何年かぶりに新聞を読んだ。明治6年創刊の『信濃毎日新聞』一面の左下、敬老の日を報せる日本国国旗の隣に、お題に寄せて写真を投稿できる(こと映え)という名物 ....
五セットもあった作業用手袋を失くした。
引越しの際、いずこかへさよならしたと思われる。実技講習で使わなければならないのに、なんてこったである。百均に買いに行かなければ。なんだか、こんなことばかり ....
『大成功』
一章「ファースト・コンタクト」
観測者は一つの装置を螺一本なしに頭の中に組み立てあげた。千の昼と千の夜のあいだ遥か頭上では銀漢は廻った。惑星は星座の間隙を七曲に裁縫した。観測者 ....
{引用=古いパソコンのハードディスクを整理していたらおよそ9年前のこんな文章が出て来た。当時ぼくはホームヘルパー2級の資格を取るため、地元にある「やすらぎの園」という特別養護老人ホームで実習に行って ....
スナックねね。
その店名から彼は豊臣秀吉の正妻の名前を連想した。それは特別な歴史認識じゃなくて普通だった。
千葉に近くて東京のはずれにあった街。だったが地方出身で山間の土地から上京し就職して一年余 ....
本を見ていたら、ふと夕焼けの気配が気になった。勝手口から外に身を圧し出してみる。すると、その音に驚いた鳶が畑の近くの草地から、ぶわっと飛び立つ。
気象現象については詳しくないが、台風が日本 ....
ぼくは昔から人よりいくらか理解力が劣っている所がある。
これは確かなことで、1回言われてもすぐに分からないのは勿論で、3回ぐらい言われても分からないことが結構ある。
例えば仕事においては他 ....
自助グループがその後どのような経過を辿り雲散霧消したのかはまた別の機会に触れるとして、今回はぼくが当時していた仕事の話を少しだけ。
ぼくは20代後半の時、これはどこかで書いたかも知れないが、 ....
題名通り。
前回の「英詩を書いて思ったこと」だか、そういうタイトルの何かが
おかげさまで皆様に好評なので実際に今ここでテキトーにズバババっと書いてみます。
現在時刻19:13
よーいどん! ....
たとえばちょっとした時、他人の車に乗らなきゃいけなくなって乗り込んだ途端、ああ人の匂いだなと思うことがある。その人の、ひいては生活者の匂いだな、と。消臭剤では隠し切れない微妙な生活臭及び体臭、あのそこ ....
歳を取り年々感じるのは、死んだ父にますます自分が似てきたという事だ。父は自分が十七の時に他界した。享年五十八。逝ったのは冬のおそろしく寒い夜更けの事だった。その時のことは今も鮮明に覚えている。
....
天気予報通り空は晴れ上がっていた。
夜。一人でアパートの部屋に帰ったら間もなく入口と出口を兼ねるドアがノックされた。
彼は独身で孤独感満載な毎日を生活している三十代半ばだった。彼女はいない。出来た ....
まずここに嗚呼、という感嘆詞を置く。他に良い感嘆詞を知らない。
もっと感嘆詞を学ぶ必要があるが鈍重なこの頭はそれを拒否する。こういう書き出しは、読む者の心を暗くする。そして、書く者の心に至ってはそ ....
最近、英詩を書き始めました。
書き始めて1週間が経過。
英詩を書くといっても、
まずは自分の普通に書いた詩をある翻訳サイト
(グー○ル翻訳などではなく、AIが翻訳してくれるサイトがあるんで ....
苦しみの只中にある時、人の辛さを被う布となり底へおりる意識の錨となるのは安易、だという事は、なかなか忘れ勝ちだ。困難は、苦しみが拭われてから始まる。周囲を見回した時にこそ、初めて顕現する。霧が晴れた庭 ....
秋、畑を耕すことを秋耕と云うそうです。晩秋や初冬に植え付けをする作物の為の下拵えを、土にほどこしてやる必要があるのです。苦土石灰をばら撒いて、鍬を入れ、もう一度石灰を力士が塩を土俵にまくように放っ ....
なんだか、時々、こういう風に思います。
現代詩フォーラムに毎日投稿される詩、それから過去ログの詩もですが、嫌な時もたまにはありますが、大体はそれらを一つ一つちゃんと読んでみたいなと思ったり。
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大して自分の事を知らない人にクズと言われ、よく自分の事を知っていると思っていた人に死ねと言われ、連絡を取ろうとした人には悉く無視をされ、そんな自分に耐えられなくて詩や俳句や散文を書いてきた。そこに何か ....
ポエマーの皆さん、こんにちは!
ところであなたは、ポエムチックな長文ラブレターを送ってフラれたことはないですか? ポエマー体質な自分なんかは、すぐこれやらかします^^
普通に書いたら面白くない ....
正直なところ、たしかに生活することは悪くない。湯を沸かし、布を洗い、床を磨き、花を飾る。娘の髪を梳き、夫の靴をそろえ、ときどき、外で花を売ることは。
どうしても今日死ななければいけないのに。とい ....
とにかくぼくは20代後半の頃、色々なことをやってみなければと思い、比較的時間に融通のきく仕事をしながら自助グループを主宰し、ボランティア活動をし、NEETやひきこもりの専門家に会いに行っては生意気な質 ....
ぼくの一番の幼馴染は身長が185センチもあって運動もできた。たしか東大大学院まで行って、その後はIBMに勤めて、今は奥さんも子供もいるそうだ。しかも性格も頗る良い。ぼくが中学の時代に不登校になった時、 ....
今日、先年の水害で何もかもが水浸しとなった地区に行ってきた。路肩に植えらていた筈のマリーゴールドは尽く引き抜かれ、その代わりに黒い農業用マルチがのっぺりと施されていた。
ちょうど一年 ....
明け方に雨は上がり、比較的安定した天気予報であることを確認し家を出た。しかし、誰もいない登山口には未だ霧雨が降り、いやおうなしに雨具を着ることになる。この暗黒の迷宮に向かうような心境というのは、言葉 ....
コロナ禍で今回は、インターネットで回答しようと
したが、その利用ガイドがこなかった。そこで国勢
調査コールセンターに電話したところ、それはおか
しいので、担当地区へ電話して下さいとの事。電話
....
ここ数年テレビ番組の中で、これは面白いと思えるのは、この番組だけだ。テレビ番組と言っても地上波全国放送ではない。CSと(関東では)TVKで放映されているだけの九州ローカルの番組で、出演者も福岡を活動拠 ....
今日は落ち込んだことがあった。
職業訓練の筆記問題の算数の問題が半分ぐらい出来なかったのだ。事前に例題で連立方程式の解き方を思い出しておいたのに、小数点が混ざった乗除の計算をする際、約分の時に必 ....
詩を差し挟む余地など無いようなぐらぐらした時間がある。
2ヶ月前会社を辞めた時、お世話になった上司に挨拶もせずに去ってしまった。現在に至るまで放置したままで、一番お世話になった先輩には口頭でもL ....
「本日、登山道の除草をしています。御注意ください」、と、コピー用紙にマジックで手書きしたものを車のサイドガラスに貼り付けたのは朝の五時五〇分。その後今季初の登山道の除草に分け入った。
八月中に廃 ....
Uさんのお宅へは何年も通った。Uさんは地元の新聞の俳壇に俳句を投稿していて、何年か前に期間賞の次席に輝いたことが自慢だった。その時のぼくは百人近くいる職員の中で唯一の男性ホームヘルパーだったこともあり ....
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