前回は自殺した赤尾兜子のことを書いたので、ついでにもう一人の自殺した俳人のことを書いておこう。飯島晴子である。このひとも自殺した事実が先に立っちゃう作家なので個人的にはその点においてのみ強烈にキモッ ....
人間はふたつのタイプに分けられる、という表現は便利である。なんでもふたつに分けられるからだ。極論すれば有機物か無機物であり、女か男である。俳人という存在はふたつのタイプに分けられる、自殺するものとし ....
気に入った作家を探すというのは俳句では難しくない。小説や詩とは違う。異様に簡単だ。インターネットには俳句のデータベースみたいなものが、簡単に検索しただけでも二三ある。二三で結構だと思う、本腰を入れて ....
俳句は嫌いだった。川柳は言わずもがなだった。こういった含みたっぷりの自己紹介から入るほど崇高なことを書こうとしているのでもないし今でも割と俳句の未来なんてどうでもいいと考えているけれども、じぶんが好 ....
季節はどのこもきまぐれだから、ちょっと近づいてはため息を落として見えなくなってしまう。噴水の見えるベンチへ腰かけて見れば、滑稽な銅像のうえをすべっていく水たちのなめらかなさまよ。ほんとうはわたしは ....
BGM(波の音)
母
母 「わたしはフィアンセ
あなたのフィアンセ
あなたが言うなら全裸になるわ
あなたが言うなら恥ずかしくない
心は一つ
....
今あらためて、デフレ不況時代を振り返ってみた時、二人のスターが記憶に残っている。
イチローと佐藤可士和。二人はホームランバッター的なスターではなく、内野安打的な表現に、価値を上手に ....
家入一真さん@hbkrの「プロとアマの違いなんてなくなるという話 」
http://togetter.com/li/465243
>そうですね、現状の解はそれしか無い気がしま ....
せむし
せむし「ふりほどいたお下げの髪が春の風になびいているよ
豊かな乙女の黒髪が君の笑顔とよく似合う
白いシャツにかくされた実る果実の先っぽに
スカートの下にか ....
この街では(あるいは「この街でも」と言うべきか)、在留中国人に対する差別がある。それは在留日本人に対する差別よりも深刻であるようにぼくには思われる。
そして残念ながら、少なくともぼくの視野の中で ....
某国公共放送で映画 Merry Christmas, Mr. Lawrence を観た。いまこの時期に見ることができてよかった。日本でも放映すればいいのに。いまこそもう一度観られるべき作品だと思う。
....
僕が思う現代詩と合唱の関係について(8)
(7)で述べたように、僕の部活ではこのように曲を作っていく。他の合唱団はどのような
取り組みで曲を作っていくのかは全然知らないのだが、家の部活ではこの ....
母、作文用紙を持って立っている
龍児、父、座っている
せむし、椅子に座っている
母 「将来の夢。六年一組、三浦聖子(ともこ)人はいつか死にます。死んだら三次空間を抜けて幻想第四次空間 ....
詩は本当のことを語っているのでしょうか。つまり、詩はノンフィクションなのでしょうか。それとも、詩は嘘のことを語っているのでしょうか。つまり、詩はフィクションなのでしょうか。
岩が 吉野弘
....
飄然(へうぜん)と家を出(い)でては
飄然と帰りし癖よ
友はわらへど
(石川啄木『一握の砂』より)
PV=kT(ボイル=シャールの法則、Pは圧力、Vは体積、Tは絶対温度、kは定数)
....
東へ旅立つ人々よ
にくしみを夜明けの庭に植えて
立ちたまえ
妹の胸に植えて 去りたまえ
花嫁をうばわれた機関手のために
蘇鉄はけさうすあかい綿を噴き
ふるさとの日の出をぬぐう
(谷 ....
http://po-m.com/forum/showdoc.php?did=269388 思考散歩−サル学から/こひもともひこ
http://po-m.com/forum/pointview.php ....
こういう警告の詩、自由な社会から生まれ出る詩も詩の世界に必要だ。自由をエンジョイするだけでも良いけれども、自由を侵しそうな、自由を蝕みそうな考え、感覚を鋭敏にとらえることのできるのも詩の特権だろう。鈍 ....
イントロ、間奏、アウトロ、出だしから終わりまですべての均等、不均等を回収するナンバーがラストに据えられたアルバムはいいアルバムだ、個人的にはスーパーカーのFuturama、何回聞いたろ ....
あんまりに海がひかっているから、わたしはあなたと恋がしたくなりました。
理由を聞くひとがいたら、猫でも転ばせておきましょうよ。
詩を書く人たちの間でよく話題になるのが、「なぜ詩を書くのか」という問題です。これに対して、いくつかの答えを考えてみましょう。
(1)衝動で詩を書く。自分の中にたまったものを排泄するかのようにして書 ....
