「おおついにアルブウが完成したぞ!」
「博士おめでとうございます、ついに血中アルコール濃度を瞬時にゼロにする薬が出来たのですね」
「おおそうだ この薬でもう酒酔い運転の心配はなくなるし 閑古鳥が鳴 ....
ぼくはbarのカウンターで見知らぬ男の話に耳を傾けていた
男は四十代中頃できちんとスーツをきて趣味のよいペーズリのネクタイを締めていたチタンのシャープな眼鏡が新進気鋭の実業家の様な雰囲気を作り出して ....
   『わたしと猫とばあさん』

         1


 車と同じスピードで車道を走っていました。そうしないと死ぬのです。走りながらひまわりを植えることも忘れない、
&#82 ....
  ?科学者サム


 幼児はアメリカの郊外に住んでいる。

 初夏のするどい陽光の照る中流家庭の住宅街、その中の一軒に設置された犬小屋で、ちょうどはいはいの格 ....
そのコンビニは街外れにあった

面接に来たぼくに店長は履歴書を見ながら言った
ーう〜ん果たして君に務まるかな〜
ーまじすか?自分ははっきしいってコンビニもバイトしたことあるし スーパーだって居 ....
通常の企業ではマーケティングというものがあり、消費者のニーズに答える、というのはもはや、普通のフレーズになった感がある。実際、そういうマーケティングをして消費者のニーズを把握して、物を作る企業というの ....  ルオー (Georges Rouault 1871-1958)


 時計の針は五時を指していた。
 カーテンを開けると、車窓に張りついた幾つものこまかな水滴の中で、夜明けを待つ街がさか ....
ある日私のもとにSRと名乗るものがやってきた
あなたにぴったしの職場をご案内にまいりました
男はそう言って名刺を差し出した
   SRとだけ書かれている
あんた誰?、怪訝に思った私は尋ねた
 ....
僕の実家の近くに、一軒の八百屋があった。その八百屋は『杉本青果店』というごくありきたりの名前だった。その八百屋では、おそらくは杉本夫妻であろう中年二人の男女がただ淡々と働いて、野菜を売っていた。僕は登 .... 「モダえよ〜ん」
「どうしたんだいカ〜ビ太くん」
「ギャイアソにいじめられてくやしいよ〜」
「なに〜カ〜ビ太くんをいじめるなんてひどいやつだな〜じゃあこれ〜」
 ぴかぴか〜ん!
「洋包丁 ....
駅を出たとき 
ビーッ! 
鋭い笛の音で呼び止められた
な 何です
なんですじゃないだろう 
君の捨てたゴミがボックスの外に落ちたんだ 
軽犯罪法違反並びの公衆道徳の県条例違反に該当する
 ....
 哲学者や芸術家の方面へと向かう人はどちらかというと暗い人、無口な人、ネガティブな感じの人が多いのではないかと思う。これは一般的にそう思われている事であり、僕もこの事については一般的にそう ....   
 現代人が陥っている状況を『可能性の地獄』という概念で説明してみたい。これは僕が作った概念で、誰かのものを盗んだ覚えはないのだが、似たような事を言っている人はおそらく他にもいるだろう。まあ、と ....
同僚の佐伯の様子がなんか変!
受け答えもそつがないし仕事も捗ってるようすだけど
ヤッパリなんか変!他の人の目は誤魔化せても私の眼は誤魔化せない
たとえば、トイレに入ったとき必ず口ずさむミスチルの ....
 



 彼は「ヤマダヒフミ」という名前でネット上に投稿していた。投稿する内容は、詩、小説、批評などであり、彼は自分で文学に対するある程度の造形があるのだと考えてた。彼は日常生活では、桐野龍 ....
 

 小説というのは科学の一種ではないか、という事を以前に書いた。今、もう少しその事を詳しく説明しておきたい。


 小説というのが科学の一種というのは、別にふざけて言っているわけでは ....
 この本を読み終わった人間は必ずや、辛い苦い思いを味わう事だろう。作者のミシェルウェルベックは、まるで、現実の僕達の醜い部分を僕達に無理やり見せようとしているかのようだ。僕達はこの書物を読んだら、沈黙 .... 浅い眠りの中で鈍い音が響いている
ドーン ガガガ ドーン
わしは夢中で家の外に飛び出した
寝巻き姿で飛び出してきたわしを見つけて
ヘルメットに線の入った責任者が駆け寄ってきた
「いったい何を ....
ジョニー=サンダースは
故意なのか過失なのか、
生後3ヶ月の息子を殺した
彼はその容疑を認め
刑務所に入れられた
7年の刑期を終え、
外に出たジョニーの前には
反感以外の何も無かった
 ....
あなたの苦労を買います

但し 生きた苦労に限らせていただきます!

