことなんだよね、と家族に分かるようにせつめいしたいです先生。 悔しさと苦しさを抱えて何年もやってきた。
それは、人と分かち合えるような種類の問題でなかったから、一人で考えるしかなかった。
世界の美しさが僕にはよく処理できなかったから、言葉で理解した範囲を再現 ....
雨水ではしゃぐ雀を見ていた 水浸しになった朝はコラールで起きる 割れやすいグラスになった気分だ
一昨日、わたしの青い庭にルルという野良猫がやって来た 随分と眠たそうな目をしている黄色い猫だ
毎朝、 ....
お腹が痛いのだけれど、病院に行くのは面倒だし、
まあ今が楽しければいいし、少しだけ気を付けようと思う





まだ桜は咲いていない。
ブルーシートの被さった保育園の砂場。
そ ....
夫はわたしの手足を縛る、とても適切なやり方をしっている。どうしてだかはわからない。そういえば、最初からそうだった。どうしてだろう。他人なのに。

土曜日だというのに、部活動でもあるのだろうか、制服 ....
 
 今日、北朝鮮がミサイルの発射に失敗したため次は核実験するかもしれないなどと報道されていました。

 その一方で日本は大飯原発を再稼働させようとしています。

 今日北朝鮮をわらった日本 ....
土砂降りの日に偶然出会った。(偶然以外の出会いがあるのかどうかはまた別にするとして)都会の昼間に雨が降ればにぎわう場所といえばコーヒーショップ。人まみれのこまごました座席を一瞥して隣にしましょうと ....  シェイクスピアについてはもう言われるべき事は言われているかもしれない。だが、現代ーーー二十一世紀の人間ーーーつまり僕ーーーが今、シェイクスピアに出会った所で、それは全く古臭くもなければ、むしろ新しく ....  結論から語ると、俺は今、死体を分解している。電灯の暖色を受けて朱く色づいたバスタブの上に、赤黒い血が流れ出る。通りの悪くなったナイフを、力任せに叩きつけると予想以上に大きな音がして、慌てて蛇口を捻る .... 「幸福になる必要なんかありはしないと、自分を説き伏せることに成功したあの日から、幸福がぼくの中に棲みはじめた。」(『新しき糧』アンドレ・ジイド)





今、駅構内、ホームから階段を、足 ....
息子が小二に進級するにおいて、ひとつ注意したのだが、あれはたしか私が小三になった頃、うっかり二年生の教室に、休み時間、思いっきり助走して(注目を集めたかったのだろう)その教室に、豪快にすべ .... なぜ東電やNHKや公務員改革がすぐにできないのかと言えば、そこにぶら下がってる人たちが、右肩上がりを前提にした、高額な不動産の購入はじめとした資産を、すでに借金として購入してしまってるから .... 今日は午後から息子を連れて、秋田県児童会館みらいあへ。館内全体が遊び場になっていて、息子もたいへん楽しそうだった。また来ようねと、汗だくになって笑った。

プラネタリウムも見てきた。平 ....
曇天。呼び出しに答え、すぐに放り出されたあと、ひとりで水族館へいく。
締め切り時間間際にくぐるゲート。入ったあとすぐに、うしろでシャッターが閉まる音。

館内は暗く、ごく控えめな音量で歌詞のない ....
 詩には詩の体裁があり形式がある。散文詩など例外もあるが、詩とは行分けの韻文であり、韻律を重んじるリズム感や音感をもつ文体のことである。広辞苑で〈詩〉の項をみると「風景、人事など一切の事物について起こ .... 昨年わたしが二十年ぶりに、故郷の秋田に帰ってきて感じた印象は、飲食店の接客も、人々の仕事への接し方も、いい意味で「いい加減」なのである。ちゃんと暮らしを成り立たせるための時間を守りながら働 .... 24歳になって、ええと、17日、が経ちました
世界に参加しはじめてからは、ええと6年と5ヶ月目です(いまかぞえた)

わたしのなかに16歳と、7歳と、24歳と、42歳がいます。
女なら ....
結論から言えば文学極道は滅亡することはない。ただし、滅亡ということのそもそもの意味は文学極道において持ち得ないという前提においてである。文学極道は滅亡というものを抱えるほどに大きな存在ではないとか、そ .... 減災は、災害による「被害を出さない」ことを目指すのではなく、「被害をできるだけ小さいものにとどめる」ことを目指す考え方です。防ぐではなく、軽減する、ということなので、被災して当然、その時、それから .... {引用=テーマ/創世記の作意を疑ってみる}
 ここ100年間、基礎科学、応用科学とも各分野の発展はめざましい。10年タームで加速度が増している感がある。
 それでも一般庶民が享受するのは、さしあた ....
昨年の大震災以降の、日本における「共有化」というのか、共有観というのか、そういうものがちょっと異常になってきているように感じる。

あの日わたしは関西にいて、テレビがどのチャンネルもばたばたと ....
 
 
四月に入り、電気が通じ、都市ガスはまだで、しごともまだ動かない。そんなある午後、これはわたしが家の御不浄で、排便しながら聞いた話である。

わたしたち家族が借りていた小さな借家の近くに ....
pray for.



ある、祈りがあった。そこ、ここに立つ、柱があった。薙ぎ払い、覆い尽くす水があった。黒い水があった。語るべき言葉はなかった。奪われたまま立ち尽くす、今、今の物語 ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
現実へ動坂昇112/5/13 23:32
すずらんのこと[group]はるな212/5/7 11:54
尾崎放哉と自由律俳句についてのメモ……とある蛙7*12/5/7 10:54
久しぶりに短い文章。小池房枝612/4/26 14:06
おかえりなさい。わたしは彼の内腿へキックを放つ鈴木妙012/4/25 23:20
4月1日から遡上あおば5*12/4/22 21:49
ワイルド・アット・ハート [Blu-ray&DVD]古月3*12/4/22 18:05
_榊 慧012/4/20 20:08
時が過ぎるので身が縮む杉原詠二(黒...3*12/4/20 18:31
飛べ16:6分マーブル2*12/4/19 16:11
日記:ある風景(ゆるやかに死んでいくこと、或いは蔓延する無気 ...ブルーベリー2*12/4/15 2:50
やすらかなこと[group]はるな212/4/15 0:49
北朝鮮としての日本動坂昇2*12/4/14 3:05
踊り子はるな312/4/11 18:17
シェイクスピアの遥かな偉大さについてyamada...112/4/10 9:46
ゆっくりとうつりかわっていく季節影山影司012/4/8 5:04
ロディアA5ノート2011.6.2.木榊 慧012/4/5 12:12
小学校における並行世界小川 葉212/4/4 0:07
美しい経済のために、私たちが考えるべきこと。312/3/28 22:36
幸福談312/3/25 20:43
まんぼうのこと[group]はるな312/3/23 23:58
辺見庸『眼の海』を読む石川敬大11*12/3/19 16:28
意義のある人生のために小川 葉612/3/17 21:14
6歳はるな212/3/16 22:25
はたして文学極道は本当に滅亡するのかkaz.2*12/3/16 10:51
防災っていうか減災ふるる1*12/3/15 20:35
智慧の実スケープゴート説salco3*12/3/13 23:18
消えた電池のことはるな512/3/13 4:01
春の追憶小川 葉3+12/3/12 0:24
240311ねことら312/3/11 22:42

Home 戻る 最新へ 次へ
76 77 78 79 80 81 82 83 84 85 86 87 88 89 90 91 92 93 94 95 96 97 98 99 100 101 102 103 104 105 106 107 108 109 110 111 112 113 114 115 116 

【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
0.32sec.