「詩の定義について」で、詩は必要十分条件で定義することはできないと書きました。それでは、ここに何らかのテクストがある場合、それを詩だと決めているもの、それを詩ではないと決めているものはいったい何なの ....
詩とは何でしょうか。ある人は、「詩とは、文字で書かれたものであり、行分けになっていて、読む者を感動させるものである」と定義するかもしれません。ですが、「視覚詩」の一種は文字で書かれていず写真やオブジ ....
北野武がカンヌやベネチア映画祭で評価される理由は、彼がフランス映画とイタリア映画をきちんとリスペクトした上で、オマージュしている作品を出品しているからだと聞いたことがある。
これは例えれ ....
吊るした鮟鱇の、ひとところに包丁を
入れると、ばさりとまとまって肉の落
ちる箇所がある。
「これで大分軽くなっただろう、あん
こうさん」
魚屋は、そう声をかけるようにしてい
る。
「 ....
奈津、フィッシュマンズ「エブリデイエブリナイト」を歌いながらお下げの髪を編む
母の声「奈津ー、ご飯できてるわよー、早く下りてきなさーい」
奈津 「はーい、わかってるー。もうちょっとで行くからー ....
ニシヒガシの親子は木の根っこにつかまってぶるぶると震えていました。
寒い、寒いよるです。
ニシヒガシの親子の薄灰色の毛は、どおん、という大砲の音が、木の根をつたってくるたびにかすかに立ち上がります ....
シーグラスを
部屋の片隅に投げたまま
二年が経っていた。
それを見つけた今日、僕は決心した。
そしてその決心を今実行した。
シーグラスは
二年たっても
ちょっとしょっぱくて
....
春を擬人化して軽々と歌う。いい詩だ。最後にあいつがどこかでほっつきまわっているというところに、作者の無念な思いも伝わってくる。春が一筋縄ではとらえられないという屈折した思いが伝わってくるからだ。
僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)
僕の部では合唱曲を一から作り上げて行くとき、必ずと言っていいほど、最初の一週間は
絶対に苦労する。その曲が難しければ難しい程。
なぜなら ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル
投稿者
Point
日付
川柳が好きだから俳句を読んでいる(4、飯島晴子のこと)
[group]
黒川排除 (...
1
13/3/9 17:28
川柳が好きだから俳句を読んでいる(3、赤尾兜子のこと)
[group]
〃
0
13/3/8 22:16
川柳が好きだから俳句を読んでいる(2、八木三日女のこと)
[group]
〃
1
13/3/8 18:02
川柳が好きだから俳句を読んでいる(1、野村満花城のこと)
[group]
〃
4
13/3/8 16:15
家のこと
[group]
はるな
2
13/3/7 23:57
戯曲(習作つづき5)
星☆風馬
0
13/3/7 0:14
デフレ不況時代の二大スター
小川 葉
1*
13/3/6 0:05
業界とか、プロとアマの違いとか
〃
2
13/3/3 23:27
戯曲(習作つづき4)
星☆風馬
0
13/3/3 6:28
異邦人日記から
動坂昇
0
13/3/1 7:29
〃
〃
0
13/3/1 7:17
僕が思う現代詩と合唱の関係について(8)
赤青黄
3*
13/2/27 18:42
戯曲(習作つづき3)
星☆風馬
0
13/2/25 23:49
詩とフィクション 詩と向き合う
葉leaf
5
13/2/25 3:31
詩と科学 詩と向き合う
〃
2
13/2/25 3:30
隠喩について 詩と向き合う
〃
5*
13/2/25 3:29
(仮)ピグミーチンパンジーの〝現代詩〝 1
ツ
4+*
13/2/24 21:14
「検閲者」について
ぎょうてんか...
0
13/2/24 18:57
水面への容易い乱打
ねことら
1
13/2/24 18:28
猫転ぶ
はるな
3
13/2/24 14:03
なぜ詩を書くか 詩と向き合う
葉leaf
1*
13/2/24 3:06
ポエトリーワールド 詩と向き合う
〃
2*
13/2/24 3:05
詩の定義について 詩と向き合う
〃
2*
13/2/24 3:04
芸術における閉鎖性についての論考
小川 葉
1
13/2/20 21:40
朝の光景
オキ
3
13/2/20 1:04
戯曲(習作つづき2)
星☆風馬
0
13/2/19 22:13
ニシヒガシと親子
はるな
3
13/2/16 17:56
僕はフォントサイズを極端に大きくしてのクリックを君に望もう
竜門勇気
1
13/2/16 14:06
「立春」について
ぎょうてんか...
1
13/2/16 7:25
僕が思う現代詩と合唱の関係について(7)
赤青黄
4*
13/2/16 2:44
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106
【散文(批評随筆小説等)】
散文詩は禁止。
散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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