こんな広告が新聞に載ったのだ
男は人並み以上に苦労をしてきたと自負している
早速電話で応募してみた

指定された場 ....
あなたは夏のひとだった。雨のない笑顔をしてわたしを不安にさせる。長い手足をなめらかに泳がせて、いつもすがすがしく気持ちをかきまわしてくれたのだ。いつぞやのモーテルは名前だけ変えて、その窓の多くに過 ....                               1


 
 一般的には、小説の方が詩よりは読むのは簡単である。また、批評よりも小説を読む方が簡単だ。そして、出版量で考えて ....
子供たちはまたぼくの話を聞こうと目を輝かせている

じゃみんな今日は魔法の馬車の話をしょうか
わーい魔法の馬車!魔法の馬車だってさ

その馬車は馬もいないのに乗った人をどこへでも連れてってく ....
                            ※                    
 

『六月一日に桐野龍一氏が小説「神切り歩き」で芥川賞を受賞し、七日に受賞会見が ....
植え込みの中から突き出た足
薄汚れたジーンズと穴のあいたスニーカー
ホームレスが倒れてる
覗きこむとひげだらけの男が生きているのか死んでいるのか
眠ったように目を閉じている
額のあたりを蟻が ....
 私が各地(といっても3都市だけだが)転勤の末、夫の出身地である広島へ行くことになった時のこと。

 それを聞いたある人が言った。
「大丈夫なの? 広島に住んで。ナマ水とかは飲まないようにしたほ ....
その踏切では よく人が轢かれた
警報が鳴りはじめて遮断機が下りても
列車が来るまでには少し時間がある
だのに何故? 人は轢かれるのだろう

その疑問が解けたのは
自分がそんな目にあった ....
困りましたね、担当者は腕組して顔をしかめた

何故、国籍を取得する努力をしなかったんですか
はあ、こんな時がくるとは思わなかったものでつい・・・・
あなたの事はよく知っているので、なんとかし ....
ほんにおおきに すまんかったね
お茶が入りましたけ どうぞここにすわらんね

建具の調整を終えたボクにオババは座布団を勧めた
どうぞ
差し出されたのは先程まで仏壇にお供えしていたおはぎである ....
庭で宝籤が吠えると、赤ん坊はゆるめていたこぶしにすこし力をいれる。両腕をま上にあげたかたちで―頭がおおきくてまだ手がまわらない―眠っている花。
ゴムでできたボールを奥歯のもうすこし向こう側で噛んでい ....
散文(批評随筆小説等)
タイトル 投稿者 Point 日付
アルブウアンドリュウ114/6/24 20:25
I am Happy!014/6/23 22:27
わたしと猫と豆の樹①まきしむ114/6/22 20:46
野菜戦士オコポちゃん①014/6/22 20:20
コンビニエンスアンドリュウ114/6/21 7:19
『演者』と『目』  〈社会を分割する二つの属性〉yamada...2*14/6/20 18:07
 ルオーsoft_m...214/6/19 5:05
SRアンドリュウ014/6/18 18:53
僕が『小説』を書くきっかけになった、とても小さな出来事 ...yamada...5+14/6/18 13:09
モダえよん日雇いくん◆...114/6/15 20:59
違反アンドリュウ114/6/15 16:17
 哲学者、芸術家の世界を変える方法についてyamada...214/6/14 7:16
可能性の地獄4*14/6/13 8:43
 スペアーアンドリュウ114/6/11 20:28
ヤマダヒフミの消失yamada...2*14/6/11 15:26
人間の本質を露呈させるものとしての文学2*14/6/10 13:30
ミシェルウェルベック『素粒子』書評4*14/6/9 15:34
 オレオレ詐欺アンドリュウ114/6/8 21:20
ジョニー=サンダースとミシェル=レベッカopus114/6/6 23:41
ガンバリンアンドリュウ114/6/6 22:33
排気ガス、五十音表、あぶらはるな414/6/6 18:38
混迷錯雑した小説論yamada...1*14/6/5 20:12
 ミッシングリンクアンドリュウ114/6/4 21:27
或る芥川賞作家の受賞会見yamada...114/6/4 16:37
 カードアンドリュウ114/6/3 18:02
夜更けの紙相撲 水の月 プロミストランドそらの珊瑚11*14/6/3 9:04
 踏切アンドリュウ114/6/2 12:42
 窓口にて・・・314/6/1 8:54
よかおなご114/5/30 23:31
息のこと[group]はるな514/5/30 17:45

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【散文(批評随筆小説等)】散文詩は禁止。散文詩は自由詩のカテゴリへ。
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